3Dプリンター技術研究所

3Dプリンター技術研究所(InkJet&FDM熱溶解積層1

3Dプリンターに関する高度な技術と豊富な情報

ご挨拶

研究所 所長 工学博士 山口修一 
(3D プリンター&インクジェットコンサルタント)

デジタルファブリケーション分野における、AM(Additive manufacturing)装置の中で、 低価格のFDMプリンターやインクジェット式の3Dプリンターが注目を集めていますが、 その本格的な進化は、これからと言えます。様々な情報があふれている中で、当研究所は 30年以上に及ぶインクジェット開発経験と様々な分野との接点やチャンネルを活かす ことにより、3Dプリンター関連ビジネスの発展に寄与できるように努めて参ります。

研究所所長 山口修一

山口修一 略歴
1983年 東京工業大学大学院、博士前期課程修了
1983年 大手プリンターメーカー入社。インクジェット開発に従事
1997年 マイクロジェット設立、代表取締役就任
2013年 大阪大学大学院、博士後期課程修了
2012年 著書 光文社新書『インクジェット時代がきた!』
3Dプリンターに関する講演、ラジオ出演多数

3Dプリンター技術研究所では下記のようなご要望にお応えすべく、日々技術革新と情報収集に努めています。

新着情報

2018/7/2new
第29回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第29回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/5/23
第29回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/20(水)~6/22(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東21-30
2018/2/19
3D Printing 2018展来場の御礼
3D Printing 2018展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/1/12
3D Printing 2018展に出展致します。
2/14(水)~2/16(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6J-23
2017/11/10
formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2017。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2017/6/26
第28回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第28回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/5/24
第28回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/21(水)~6/23(金)
東京ビッグサイト 東1ホール
ブース№43-29
2017/2/20
3D Printing 2017展来場の御礼
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/1/16
3D Printing 2017展に出展致します。
2/15(水)~2/17(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6L-22
2016/12/26
セミナーご参加の御礼
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。     
2016/10/26
formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2016。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2016/6/27
第27回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016/5/31
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/22(水)~6/24(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東7-38
2016/2/3
3D Printing 2016展来場の御礼
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/12/21
調査レポート先行予約開始のお知らせ
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』の先行予約を開始いたしました。
2015/12/22
3D Printing 2016展に出展致します。
1/27(水)~1/29(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6G-20
2015/12/11
セミナーご参加の御礼
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2015/8/26
視察ツアー募集開始のお知らせ
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。
Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015/8/18
講演会ご参加の御礼
先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、当研究所所長山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/7/3
第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/28
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/24(水)~6/26(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東8-38
2015/5/21
BIO tech2015展来場の御礼
BIO tech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/21
先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/4/13
BIO tech2015展に出展致します。
5/13(水)~5/15(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№4-47(微細加工ゾーン内)
2015/3/11
先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/2/18
nanotech大賞2015受賞報告
弊社は、nanotech2015展に出展し、
「nanotech大賞2015 日刊工業新聞社賞」を受賞いたしました。
2015/2/18
nanotech2015展来場の御礼
nanotech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/2/18
3D Printing 2015展来場の御礼
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014/12/19
nanotech2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東4~6ホール
ブース№ 5G-02
2014/12/19
3D Printing 2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6D-09
2014/12/19
先日行われました近畿化学協会機能性色素・エレクトロニクス部会東京地区合同公開講演会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/12/19
先日行われました日本印刷学会の2014年度プリプレス研究会にて、弊社の堀が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/23
先日行われました色材協会関東支部の印刷インキアドバンス講座にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/15
先日行われました農工大・多摩小金井ベンチャーポート9月セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/9/16
BioJapan 2014展に出展致します。
10/15(水)~10/17(金)
パシフィコ横浜
ブース№ B101(中小機構ブース内)
2014/7/14
先日行われました大阪府工業協会の2014年度3Dプリンタ実践導入研究会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/7/14
先日行われました愛知県経営者協会機械金属部会総会の特別講演にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/5/27
第25回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/25(水)~6/27(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№7-40
2014/4/23
BIO tech2014展に出展致します。
5/14(水)~5/16(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№8-1(バイオ医療開発ゾーン内)
2014/1/22
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2014/1/15
nanotech2014展に出展致します。
1/29(水)~1/31(金)
東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
ブースNo.6-G21
2013/12/18
3Dプリンターセミナーの次回開催日は2014年2月の予定です。
2013/12/4
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2013/12/2
3Dプリンター技術研究所ホームページを新たにオープンしました。

セミナー・イベント情報

2017/11/10
【formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2017年12月15日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2016/12/26
【formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2016年12月22日(木)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2015/12/11
【EuroMold2015 & formnext
にみる3Dプリンター最前線】

開催日 :2015年12月10日(木)
開催場所:AP品川
※満席により、お申込みは終了しました
2015/1/20
【EuroMold 2014 から見えてきた3Dプリンティングの未来】
開催日 :2015年1月21日(水)
開催場所:(株)3Dプリンター総研 セミナールーム
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/5/21
【3Dプリンター体験会】
開催日 :2014年5月24日(土)
開催場所:当研究所
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/1/22
【3Dプリンタ、造形材料開発者向け
セミナー】
開催日 :2014年3月6日(木)
開催場所:東京都内
※お申し込みは終了しました

新刊・レポ

2018/7/4new【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と先進分野への応用
体裁/A4判 264頁
詳しくはこちら
2018/7/4new【最新書籍情報!】
2018年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 168頁
詳しくはこちら
2018/1/22【最新書籍情報!】
formnext2017 報告レポート
体裁/A4判 240頁超 フルカラー
詳しくはこちら
2017/6/21【最新書籍情報!】
2017年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 175頁
詳しくはこちら
2017/2/28
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
体裁/B5判 上製 230頁
詳しくはこちら
2016/3/28
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場
~IoT時代に求められるモノづくり~
体裁/A4判 並製 182頁
詳しくはこちら
2016/1/27
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
体裁/B5判・270頁 詳しくはこちら
2015/12/21
【最新調査レポート情報!】
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
体裁/A4判レポート・165頁フルカラー
詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
体裁/B5判・280頁 詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
体裁/A4判・143頁 詳しくはこちら
2015/2/25
【最新調査レポート情報!】
『EuroMold2014 報告レポート』
<Euro Mold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来>

2014年11月25日より28日までの4日間ドイツのフランクフルトで開催されたEuroMold 2014。先日、報告会を開催いたしましたが、かねてからご要望のありましたレポート版が完成いたしました。
詳しくはこちら
2014/2/26
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンタに関する特許分析レポート』

「3Dプリンタ」に関連する特許を分析、さらに3Dプリンタを取り巻く環境情報(訴訟・市場) をコンパクトに整理致しました。
詳しくはこちら
2013/12/18
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンティング革命アメリカ最新レポート』

アメリカの3Dプリンターを利用したビジネスの数々を紹介!!
詳しくはこちら
2013/12/2
【おすすめ度No.1書籍】
3Dプリンターについて書かれた、 当研究所の所長の著作本は こちら

