3Dプリンター技術研究所(InkJet&FDM熱溶解積層法

間違いだらけの3Dプリンター選び

テレビや雑誌で頻繁に取り上げられている3Dプリンターですが、一部で誤解を招くような情報の伝え方をしているため、3Dプリンター選びについては慎重に対応する必要があります。その中でも多い間違いを下記に列挙してみました。

選択を間違う場合、大きく分けて3つの間違いがあります。
  • ①3Dプリンターそのものに対する誤解

  • ②造形方式が求めている物を作る方式としてふさわしくない

  • ③造形方式は問題ないが、メーカーや機種選定が間違っている

①3Dプリンターそのものに対する誤解

  • 価格が10~50万円のFDMプリンターでも金属製の物が作れる
  • データがあれば、なんでも作れる
  • データが同じであれば、同じ物がつくれる
  • つくった物はそのままでも売れるような、きれいな表面状態である
  • 1時間もあれば相当な大きさのものまでつくれる
  • つくった物は成形品と同じように、液体を入れたり密封できる
  • ②造形方式が求めている物を作る方式としてふさわしくない

    求めている物の品質や強度について、明確にしておく必要があります。
    参考のため、購入する場合のチェックリストを下記に示しますので、参考にして下さい。
    個別には、このリスト以外のチェック項目が重要となる場合もありますので、あくまでも 参考程度にとどめて下さい。

    購入前チェックリスト(準備中)
    購入前チェックリスト

    また、プリンター本体だけでなく、消耗品や保守費用、保守体制や保証期間などにも 注意が必要です。

    ③造形方式は問題ないが、メーカーや機種選定が間違っている

    造形方式が同じでも、プリンターのメーカーによって使い勝手や品質には大きな差があります。

    よくある誤解の例として

  • 価格が高いほど精度の良いものが作れる
  • 価格が高いほど使いやすい
  • 消耗品はどこも同じような価格である
  • 完成品の購入なので、調整しなくてもすぐに造形ができる
  • 組み立て式は図面通りに組み立てれば、正常に物が作れる
  • 3Dプリンター選びは多くの正確な情報を元に選定しないと、無駄な使えない物を購入してしまうことになります。そのような事がおこらないように、是非当研究所の機種選定コンサルティングサービスをご利用下さい。詳しくは下記をご参照下さい。

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