世界の3Dプリンターニュース 抜粋 ニュース一覧はこちら

掲載日:2018年8月19日:フォームラブズが3Dプリンティングのウェビナーを開催
フォームラブズが3Dプリンティングのウェビナーを開催米マサチューセッツ州に拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、来月に3Dプリンティングのウェビナーを開催する。「SLA3Dプリンティングのワークフロー:堅牢なエンジニアリング素材を使って高度な受容性を獲得する法」と名付けられたウェビナーは、アメリカ東部時間の9月18日13時から開催される。 ウェビナーではステレオリソグラフィーの基本と、フォームラブズのデスクトップ3Dプリンター「フォーム2」を使った3Dプリンティング技術の基本が解説される。また、製品のコンセプトメイキングから最終的なプリントまでのワークフローが、各フェーズごとに詳しく紹介される。 講師はフォームラブズのチャネル・アプリケーション・エンジニアのケビン・ゴウティエ氏が務める。同氏はフォームラブズでチャネルパートナーのトレーニング責任者として勤務している。 フォームラブズは、これまでに3Dプリンティング技術に関する白書などを公開しているが、3Dプリンティング技術についてのウェビナーを開催するのは今回が初とみられる。 フォームラブズは2012年にマサチューセッツ工科大学のエンジニアらが立ち上げたベンチャー企業。これまでにデスクトップSLA3Dプリンター「Form1」「Form2」をリリースしている他、SLA3Dプリンター用の各種の高機能樹脂を開発している。
掲載日:2018年8月18日:ヨーロッパの小売業者の73%が3Dプリンターに前向きな評価
ヨーロッパの小売業者の73%が3Dプリンターに前向きな評価ヨーロッパの小売業者の73%が、3Dプリンターに前向きな評価をしていることが明らかになった。 リコーヨーロッパがヨーロッパ圏内の791の小売業者に対して行った調査によると、対象となった小売業者の84%が顧客が納期の短縮を求めており、74%がよりパーソナライズされた製品を求めていると答えた。また、68%が3Dプリンティング技術が自社のビジネスの差別化に活用できると答えた。 また、68%が今後二年以内に3Dプリンターを実際に導入すると答えており、60%が3Dプリンターがプロダクトライフサイクルの短縮に活用でき、73%が3Dプリンターが自社ビジネスの市場拡大にプラスの効果をもたらすと答えた。 リコーヨーロッパのデヴィッド・ミルズCEOは、「今日のモバイル時代においては、顧客に適時に正しい製品を供給することが極めて重要です。ブリック・アンド・モルタル型の小売業者は、オンデマンド化とパーソナライズ化でネットの強豪と対決しようとしています。小売店の閉鎖が日常化する中、先進的な小売業者は3Dプリンターへ活路を見出し、新たな購買経験を提供して顧客のロイヤリティを確保しようとしているのです」とコメントしている。
掲載日:2018年8月17日:マサチューセッツ工科大学がオンラインのアディティブ・マニュファクチャリング講座を開催
マサチューセッツ工科大学がオンラインのアディティブ・マニュファクチャリング講座を開催マサチューセッツ工科大学(MIT)が、オンラインのアディティブ・マニュファクチャリング講座を開催する。講座は現地時間の10月1日から11週間に渡って開催される。 「革新的デザインと生産のためのアディティブ・マニュファクチャリング」と題された講座は、MITの機械工学部ジョン・ハート教授が開発したもので、アディティブ・マニュファクチャリングに関心を持つビジネスマンやエンジニアを対象にしたもの。受講料は1,950ドル(約214,500円)で、グループディスカウントも提供されるという。 受講者はCADソフトを使ったプロダクトデザインを学ぶほか、ポリマー、メタルなどの素材に応じた3Dプリンティング技術をの基本なども学ぶ。また、アディティブ・マニュファクチャリングによるモノづくりのプロダクトライフサイクル全般についても学ぶ。 各講座ではハート教授に加え、MIT電子工学部のステファニー・ミューラー准教授や、ウォジュシエック・マツシキ准教授なども教鞭を振るう。 3Dプリンティング、アディティブ・マニュファクチャリングに関するオンライン講座は過去にも開催されているが、11週間の本格的な講座が開催されるのは珍しい。 受講手続きはMITのxProサイトから行える。
掲載日:2018年8月16日:アレフ・オブジェクトが超小型造形用エクストルーダーをリリース
アレフ・オブジェクトが超小型造形用エクストルーダーをリリースコロラド州に拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のアレフ・オブジェクトが、超小型造形用エクストルーダー「LulzbotアエロストルーダーV2マイクロ」をリリースした。「LulzbotアエロストルーダーV2マイクロ」は、アレフ・オブジェクツの小型デスクトップ3Dプリンター「Lulzbotミニ2」に搭載される。 「LulzbotアエロストルーダーV2マイクロ」は0.25mmサイズのノズルを搭載したホットエンド・エクストルーダーで、イギリスに拠点を置くエクストルーダーメーカーのE3Dが開発した。 「LulzbotアエロストルーダーV2マイクロ」について、アレフ・オブジェクツの製品スペシャリストのアダム・ストレイト氏は、「レゾルーションと仕上がりの滑らかさという点で、この新しいヘッドはとても驚異的です。このエクストルーダーは、我々のプリンターに最上級のプリント品質をもたらしてくれるでしょう」とコメントしている。 アレフ・オブジェクツは、「LulzbotアエロストルーダーV2マイクロ」を搭載したLulzbotミニ2の販売を今年9月から開始するとしている。また、今月12日から16日までカナダのバンクーバーで開催されるSIGGRAPH展示会ででも気を展示するとしている。 アレフ・オブジェクトは2011年設立。設立以来オープンソースの3DプリンターLulzBotシリーズを製造販売し、近年業績を伸ばしている。同社は昨年アメリカの経済雑誌「Inc.」が選ぶ「最も成長している未上場コンピューターハードウェア企業500社」に選出されている。
掲載日:2018年8月15日:アメリカの対中国関税によりフィラメントの価格が上昇か
アメリカの対中国関税によりフィラメントの価格が上昇かアメリカが計画している対中国関税により、ABSやPLAなどの3Dプリンター用フィラメントの価格が上昇する可能性が高いと業界関係者が噂している。 トランプ政権は現在、中国からの特定の輸入品に25%の関税を課す計画を立てているが、ポリマー原料やモノフィラメント原料も関税品リストに含まれている。アメリカで流通している3Dプリンター用フィラメントのほとんどは中国からの輸入品であり、関税が直接価格上昇につながる可能性がある。 一方で、関税による価格上昇の懸念から、中国側での出荷価格が低下し、関税分の値上がりを吸収すると見る向きもある。実際のところ、ABSなどのフィラメントはアメリカ市場でも需要が安定しており、価格の上昇圧力は限定的だとする見方もある。特に、汎用品のABSやPLAのフィラメントは、Amazonなどでも価格が下落基調にある。 また、ナイロンやカーボンファイバー系フィラメントなどの高機能フィラメントの多くはアメリカ国内で製造されており、中国産フィラメントが値上げされた場合、中国製フィラメントを使用しているユーザーが、アメリカ製フィラメントへ切り替える可能性もある。 いずれにせよ、中国産フィラメントに関税が課される今後、アメリカ国内のフィラメント市場の様相が変わることは間違いないだろう。
掲載日:2018年8月14日:スカルプティオがウレタン・メタクリル樹脂の提供を開始
スカルプティオがウレタン・メタクリル樹脂の提供を開始フランスとアメリカで事業を展開しているフランスの大手サービスビューローのスカルプティオが、ウレタン・メタクリル(UMA90)樹脂の提供を開始した。 スカルプティオによると、ウレタン・メタクリル樹脂はナイロンPA12の基本特性とCLIP樹脂の滑らかなサーフェスを有しているのが特徴という。造形の仕上がりが滑らかで、造形後に研磨する事でさらに滑らかな仕上がりが得られるという。また強い耐久性から、製造業用冶具の製造や各種の試作品の製造に向いているとしている。なお、現時点では白と黒の二色のみ提供されている。 スカルプティオでは、3Dモデルのアップロードから最短で4営業日でプリントして出荷できるとしている。また、造形サイズは最大で141 x 79 x 330 mmとなっている。 スカルプティオはメタル3Dプリンター、SLA3Dプリンターなどのハイエンド3Dプリンターを使った3Dプリンティングサービスを提供している。スチール、ステンレス、チタンなどの金属素材に加え、各種のエンジニアリングプラスチックなどの紫外線・光硬化樹脂などの樹脂素材など、各種の素材を幅広く提供している。また、フランスのベンチャー企業のOctobre71と共同で、カスタムメイド眼鏡のオンデマンド製造サービスなども展開している。
掲載日:2018年8月13日:スリーディーシステムズがジョージフィッシャーの子会社と戦略提携契約を締結
スリーディーシステムズがジョージフィッシャーの子会社と戦略提携契約を締結アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、スイスの大手工作機器メーカーのジョージフィッシャーの子会社と、戦略提携契約を締結した。 契約によると、スリーディーシステムズとGFマシニング・ソルーションズは、素材管理システムやアディティブ・マニュファクチャリング技術関連のソフトウェアを共同で開発し、スマートファクトリーでのシームレスなワークフローの実現を目指すという。 戦略提携契約の締結について、ジョージフィッシャーのイヴス・セラCEOは、「二つの業界リーダーによる新たなパートナーシップの締結にエキサイトしています。スリーディーシステムズとGFマシニング・ソルーションズのそれぞれの経験と専門性をを統合し、我々の顧客に3Dプリンティング技術をベースにした新たなソルーションを提供できるでしょう」とコメントしている。 ジョージフィッシャーは1802年設立のスイスの老舗企業。銅精錬工場として発足し、工業用コネクターの製造などで事業基盤を築いた。1900年代に入ると航空機用部品の製造や工作機械の製造にシフトし、巨大工業企業としての地位を確立した。日本でもジョージフィッシャー株式会社とGFマシニング・ソルーションズ株式会社の二社が事業を展開している。
掲載日:2018年8月12日:Facebookが3Dプリント銃製造関連のコンテンツを削除
Facebookが3Dプリント銃製造関連のコンテンツを削除世界最大のソーシャルメディアのFacebookが、3Dプリント銃製造関連のコンテンツを削除して話題になっている。 Facebookの判断は、先週アメリカ地方裁判所が出した3Dプリント銃の3Dモデル公開の差し止めを求める暫定命令を受けたものと見られる。3Dプリント銃を開発したコーディー・ウィルソン氏の3Dモデル公開再開を違法として、9の州が同様の暫定命令を出している。 Facebookの広報担当者は、「3Dプリンターを使って銃を製造する方法を公開することは、Facebookのコミュニティ基準において認められることではありません。我々は我々のポリシーにしたがって、そのようなコンテンツをFacebookから削除してゆきます」とコメントしている。 いずれにせよ、3Dプリント銃を開発したコーディー・ウィルソン氏のサイトでは、未だにAR-15ライフルなどの3Dプリント銃の3Dモデルが公開されている。Facebookでは、Facebookからのそうしたサイトへのリンクも削除し、仮にリンクがクリックされてもエラーがでるような処置を施すとしている。 3Dプリント銃の3Dモデル公開については、アメリカでも世論を二分する議論になっている。3Dプリント銃の3Dモデル公開禁止を求める声も依然と多く、議論は今後も激しさを増してゆくと思われる。
掲載日:2018年8月11日:エアウルフ3D、大型FDM3Dプリンター「アディティブ・マニュファクチャリング・センターEVO22」をリリース
エアウルフ3D、大型FDM3Dプリンター「アディティブ・マニュファクチャリング・センターEVO22」をリリース米カリフォルニア州コスタメサに拠点を置く3Dプリンターメーカーのエアウルフ3Dが、大型FDM3Dプリンター「アディティブ・マニュファクチャリング・センターEVO22」をリリースした。 EVO22は前シリーズのEVOをベースに設計され、造形サイズを305 mm x 305 mm x 578mmに拡大した。二つのチェンバーヒーターとヒートベッドを内蔵し、ヒートベッドは最大160℃まで対応、エンジニアリングプラスチックなどの各種の高機能フィラメントに対応している。 また、ノズルの最大溶融温度は315℃。ノズルのサイズは標準で0.8mmだが、オプションで0.5mmまたは0.3mmを選択できる。フィラメントは通常のABSなどに加え、PC、PP、ナイロン、TPE、TPUなどが利用できる。なお、フィラメントのサイズは2.85mmとなっている。 EVO22の価格は11,995ドル(約131万5千円)。エアウルフ3Dまたは販売代理店から購入できる。エアウルフ3Dは、EVO22の出荷を9月から開始するとしている。 エアウルフ3Dは弁理士だったエリック・ウルフ氏が2011年に設立、Axiomシリーズなどのデスクトップ3Dプリンターをリリースしてきている。
掲載日:2018年8月10日:ニュージーランド航空が地元の3Dプリント企業と共同で航空機部品の製造テストを開始
ニュージーランド航空が地元の3Dプリント企業と共同で航空機部品の製造テストを開始ニュージーランド航空が、地元の3Dプリント企業ゼニス・テクニカと共同で航空機部品の製造テストを開始する。 ゼニス・テクニカはニュージーランドのノースショアに拠点を置く3Dプリント企業。アーカムのチタン・メタル3Dプリンターを使い、航空宇宙などの領域で各種のパーツを製造している。同社はこれまでに、人工衛星用部品の製造も手がけているという。 ニュージーランド航空は、2016年からFDM方式の3Dプリンターを使い、ポリマーを素材にキャビンコンポート用部品などの製造を行っている。ニュージーランド航空のチーフ・オペレーション・オフィサーのブルース・パートン氏は、今後はプラスチック以外の様々な新しい素材を使ってゆきたいとコメントしている。 ニュージーランド航空はまた、オークランド大学・ヴィクトリア大学と共同で3Dレーザースキャナーを使って航空機内用部品をデザインするプロジェクトも行っている。3Dスキャナーと3Dプリンターを使って航空機内用部品をオンデマンドで製造する事で、製造コストと製造時間を大きく下げることが可能になると期待されている。 航空機用部品を3Dプリンターで製造するプロジェクトは、エアバスやボーイングなどの航空機メーカーが中心となって展開されている。ニュージーランド航空のように、航空会社が単独で行うケースは非常に珍しい。
掲載日:2018年8月9日:デジタル・アロイズがシリーズB投資で1290万ドルの資金調達に成功
デジタル・アロイズがシリーズB投資で1290万ドルの資金調達に成功米マサチューセッツ州バーリントンに拠点を置くメタル3Dプリンター開発スタートアップ企業のデジタル・アロイズが、シリーズB投資で1290万ドル(約14億1900万円)の資金調達に成功した。 投資したのはG20ベンチャーズを筆頭とするベンチャーキャピタル・シンジケート。ボーイング傘下のボーイング・ホライズンXベンチャーズや、リンカーン・エレクトリック、コースラ・ベンチャーズなども含まれているという。なお、コースラ・ベンチャーズはシリーズA投資で同社に既に500万ドル(約5億5千万円)出資している。 デジタル・アロイズは2017年設立。独自開発したジュールプリンティング・マルチマテリアル・メタル3Dプリンターを開発している。同社のメタル3Dプリンターは一般的なSLSメタル3Dプリンターのようにメタルパウダーを使わず、素材そのものを溶融して造形する。デジタル・アロイズによると、同社のメタル3Dプリンターは、従来のメタル3Dプリンターよりも高速で低コストで造形が可能としている。 ボーイングは既に自社の航空機の製造に6万点もの3Dプリント部品を利用している。ボーイングが傘下のベンチャーキャピタルを通じてデジタル・アロイズに投資したことで、航空機用部品の製造に3Dプリンターを活用する機会を増やす目論見があると、業界関係者は推測している。
掲載日:2018年8月8日:アンダーアーマーがレイ・ルイスのレプリカスニーカーを3Dプリンターで製造
アンダーアーマーがレイ・ルイスのレプリカスニーカーを3Dプリンターで製造ボルチモアに拠点を置くアメリカのスポーツシューズメーカーのアンダーアーマーが、米プロフットボール(NFL)名球会選手レイ・ルイスのレプリカスニーカーを3Dプリンターで製造し、話題になっている。 3Dプリンターで製造されたスニーカー「アーキテック・フューチャリスト・シューズ」は、現地時間の先週土曜日にオハイオで開催された名球会の入会記念式で披露された。「ダイナミック・ラティス・ネットワーク」と名付けられたデザインのスニーカーは、アンダーアーマーのボルチモア工場に設置されたSLS3Dプリンターで製造された。 アーキテック・フューチャリスト・シューズは1ペア300ドル(約33,000円)で、アンダーアーマーのウェブサイトで販売される。上部にジッパーが装着するタイプで、ミッドソールも3Dプリンターで製造される。 レイ・ルイスはマイアミ大学とボルチモア・レイヴンズで活躍した名ラインバッカー。NFLを代表する名選手で、第35回スーパーボウルでは、ミドルラインバッカーとして初めて最優秀選手賞を受賞している。2013年に現役を引退後は、自らの名前を冠したボランティア団体を設立し、恵まれない子供達を支援する活動などを展開している。また、障碍者のためのスポーツ振興にも積極的に参加している。
掲載日:2018年8月7日:IDCが全世界の3Dプリンティング関連市場が2022年までに230億ドル規模に拡大と予想
IDCが全世界の3Dプリンティング関連市場が2022年までに230億ドル規模に拡大と予想市場調査会社のIDCが、全世界の3Dプリンティング関連市場が2022年までに230億ドル(約2兆5300億円)規模に拡大すると予想したレポートを発表した。 レポートによると、3Dプリンター本体、3Dプリンター用素材、3Dプリンター関連ソフトウェア、3Dプリンター関連サービスなどの市場は今後年率18.4%の成長率で成長を続け、2022年に同規模に拡大するとしている。 IDCのリサーチマネージャーのマリアンヌ・ダクイラ氏によると、世界の3Dプリンティング市場は、古くから3Dプリンターが使われてきている航空宇宙や自動車などの業界以外で拡大する可能性が高いとしている。また、分野では3Dプリンティング関連サービスと小売りが高い成長を続け、2022年までに10憶ドル(約1100憶円)規模に拡大するとしている。 市場シェアは3Dプリンター本体と3Dプリンター用素材が全体の三分の二を占めている一方、3Dプリンティング用ソフトウェアが今後シェアを拡大するとしている。 3Dプリンターの用途では試作品製造、完成品製造のウェイトが高く、全体の45%を占めるとしている。 国・地域ではアメリカが2019年時点で540億ドル規模を占め、EUが400億ドルで続くとしている。アメリカとEUだけで全世界の市場の三分の二を確保するとしている。 また、中国の市場も拡大し、アメリカ、EUに続いて三位につくとしている。
掲載日:2018年8月6日:イギリスの企業がFDM3Dプリンター用PAEKフィラメントを開発
イギリスの企業がFDM3Dプリンター用PAEKフィラメントを開発イギリスの企業がFDM3Dプリンター用PAEKフィラメントを開発した。 開発したのは3Dモデルマーケットプレイス運営のE3Dオンラインと、ランカシャーに拠点を置く高機能ポリマーメーカーのビクトレックスの二社。PAEKフィラメントを開発するのは世界初と見られる。 PAEKはビクトレックスが開発した高機能ポリアリルエーテルケトン製品のひとつ。軽量で高い強度を持つため、各種の産業分野で幅広く活用されている。PAEKフィラメントのリリースについてE3Dオンラインのヘッドエンジニア・ロリー・ヤング氏は、「PAEKは、特に航空宇宙産業において極めて破壊的な存在になる可能性を有しています。高い強度と耐化学性は、既存のアルミニウム部品などをリプレースする可能性があります。また、PAEKはコスト的にも十分な優位性を有しています」とコメントしている。 ビクトレックスは、PAEKフィラメントの製造に二年をかけ、各種の改良を施したという。また、PAEKフィラメント製造プロジェクトには、エアバスグループ、エクスター大学アディティブ・レイヤー・マニュファクチャリング研究所なども参加したという。 なお、PAEKフィラメントは9月25日と26日にバーミンガムで開催されるTCTショーで展示される予定。
掲載日:2018年8月5日:Venturi3Dが3Dモデル内蔵型3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを開始
Venturi3Dが3Dモデル内蔵型3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを開始米フロリダ州クリアウォーターに拠点を置く新興3DプリンターメーカーのVenturi3Dが、3Dモデル内蔵型3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを開始した。 同社が開発した3Dプリンター「Venturi3D」は4色フィラメント対応のマルチマテリアルタイプの3Dプリンターで、すぐにプリント出来る1,000種類の3Dモデルを内蔵している。キックスターターキャンペーンでは、現時点で36人のバッカーから10,537ドル(約1,176.681円)の資金を集めている。なお、キックスターターでの販売価格は、アーリーバード特別価格で1台999ドル(約11万円)となっている。 内蔵された3Dモデルは「音楽」「教育」「ツール」「玩具」「アート」などのカテゴリに分類され、いずれもタッチパネルから選択可能。3Dモデルを選択し、「プリント」のアイコンをクリックするだけで自動的にプリントが始まるという。 「Venturi3D」を開発した理由について、同社の共同創業者のクリストファー・レーン氏は、「現在の3Dプリンター市場は無数の低価格3Dプリンターによって停滞を余儀なくされています。いずれもホットサーフェスが露出していたりと、安全性に問題があります。さらに、そうした低価格3Dプリンターは、必ずしも簡単に扱えません。我々は、そうした現状を打開し、業界を新しい方向へ導くための3Dプリンターを開発したのです」とコメントしている。
掲載日:2018年8月4日:リーボックが3Dプリントシューズの製造を開始
リーボックが3Dプリントシューズの製造を開始米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くシューズメーカーのリーボックが、3Dプリントシューズの製造を開始する。同社のロードアイランド工場で製造を本格化する。 リーボックは2016年にドイツの化学企業BASFと共同で、3Dプリントシューズのプロトタイプの製造に成功していた。リキッドファクトリーと名付けられた工場で、300ペアのスニーカーシューズが製造され、いずれも注文受付開始から数時間で完売していた。 3Dプリントシューズの製造工程では型を使わないため、デザインの変更が容易に行える。3Dプリントシューズは、基本的にはユーザーそれぞれの足に合わせてカスタムメイドされる。また、3Dプリントシューズにはリバウンド・アウトソールが搭載され、通常のアウトソールよりも高い衝撃吸収性能を確保している。 プロトタイプの3Dプリントシューズの製造ではBASFから供給される原料に制限があり、製造数量が限定された。今回、BASFによる供給が定常化されたため、フルプロダクション実現の運びとなった。 シューズ業界ではリーボック以外でも3Dプリントシューズの製造を始めている。ドイツのアディダスも、アメリカのハイエンド3Dプリンターメーカーのカーボンと共同で3Dプリントシューズの製造を開始している。
掲載日:2018年8月3日:フォームラブズが1500万ドルの資金調達に成功、ジェフ・イメルトが取締役に就任
フォームラブズが1500万ドルの資金調達に成功、ジェフ・イメルトが取締役に就任マサチューセッツ州に拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、ベンチャーキャピタルのニュー・エンタープライズ・アソシエイツから1500万ドル(約16憶5千万円)の資金調達に成功した。フォームラブズは今年初めにもシリーズC投資で3000万ドル(約33億円)の資金を調達しており、同社が調達した資金の総額は1億ドル(約110億円)を超えた。 また、フォームラブズは、ジャック・ウェルチの後任として長らくGEのCEOを務めたジェフ・イメルト氏が同社の取締役に就任したと発表した。 フォームラブズは年率100%程度の成長率で成長を続け、現在は500人のスタッフで北米市場を中心にヨーロッパ、アジア市場に製品を供給している。同社のSLA3Dプリンター「Form1」「Form2」シリーズは、デスクトップSLA3Dプリンターとしては最大の市場シェアを確保している。SLA3Dプリンターに加え、同社はデスクトップSLS3Dプリンターや、SLA3Dプリンター用の各種の高機能樹脂も製造している。 フォームラブズは2011年にマサチューセッツ工科大学メディアラボの研究者らが中心となって設立された。フォームラブズはデスクトップSLA3Dプリンターのマーケットで最大のシェアを有している。
掲載日:2018年8月2日:米国連邦地裁が3Dプリント銃の3Dモデル公開に仮差止命令
米国連邦地裁が3Dプリント銃の3Dモデル公開に仮差止命令米国務省と和解し、現地時間の8月1日から3Dプリント銃の3Dモデルの公開を再開するとしていたアメリカの活動家コーディー・ウィルソン氏の活動にまったがかかった。ワシントン州などの8州が、ウィルソン氏と国務省の和解内容に問題があるとしてワシントン州連邦地裁に提訴、3Dプリント銃の3Dモデル公開に仮差止命令が出された。 3Dプリント銃の3Dモデル公開を禁じる動きは他州でも広がり、ニューヨーク州はコーディー・ウィルソン氏率いる非営利団体ディフェンス・ディストリビュテッドに対し、同州内での3Dプリント銃の3Dモデル公開を禁じる命令書を発布した。 ペンシルバニア州でも、ディフェンス・ディストリビュテッドに対し、同州内で3Dプリント銃の3Dモデル公開を行わないよう要請した。ディフェンス・ディストリビュテッドはそれに応じ、同州内からのアクセスをブロックすることに同意した。 コーディー・ウィルソン氏が開発した3Dプリント銃はプラスチックをベースにしており、一般的な金属探知機では探知が困難とされている。また、通常の銃火器のようにシリアルナンバーなども付けられてなく、さらに購入者のバックグラウンドチェックも必要ないなど、治安上の重大な問題があるとされている。3Dプリント銃の3Dモデル公開を禁じる機運は、今後もさらに広がる可能性がある。
掲載日:2018年8月1日:3Dルックが100万ドルのシードファイナンスを実施
3Dルックが100万ドルのシードファイナンスを実施アパレル業界用3Dボディースキャニング技術を開発しているアメリカのスタートアップ企業の3Dルックが、100万ドル(約1億1千万円)のシードファイナンスを実施した。調達した資金はコンピュータービジョン、AIなどの技術者の採用などに使われるとしている。 3Dルックは2016年設立。SAIA(Scanning Artificial Intelligence for Apparel:アパレル業界向けスキャニングAI)と呼ばれる独自のスキャニング技術を開発している。SAIAは、対象者の全体像を3Dスキャンし、スマートフォンアプリなどでVR化して活用するもの。Eコマースなどでの利用が期待されている。 SAIAはすでにKoviemなどのアパレル系スタートアップ企業に利用されている。Koviemは消費者一人ひとりに合わせたオーダーメイドの服を製造していて、SAIAを利用することで売上が対前年比で20%増加したという。 3Dルックはこれまでにシードファイナンスで40万ドル(約4,400万円)を調達しており、同社がシードファイナンスで調達した資金の総額は140万ドル(約1億5,400万円)となった。 3Dルックに投資したベンチャーキャピタルの500スタートアップスのエニス・フリ氏は、「同社への投資のリターンレートは高く、Eコマース全体の拡大に合わせて同社の技術へのニーズは高まるでしょう。特に若い世代の消費者は、自分のベッドルームをドレッシングルームとして使い始めています」とコメントしている。
掲載日:2018年7月31日:オレゴン州のショッピングモールに3Dプリンターストアがオープン
オレゴン州のショッピングモールに3Dプリンターストアがオープン米オレゴン州のショッピングモール「ローグ・バレー・モール」に3Dプリンターストアがオープンし、地元の話題になっている。 3Dプリンターストア「Iプリント3Dスタジオ」を開いたのはロンとキャロライン・トリプレット夫妻。子供が学校で3Dプリンターの使い方を学び始めたことをきっかけに、自らも3Dプリンターに関わるようになったという。 店内にはメーカーボット・インダストリーズ。ロボ3Dなどの3Dプリンターや、フィラメント・消耗部品などの3Dプリンター関連商品が陳列されている。また、3Dモデルを持ち込むと店内で3Dプリントする出力サービスも提供している。 また、「ハンドゲーム制作」「ボットづくり」「ブラッシュボット制作」といった、小中高生向けの3Dプリンティング教室も店内で開催されている。 3Dプリンターストアを開いた理由についてロン・トリプレット氏は、「3Dプリンティング技術は、建設、ゲーム、ソフトウェアエンジニアリングなどの領域において重要な技術になるのは間違いないでしょう。それゆえ、子供達にこの世界に早くから関与してもらう必要性を覚えたのです。この店をきっかけに、子供達が未来のキャリアづくりの土台にしてもらえると嬉しいです」とコメントしている。 ローグ・バレー・モールはカリフォルニア州との州堺そばに位置する大型ショッピングモール。モールの営業時間は平日が10時から夜9時まで、日曜日が11時から夜7時までとなっている。
掲載日:2018年7月30日:チャック・シュマー米上院議員が3Dプリント銃の3Dモデルの公開に懸念を表明
チャック・シュマー米上院議員が3Dプリント銃の3Dモデルの公開に懸念を表明チャック・シュマー米上院議員(ニューヨーク選出・民主党)が、3Dプリント銃の3Dモデルの公開に懸念を表明している。先週開かれたプレスカンファレンスで表明したもので、先週発表されたコーディー・ウィルソン氏と米国務省による和解案に懸念を示している。 コーディー・ウィルソン氏は、2013年に世界初の3Dプリント銃「リベレーター(解放者)」の3Dモデルをインターネットに公開、瞬く間に世界中に拡散させた。その後、米国務省がウィルソン氏に3Dモデルをインターネットから削除するよう要請し、両者の間で争いになっていた。今回の両者の和解により、ウィルソン氏は早ければ来月8月にも3Dプリント銃の3Dモデルの公開を再開するとしている。 シュマー米上院議員は、「3Dプリント銃の3Dモデルが公開されることで、自宅に3Dプリンターがあれば、だれでもAR-15やAR-10といった非常に危険な半自動小銃を作る事が可能になってしまう」と、その危険性を指摘している。また、議員は3Dプリンター銃がプラスチックで作られることから、一般的な金属探知機で探知できないことの危険性についても懸念を表明している。 コーディー・ウィルソン氏による3Dプリント銃の3Dモデル公開は、アメリカ以外の国においても関心を呼び、世界的な議論を引き起こしている。
掲載日:2018年7月29日:Amazonが独自ブランドの3Dプリンター用フィラメントの販売を開始
Amazonが独自ブランドの3Dプリンター用フィラメントの販売を開始EC大手のAmazonが、独自ブランドの3Dプリンター用フィラメントの販売を開始する。アメリカ国内市場が対象で、ABS、PLA、PETGの三種類のフィラメントが提供される。 フィラメントは1.75mm径の1スプール1キログラムで、価格はいずれも19.99ドル(約2,200円)。5パックのセットが79.99ドル(約8,800円)で提供される。いずれも送料が別途必要。いずれも1年間の保証付きで、シール付きの保存用バッグも提供される。 フィラメントはいずれも現在プレオーダー中で、正式な注文受付は来月8月から開始される。 Amazonの会員制サイトのヴァイン・ヴォイス・レビュアーによると、AmazonのPETGフィラメントは5点満点中4.8点の高評価を得ているという。同サイトのトップ1000レビュアーのナード・アラート氏によると、AmazonのPETGフィラメントは「きわめて高品質で、使用上の問題点は特に見つからなかった」としている。 Amazonは5年前から3Dプリンター関連製品の取り扱いを開始している。現時点で、Amazonでは3Dプリンター本体を始め、各種のフィラメントや周辺機器、部品などの様々な製品が販売されている。アメリカでは、Amazonは3Dプリンター関連製品の主たる流通インフラとして機能し始めている。
掲載日:2018年7月28日:マテリアライズが3Dプリンターでマンモスの実物大の骨格モデルを製造
マテリアライズが3Dプリンターでマンモスの実物大の骨格モデルを製造ベルギーの3Dプリンター関連サービス・ソフトウェア開発のマテリアライズが、3Dプリンターでマンモスの実物大の骨格モデルを製造し、話題になっている。 マテリアライズは独自開発した大型SLA3Dプリンターを使い、ベルギーのリアー市で発見されたマンモスの骨格モデルを製造している。オリジナルの骨格モデルは1869年に発見され、ベルギー王立自然科学研究所に保管されている。3Dプリンターで製造された骨格モデルは、ひとつに組み立てられて今年10月から一般向けに展示されるという。 骨格モデルは全部で320点で構成される。すべての骨格は研究所のオリジナルモデルをスキャンして作られる。スキャンされたデータは、マテリアライズのマジックス・ソフトウェアを使って調整され、3Dプリンターに送られて造形されるという。造形された骨格モデルは後工程処理が施された後、塗料などで着色されて仕上げられるという。 マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインが設立したベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。サービスビューローの事業に加え、アディティブ・マニュファクチャリング用の各種のソフトウェアも開発している。
掲載日:2018年7月28日:イギリスの発明家が3Dプリンターで空飛ぶジェットスーツを開発
イギリスの発明家が3Dプリンターで空飛ぶジェットスーツを開発イギリスの発明家が3Dプリンターで空飛ぶジェットスーツを開発し、世界的な話題になっている。 ジェットスーツを開発したのは発明家のリチャード・ブラウニング氏。背中と腕の部分に5つのマイクロジェットエンジンを搭載し、それぞれ推力を発して浮上する仕組み。スーツ全体の重さは27キログラムで、体の動きに合わせて飛ぶ向きなどを調整する。 なお、ジェットスーツの主要部品は3Dプリンターで製造されたという。 ブラウニング氏によると、ジェットスーツは最高時速90キロメートルで飛行可能だが、安全性を確保するために時速50キロメートル程度での飛行が推奨されているという。また、最高高度は3,650メートルまで上昇できるとしている。また、ジェットスーツの飛行時間は5-6分程度としている。 ジェットスーツは現在、ロンドンの老舗百貨店セルフリッジ・デパートメントストアで売りに出されていて、価格は34万ポンド(約5,100万円)。現時点では9機が売りに出されている。なお、ジェットスーツの購入者には、ジェットスーツの操作方法を教える講習がセットで提供されるという。 ブラウニング氏は今後もジェットスーツに改良を加え、エンジンの推力を強化して飛行時間を最大9分程度までに延ばしたいとしている。
掲載日:2018年7月26日:オーストラリアで3Dプリント銃の製造者が逮捕
オーストラリアで3Dプリント銃の製造者が逮捕オーストラリアのクイーンズランドで3Dプリント銃の製造者が逮捕された。現地紙のインディペンデントが現地時間の今週水曜日に伝えた。 報道によると、逮捕されたのは27歳の男性で、銃火器の所有、武器の不法製造などを含む12の罪により逮捕されたという。男性は3丁の3Dプリント銃を製造していた。3丁の3Dプリント銃はいずれも形状が違っており、警察は男性が様々なデザインを試していた可能性が高いと見ている。 3Dプリント銃とともに、偽造された運転免許証やクレジットカード、各種の違法ドラッグなども押収された。 アメリカでは先日、世界で初めて3Dプリント銃の製造に成功したコーディー・ウィルソン氏が国務省と和解し、禁止されていた3Dプリント銃の3Dモデルの公開が改めて認められることとなった。ウィルソン氏は、早ければ8月1日から3Dモデルの公開を再開するとしている。 一方、オーストラリアでは銃火器の所有が原則禁止されていると共に、3Dプリント銃の製造や3Dプリント銃の3Dモデルの公開も禁止されている。インターネットというボーダーレスな世界インフラが存在する中、オーストラリア政府が3Dプリント銃をどのように規制してゆくのか、世界中が注目している。
掲載日:2018年7月25日:シンガポール国立大学が二つの建設3Dプリントプロジェクトの立ち上げを発表
シンガポール国立大学が二つの建設3Dプリントプロジェクトの立ち上げを発表シンガポール国立大学が、二つの建設3Dプリントプロジェクトの立ち上げを発表した。同大学のアディティブ・マニュファクチャリング・センターが発表したところによると、プロジェクトの目的は建設3Dプリンティング技術を普及させ、エコシステムを構築することだという。 プロジェクトは、いずれもアジア地区で展開される予定という。 一つ目のプロジェクトは、建設3Dプリンターでトイレを製造するもの。インドなどでは公衆トイレの不足が問題になっているが、発展途上国におけるトイレ不足の解消を目指すとしている。センターによると、汎用的なトイレであれば、建設3Dプリンターでわずか5時間で製造できるという。また、従来の工法よりも、製造コストを25%削減できるという。 二つ目のプロジェクトは、建設3Dプリンターでバスルームユニットを製造するもの。一般的なバスルームユニットは鉄か木材で作られるが、プロジェクトではポリマーを使ってバスルームユニットを製造する。建設3Dプリンターを使う事で最大で1日に24台のバスルームユニットを製造できるという。 建設3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まってきているが、住宅そのものではなく、住宅用ユニットを建設3Dプリンターで製造するケースは珍しい。二つのプロジェクトが今後どのように展開するか、業界関係者の多くが注目している。
掲載日:2018年7月24日:スペイン初の3Dプリント住宅が完成
スペイン初の3Dプリント住宅が完成スペイン初となる3Dプリント住宅が完成し、話題になっている。 7メートル角、高さ5メートルのサイズの3Dプリント住宅を建設したのはスペインのビー・モア・3D社。バレンシアポリテクニック大学の敷地内に、大型のXL建設3Dプリンターを使って建設された。 3Dプリント住宅を建設したことについて、ビー・モア・3Dのヴィシャンテ・ラミレズCEOは、「基本的な構造部分は7時間から10時間程度でプリント出来ます。住宅として完成させるには、トータルで6週間から8週間程度かかります。コンクリートを素材に積層を積み重ねてプリントしますが、最終的にはコンクリートの壁になります。理論的には、もっと大きなサイズの建物をプリントする事も可能です」とコメントしている。 ビー・モア・3Dによると、建設3Dプリンターで住宅を建設する事で資材などを削減でき、従来の建設方法よりも最大で35%程度建設コストを削減できるという。 建設3Dプリンターで住宅を建設するプロジェクトは世界中で立ち上がっている。先月はフランスで、世界で初めて人が3Dプリント住宅に入居し、世界的な話題となった。また、人が実際に入居する3Dプリント住宅は、オランダでも建設されている。
掲載日:2018年7月23日:AREVOが3Dプリント自転車の販売を開始
AREVOが3Dプリント自転車の販売を開始カリフォルニア州サンタクララに拠点を置くスタートアップ企業のAREVOが、3Dプリント自転車の販売を開始した。 AREVOの3Dプリント自転車はカーボンファイバー製のフレームで作られた電動アシスト自転車。生産は注文を受けてオンデマンド方式で行われる。 3Dプリント自転車の販売開始について、AREVOのジム・ミラーCEOは、「3Dプリント自転車の開発は、3Dプリンターを使って実際にオンデマンドでモノづくりができることを証明しています。しかもローコストで、製造プロセスそのものをローカライズできます。さらには製造時間も短縮できます」とコメントしている。 自動車をオンデマンドで製造する事業は、アリゾナ州に拠点を置くローカルモーターズが既に開始しているが、自動車よりも単価が安い自転車の製造を3Dプリンターでオンデマンドで行うのは、今回のAREVOのケースが初と見られる。 3Dプリンターによるオンデマンド・マニュファクチャリングは、在庫コストを含む製造コストを大きく削減できるため、今後も他の領域でも普及が進むと期待されている。特に、メタル系素材やカーボンファイバーなどを素材にする3Dプリンターの低価格化と性能向上が進むことが見込まれる今後、様々な領域での活用が進むと期待されている。
掲載日:2018年7月22日:プリンターボットの事業停止に3Dプリンターコミュニティが衝撃
プリンターボットの事業停止に3Dプリンターコミュニティが衝撃先日突然発表されたプリンターボットの事業停止に3Dプリンターコミュニティが衝撃を受けている。売上低迷により事業停止を余儀なくされたというプリンターボットの実情に、世界中の3Dプリンターユーザーがコメントを寄せている。 ソーシャルメディアに多くの3Dプリンター関連ツイートを投稿しているインフルエンサーのジョー・マイク氏も、プリンターボットの事業停止について「非常に悲しい日だ。私は今でもプリンターボットの3Dプリンターを利用している」とコメントしている。 また、オープンソースの3Dプリンターを世界中に拡散させるプロジェクト「レップラップ・プロジェクト」の創始者エイドリアン・ボウヤー教授も、「プリンターボットの事業停止を残念に思います。彼らは革新的な会社で、多くの優れたことを成し遂げてきました。多くの人が彼らを思い出すでしょう。(創業者の)ブルックと関係者に幸あれと祈ります」とコメントしている。 また、Twitterにもプリンターボットの事業停止を悲しむコメントが多数投稿されている。 レップラップベースのオープンソースの3Dプリンターを安価で販売するというプリンターボットの事業は、採算はともあれ、世界中に影響を及ぼすことには成功したといえる。プリンターボットの3Dプリンターは、今後はレップラップユーザーのコミュニティを中心に、引き続きオープンソースで伝承されてゆくものと思われる。
掲載日:2018年7月21日:BASFがマテリアライズに2,500万ドルを投資
BASFがマテリアライズに2,500万ドルを投資ドイツの大手化学企業のBASFが、ベルギーの3Dプリンティング企業のマテリアライズに2,500万ドル(約27億5千万円)を投資する。両社は共同で3Dプリンティング用素材やソフトウェアの開発を行い、共通のオープンビジネスモデルのフレームワークを構築するとしている。 「我々二つの会社には、お互いに補完しあう部分が多くあります。今回のコラボレーションは、新たなビジネスチャンスを構築するためのよりよいポジションをもたらすでしょう。マテリアライズのインフラストラクチャーは素晴らしく、3Dプリンティングのセクターにおいて我々の強みをさらに引き出してくれるでしょう」とBASF 3Dプリンティングソルーションのヴォルカー・ハメス取締役はコメントしている。 また、マテリアライズのフリード・ヴァンクラエンCEOは、「このコラボレーションが、既存の3Dプリンティング市場の成長を加速させ、新たな事業領域で様々なニュービジネスをもたらしてくれると確信しています」とコメントしている。 BASFは1865年設立、従業員数11万1千人を抱える世界有数の巨大企業グループ。各種の化学製品に加え、プラスチック、エネルギー関連製品、医薬品などを製造している。 マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインが設立したベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。
掲載日:2018年7月20日:プリンターボットが事業を停止
プリンターボットが事業を停止アメリカの老舗3Dプリンターメーカーのプリンターボット(Printrbot)が事業を停止した。現地時間の昨日7月19日、プリンターボットの創業者ブルック・ドラム氏がウェブサイトで事業停止を発表した。 ブルック氏は、「プリンターボットは事業を停止しました。売上の低迷が困難な決断に至った理由です。長きにわたってこれまでにお会いしたすべての人に感謝を感謝を申し上げます」と短くコメントしている。 プリンターボットは2010年設立。3Dプリンター業界ではメーカーボット・インダストリーズなどと並ぶ老舗企業の一社として知られていた。2011年に価格500ドルのオープンソース3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを立ち上げ、総額で83万ドル(約9,130万円)の資金を集めていた。同社はその後、2016年に低価格小型メタルフレーム3Dプリンター「シンプルV2」をリリースするなど、低コスト3Dプリンターシリーズを相次いでリリースしていた。 一方で、業界関係者の中には、同社の経営方針が低価格戦略にこだわり過ぎていて、同社の収益性に問題があると指摘する者が少なくなかった。 プリンターボットの事業停止により、メイド・イン・アメリカの低価格3Dプリンターの一つが市場から姿を消すことになった。
掲載日:2018年7月19日:3Dハブズが2018年度第三四半期トレンドレポートを発表
3Dハブズが2018年度第三四半期トレンドレポートを発表世界中の3Dプリンターをネットワークしているオランダのベンチャー企業3Dハブズが、2018年度第三四半期トレンドレポートを発表した。レポートは3Dハブズのネットワークに参加している全世界の6,000のサービスプロバイダーのデータを基に編集された。 期間中もっとも頻繁に使われた3Dプリンターはフォームラブズのフォーム2で、期間中14,517点の部品を製造した。また、フィラメントなどの素材でもっとも多く使われた色は黒で、全体の45%を占めた。 ユーザーによる評価がもっとも高かった3DプリンターはポーランドのゾートラックスM200で、評価の平均点は5点満点中4.87点だった。2位はLulzbotのTaz5 3Dプリンターだった。 工業用3Dプリンターでもっとも評価が高かったのはHPのジェットフュージョン42003Dプリンターで、本年度2回目の1位評価を獲得した。また、同期間中に同プリンターが製造した部品点数は6,500点で、前四半期から30%増加した。 3Dプリンターが最も多く設置されている都市はニューヨークで、ロンドンが続いた。ニューヨークとロンドンに設置されている3Dプリンターの数は、全体の30%に達した。 3Dハブズはオランダの起業家ブラム・デ・ツウォート、ブライアン・ギャレットの二人が2013年4月に設立した。同社が接続している3Dプリンターをインターネット経由でユーザーが利用した場合、一定の手数料を受け取る仕組み。同社は2014年9月に450万ドル(約4億9,500万円)の資金も調達している。
掲載日:2018年7月18日:プロッドウェイズがストラタシスの子会社のソリッドスケープを買収
プロッドウェイズがストラタシスの子会社のソリッドスケープを買収フランスの3Dプリンタ-メーカーのプロッドウェイズが、ストラタシスの子会社のソリッドスケープを買収した。 ソリッドスケープは1994年設立。ニューハンプシャーに拠点を置き、主に工業用ハイプレシジョン・ワックス3Dプリンタ-を製造している。同社の3Dプリンターはジュエリーメーカーやサービスビューローなどの、インベストメントキャスティング製法を用いる企業に多く使われている。 ソリッドスケープは2011年にアメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスに3,800万ドル(約41億8千万円)で買収され、同社の子会社になっていた。 プロッドウェイズは2013年設立。独自開発したムービングDLP技術を使ったSLA方式のハイエンド3Dプリンタ-を製造している。 買収金額や買収方法などの、今回の買収の詳細については明らかにされていないが、プロッドウェイズの関係者は、今回の買収によりプロッドウェイズの売上に「1,000万ドル(約11億円)以上の追加の売上がプラスされる」と明かしている。 ソリッドスケープの売却について、ストラタシス・アメリカのリッチ・ガリティ社長は、「すべての企業にメリットをもたらすもので、ソリッドスケープが獲得したコアマーケットをリードし続ける事を期待します」とコメントしている。
掲載日:2018年7月17日:アディティブ・マニュファクチャリング・コンソーシアム会議がボストンで開催
アディティブ・マニュファクチャリング・コンソーシアム会議がボストンで開催アディティブ・マニュファクチャリング関連業界団体のアディティブ・マニュファクチャリング・コンソーシアムの会議が、7月25日と26日の二日間の日程でボストンのボストン・マリオット・バーリントンで開催される。 会議では各種のビジネスミーティングやテクニカルトークが開催されるほか、フォームラブズとデスクトップメタルの会社訪問などのイベントも行われる。なお、ビジネスミーティングへの参加はアディティブ・マニュファクチャリング・コンソーシアムの会員に限定される。 なお、フォームラブズとデスクトップメタルの会社訪問は、アディティブ・マニュファクチャリング・コンソーシアムの非会員でも参加できる。 アディティブ・マニュファクチャリング・コンソーシアムは、主にメタル・アディティブ・マニュファクチャリング技術の普及と啓蒙を目的に2010年に設立された。これまでにアディティブ・マニュファクチャリング技術に関する各種の技術セミナーや、リサーチプロジェクトの成果などが共有されてきたいる。 会議への参加には事前登録と参加費用100ドルの支払いが必要。事前登録はアディティブ・マニュファクチャリング・コンソーシアムの専用サイトにて行える。
掲載日:2018年7月16日:スリーディーシステムズが3Dプリンターのネット販売を開始
スリーディーシステムズが3Dプリンターのネット販売を開始アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、3Dプリンターのネット販売を開始した。 ネット販売の対象となるのは同社のエントリーレベルSLA3Dプリンターのファブプロ10003Dプリンター。価格は4,995ドル(約54万円)で、3Dプリンター本体、フィニッシュキット、管理用ソフトウェア、1㎏の樹脂のセットとなっている。素材はセットの樹脂の他、ファブプロ・タフ、ファブプロ・ジュエリーキャストなども利用でき、ジュエリーの製造などに使えるとしている。 スリーディーシステムズは、自社の主要3Dプリンターを販売代理店を通じて販売している。一方で、同社は低価格の3Dプリンターを家電量販店などで販売していた事もある。同社が3Dプリンターをネットで販売するのは同社にとって初のケースとなる。 アメリカの低価格3Dプリンターの流通ルートは、かつては家電量販店などの店舗での販売が一般的だったが、最近はAmazonでの販売が主流になりつつある。フィラメントなどの周辺グッズもAmaszonでの販売が広がっている。今回スリーディーシステムズが自社サイトでの販売に踏み切った事を、業界関係者の多くが注目している。
掲載日:2018年7月15日:エストニアの大学がピートとシェールオイルの灰から3Dプリント住宅の素材を開発
エストニアの大学がピートとシェールオイルの灰から3Dプリント住宅の素材を開発エストニアの大学がピートとシェールオイルの灰から3Dプリント住宅の素材を開発し、話題になっている。 開発したのはエストニアのタルツ大学とエストニア生命科学大学の共同研究チーム。エストニア泥地学会によると、エストニアの国土の22%は泥地で、ピートの三割程度しか建設用素材として使われていない。また、エストニアではシェールオイルの灰が年間770万トンも生産されているものの、わずか5%しか利用されていない。 「これまでは、ピートを建設用資材として活用しようとは誰も考えませんでした。ピートは素材として硬化しづらいからです。我々は、その課題を克服する事に成功しました」とタルツ大学のジュリ・リーヴ氏はコメントする。 シェールオイルの灰は通常、PH13という高い酸度から有害廃棄物として処理されている。研究チームは化学的処理を施し、無毒化することに成功したという。 いずれの素材も原価が安く、研究チームでは100から150平方メートルの大きさの住宅をプリントするのにかかる素材のコストを5,000ユーロ(約65万円)程度と見積もっている。これは、建設3Dプリンターで使われる一般的なコンクリート素材のコストを大きく下回る。 研究チームは、今回の研究成果を学会誌「サスティナブル・マテリアルズ・アンド・テクノロジーズ」に発表する予定。
掲載日:2018年7月14日:ヨーロッパの3Dプリンティング市場が2022年までに74億ドル規模に成長
ヨーロッパの3Dプリンティング市場が2022年までに74億ドル規模に成長市場調査会社のIDCが、ヨーロッパの3Dプリンティング市場が2022年までに74億ドル(約8,140億円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。 レポートによると、2017年度のヨーロッパにおける3Dプリンター、3Dプリンター用素材、3Dプリンター用ソフトウェア、3Dプリンター関連サービスなどの市場規模は合計で36億ドル(約3,960億円)で、今後年率15.3%の成長率で成長を続け、2022年までに74億ドル規模に達するとしている。中でも3Dプリンター本体の成長率が高く、今後年率20%の成長率で成長するとしている。 ヨーロッパの中でも特にヨーロッパ西部の市場が大きく、ヨーロッパ市場全体の83%を占めるとしている。 業界では自動車、航空機、家具、玩具、スマートフォンなどの製造に3Dプリンターが使われるとしている。また、医療などのプロフェッショナルサービスの領域でも3Dプリンターの導入が進むとしている。また、3Dプリンティング関連コンサルティングと3Dプリンティング・システムインテグレーションの領域も市場拡大を牽引するとしている。 3Dプリンターの利用用途では試作品製作、アフターパーツ製造、建築モデル製造などに3Dプリンターが使われるとしている。
掲載日:2018年7月13日:コーディー・ウィルソン氏が3Dプリント銃の3Dモデル公開問題で米国務省と和解
コーディー・ウィルソン氏が3Dプリント銃の3Dモデル公開問題で米国務省と和解世界で初めて3Dプリント銃の実射を成功させたコーディー・ウィルソン氏が、3Dプリント銃の3Dモデル公開問題で米国務省と和解した。 ウィルソン氏は2013年に3Dプリンターを使って銃を作り、実弾を発射することに成功した。同氏は銃の3Dモデルを自らのウェブサイトへアップロードし、公開した。 公開直後から同氏のウェブサイトにアクセスが殺到、数日間で10万回もダウンロードされ、3Dモデルは世界中に拡散した。事態を重く見た米国務省はウィルソン氏に書面で3Dモデルを削除するよう警告していた。それに対し、ウィルソン氏は、国務省の警告は同氏の表現の自由を侵すものだとして裁判所に提訴していた。 今回の和解により、国務省の警告はアメリカ合衆国憲法修正第1条に違反するものとされた。ウィルソン氏は、自ら主催する非営利団体ディフェンス・ディストリビュテッドを通じて、8月にも3Dモデルの公開を再開するとしている。 3Dプリント銃の3Dモデルの取り扱いについては現在世界中で議論が盛んになっているが、日本を含む多くの国では3Dプリント銃の3Dモデルの公開と3Dプリント銃の製造は認められていない。3Dプリンターに詳しいある関係者は、今後アメリカから3Dプリント銃の3Dモデルが拡散する可能性が高いと警告している。
掲載日:2018年7月12日:GEの元CEOのジェフリー・イメルト氏がデスクトップメタルの取締役に就任
GEの元CEOのジェフリー・イメルト氏がデスクトップメタルの取締役に就任GEの元CEOのジェフリー・イメルト氏がデスクトップメタルの取締役に就任する。イメルト氏はハーバード大学を卒業後1982年にGEに入社、2001年にジャック・ウェルチ氏の後任としてGEのCEOに就任した。 イメルト氏の取締役就任について、デスクトップメタルのCEOで創業者のリック・フュロップ氏は「デスクトップメタルを代表して、ジェフを取締役に迎えることを歓迎します。GEという世界でもっとも称賛されている巨大組織を率いたジェフは、技術革新とイノベーションへの情熱を持った尊敬すべきリーダーです。組織の創造性を引き出す彼のトラックレコードは貴重なもので、デスクトップメタルのイノベーションと成長戦略に大きなバリューをもたらすでしょう」とコメントしている。 デスクトップメタルは2015年設立、ローコストでハイパフォーマンスのデスクトップメタル3Dプリンター「デスクトップ・スタジオシステム」を開発している。「デスクトップ・スタジオシステム」は、独自開発したシングルパス・ジェッティング技術を基に開発され、競合製品の最大100倍のスピードで造形が可能としている。 デスクトップメタルへはグーグル、GE、BMW、ストラタシスなどが総額9,700万ドル(約106億円)もの資金を投資している。
掲載日:2018年7月11日:スマートフォン3DプリンターメーカーのONOが新たなクラウドファンディングキャンペーンを開始
スマートフォン3DプリンターメーカーのONOが新たなクラウドファンディングキャンペーンを開始スマートフォン3DプリンターメーカーのONOが新たなクラウドファンディングキャンペーンを開始し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 ONOはOLOのブランドで2016年にキックスターターでスマートフォン3Dプリンター製造のキャンペーンを立ち上げ、230万ドル(約2億5,300万円)もの資金を集めた。スマートフォンから光を照射し、光硬化樹脂を素材に物を造形するというOLOのコンセプトは人気を集め、世界中からバッカーがキャンペーンに出資した。 しかし、OLOが実際に出荷されることはなく、OLOのプロジェクトは事実上立ち消えとなった。OLOの開発チームは、ブルートゥースに関する電気的な障害などを開発上の問題点として指摘していた。 今回、OLO改めONOが新たにキャンペーンを立ち上げたのは、別のクラウドファンディングプラットフォームのスマートエンジン。新たなキャンペーンの立ち上げについてONOは「とても長い道のりでした。すべてのイノベーティブなプロジェクトがそうであるように、我々はいくつもの障害にぶつかり、それを乗り越えてきました。ハードワークをするという我々の決意とともに、これからも障害を克服してゆきます」とのコメントを表明している。 ONOのスマートエンジンのキャンペーンでは、現時点で30人のバッカーから24,635ドル(約271万円)の資金を集めている。 3Dプリンター業界に詳しいある関係者は、ONOのキャンペーンには十分注意するよう警告している。
掲載日:2018年7月10日:ナノ・ディメンションが中国市場に本格進出
ナノ・ディメンションが中国市場に本格進出イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが中国市場へ本格進出する。中国最大クラスの3Dプリンター販売代理店のAuroraグループと業務提携し、自社のドラゴンフライ20203Dプリンターシリーズの販売を開始する。 中国市場への進出について、ナノ・ディメンションのエイミット・ドロールCEOは、「中国は世界最大で最も重要なエレクトロニクスとデザイン市場を抱えた国です。その市場において正しい道のりを辿ることがナノ・ディメンションにとっての成功のカギとなります。Auroraグループは中国国内に1,500のオフィスと30万のユーザーを抱え、特にエレクトロニクスの領域では3,000ものユーザーを抱えています。今回の提携により、我々のドラゴンフライ2020シリーズの中国へのアクセスが開かれる事になるでしょう」とコメントしている。 ナノ・ディメンションはこれまでにアメリカを中心に市場開拓を進めてきている。ナノディメンションのドラゴンフライ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントするタイプのエレクトロニクス3Dプリンターで、オンデマンドで高速で多層プリント基板をプリントする事が可能なため、電子基板製造のゲームチェンジャーになると期待されている。 ナノ・ディメンションは2012年設立のベンチャー企業。イスラエルのネス・ジオナに拠点を置き、PCB3Dプリンティング技術を用いて電子基板製造用3Dプリンタードラゴンフライ20203Dプリンターを製造している。
掲載日:2018年7月9日:全世界のフード3Dプリンティング市場が2023年までに5億2,560万ドル規模に成長
全世界のフード3Dプリンティング市場が2023年までに5億2,560万ドル規模に成長市場調査会社のBISリサーチが、全世界のフード3Dプリンティング市場が2023年までに5億2,560万ドル(約578億円)規模に成長すると予想するレポートを発表した。 レポートによると、全世界のフード3Dプリンティング市場は2015年から年率46.1%の高い成長率で成長を続け、2023年までに同規模に達するとしている。また、フード3Dプリンティング市場は、特にカスタマイズフードのニーズの伸びなどから拡大トレンドにあり、今後大きくすると見込まれている。 また、フード3Dプリンターのユーザーでは、ベーカリー、菓子メーカー、ハイエンドレストラン、リテールストアなどがフード3Dプリンタ-を利用するとしている。また、家庭用フード3Dプリンターは技術的な課題などの関係で、業務用フード3Dプリンター程利用が広がらないとしている。 フード3Dプリンターのタイプでは、キャンディー、チョコレート、ケーキ、ペーストリー製造用3Dプリンターの出荷が伸びるとしている。 フード3Dプリンターのメーカーでは、スリーディーシステムズ、Katjesマジック・キャンディ・ファクトリー、ナチュラル・マシーンズ、バイオズーン・フード・イノベーションズ、チョク・エッジ、Beehexなどを挙げ、市場拡大を牽引するとしている。
掲載日:2018年7月8日:サクラメントの図書館に3Dプリンターが設置、市民が無料利用へ
サクラメントの図書館に3Dプリンターが設置、市民が無料利用へカリフォルニア州サクラメントの図書館に3Dプリンターが設置され、市民が無料で利用できることとなった。 3Dプリンターが設置されるのはサクラメント西部にあるアーサー・ターナー市民図書館と、デービスにあるメリー・スティーブンス・ブランチ図書館の二か所。それぞれ1台のFDM方式の3Dプリンタ-が設置される。 また、固定式のデスクトップ3Dプリンターに加え、6台のモバイル3Dプリンタ-も導入されるという。モバイル3Dプリンターは、サクラメント市内のすべての図書館で巡回利用される予定。 利用者は3Dモデルを自作するか、Thingiverseのような3Dモデル共有ファイルから入手し、メモリーカードなどに書き込んで図書館へ持ち込む。3Dプリンターの利用は予約制で、1日3時間利用できる。なお、サイズが大きいファイルを出力する際は、事前申し込みにより時間延長が可能。 3Dプリンターの利用は、有効は図書館カードを持つ人であれば誰でも可能。13歳未満の子供の利用には保護者の付き添いが必要。 アメリカでは現在、小中学校などに3Dプリンターが導入されるケースが増えていて、子供達が3Dプリンターに触れる機会を提供している。図書館という公的なスペースに3Dプリンターが置かれることで、一般の市民にも3Dプリンターに触れる機会が増えると関係者は期待している。
掲載日:2018年7月7日:世界で初めて3Dプリント住宅へ人が入居
世界で初めて3Dプリント住宅へ人が入居世界で初めて3Dプリント住宅へ人が入居し、話題になっている。フランス人家族が入居したのは床面積95平方メートル、4ベッドルームのコンクリート製住宅。フランスのナント市とナント大学の共同プロジェクトとして建設された。 入居したのは地元の住民ラムダニ夫妻と三人の子供。抽選で入居者に選ばれた。夫妻は1960年代からナント氏に住んでいるという。 3Dプリント住宅は大型コンクリート3Dプリンターを使って建設され、建設にかかった時間は54時間。屋根、窓、ドアなどはそれぞれ既製品が使用された。建設コストは176,000ユーロ(約2,376万円)で、既存の建設工法のコストより25%安くなっているとしている。仮に建設件数が増加した場合、建設コストは最大で40%安くなる可能性があるとしている。 プロジェクトを担当したフランキー・トリチェット氏によると、プロジェクトの目的は3Dプリント住宅の基本的な情報を取得することと、住宅以外の建築物への応用可能性などを探ることだとしている。トリチェット氏は、建設3Dプリンターは建設業界全体を一変させる可能性があるとしている。 人が実際に入居する3Dプリント住宅は、フランスの他にオランダでも建設が進められている。
掲載日:2018年7月6日:クリアーキャップスが24時間に250の歯科矯正用アライナーを製造
クリアーキャップスが24時間に250の歯科矯正用アライナーを製造ドイツの歯科医療機器メーカーのクリアーキャップスが、24時間に250の歯科矯正用アライナーを製造したとして話題になっている。 クリアーキャップが使ったのは、ストラクト社が開発したMSLAパウダーベース3Dプリンター。プリント1回につき10のアライナーを30分で製造できるとしている。 クリアキャップスは2年前にストラクト社の3Dプリンターの存在を知り、最近まで導入に向けた調整を続けていた。同社の3Dプリンターの導入により、クリアキャップスの生産能力は一気に高まった。 市場調査会社マーケッツ・アンド・マーケッツによると、歯科医療用3Dプリンティング市場は、2018年の17億8千万ドル(約1,958億円)規模から年率23.2%の高い成長率で成長を続け、2023年までに50億ドル(約5,500億円)規模に達するという。 クリアキャップスは、歯科医療用3Dプリンティング市場の拡大について、「(同社の活動は)市場の表面をひっかいているだけ」と表現していて、今後の事業拡大を確実視している。 歯科矯正用アライナーを3Dプリンター製造する事業は古くからアメリカで行われている。アメリカではアラインテクノロジーが「インビザライン」のブランドのアライナーを3Dプリンターで製造し、利用者へ供給してきている。
掲載日:2018年7月5日:BASFが3Dプリンタ-用素材メーカー二社を買収
BASFが3Dプリンタ-用素材メーカー二社を買収ドイツの大手化学企業のBASFが、3Dプリンタ-用素材メーカー二社を買収した。 BASFが買収したのはAdvanc3Dマテリアルズとセットアップ・パフォーマンスの二社。Advanc3Dマテリアルズはハノーバーに拠点を置き、SLS3Dプリンタ-用プラスチックパウダー素材を製造している。また、フランスのリオンに拠点を置くセットアップ・パフォーマンスは、Advanc3Dマテリアルズの提携製造業者として機能しているという。 両社ともにBASF傘下のBASFニュービジネスGmbHの100%子会社となる。買収金額や株式のバリュエーションなどの詳細は明らかにされていない。 BASFは昨年、別の3Dプリンタ-用素材メーカーのイノフィルを買収するなど、3Dプリンタ-用素材の領域でのドミナンスを広げている。 今回の買収について、BASFニュービジネスの製造技術担当副社長のディエトマー・ベンダー氏は、「(買収により)ノウハウ、インフラストラクチャー、最先端の素材を取得できたことは我々にとって最高の出来事でした。特に3Dプリンタ-用パウダーベース素材とフォーミュラの領域でリーディングカンパニーになるという我々の目標に、一歩近づけたと思います」とコメントしている。
掲載日:2018年7月4日:アウディがストラタシスのフルカラー3Dプリンターを導入
アウディがストラタシスのフルカラー3Dプリンターを導入アウディがストラタシスのフルカラー3Dプリンターを導入した。アウディが導入するのはストラタシスのJ750シリーズで、主に新型車両のテールライトカバーのプロトタイプ製造に使われるという。 3Dプリンターを導入することで、製造リードタイムを最大で50%まで削減する事ができるとしている。 3Dプリンターが導入されるのは、ドイツのインゴルシュタットにあるアウディのプレ・シリーズ・センター。センターでは、テールライトカバーなどの製造をモールディングやミリングで行っていたという。 3Dプリンターの導入について、アウディのプラスチック3Dプリンティンセンターのティム・スピアリング部長は、「アウディのお客様にとって、デザインは購入の意思決定における最も重要な要素のひとつです。それゆえ、我々は新型車開発のデザインとコンセプトメーキングのフェーズにおいて最上級クラスの品質を確保する事にこだわっているのです。ストラタシスの3Dプリンターは、我々がデザインした通りのテクスチャーと色合いをもたらしてくれます」とコメントしている。 アウディは2002年からストラタシスのFDM3Dプリンターを導入し、これまでに同社のポリジェットシリーズを含む各種のシリーズを導入してきている。
掲載日:2018年7月3日:ローカルモーターズが世界最大クラスの工業用3Dプリンターを導入
ローカルモーターズが世界最大クラスの工業用3Dプリンターを導入3Dプリント自動車メーカーのローカルモーターズが、世界最大クラスの工業用3Dプリンターを導入し、話題になっている。 ローカルモーターズが導入したのはThermwood社のLSAM10’X40’3Dプリンター。アリゾナ州フェニックスにあるローカルモーターズのヘッドクォーター兼マイクロファクトリーに設置された。 プリンターは、ローカルモーターズが開発した小型自動運転バスOlliの製造に使われる他、ローカルモーターズの親会社LMインダストリーズが受注したアメリカ海兵隊用無人貨物輸送車の製造にも使われるという。 ローカルモーターズは、自動車の製造を3Dプリンターなどを使って自己完結的に行うマイクロファクトリーと呼ぶコンセプトを提唱している。大都市などの各消費地にマイクロファクトリーを置き、自動車の製造やメンテナンスを行う事で、従来型の自動車生産方式よりもよりエコフレンドリーな自動車生産が可能になるとしている。 マイクロファクトリーは現在カリフォルニア州グレンデール、アリゾナ州アリゾナ、ネバダ州ラスベガスに存在している。 ローカルモーターズは、2015年に世界初の3Dプリント自動車「ストラティ」を製造した事でも知られる。
掲載日:2018年7月2日:メーカーボット・インダストリーズが新型フィラメント「メーカーボット・タフ」をリリース
メーカーボット・インダストリーズが新型フィラメント「メーカーボット・タフ」をリリースストラタシス傘下のデスクトップ3Dプリンターメーカーのメーカーボット・インダストリーズが、新型フィラメント「メーカーボット・タフ」をリリースした。 メーカーボットによると、「メーカーボット・タフ」は通常のABSフィラメントの2倍の強度と耐久性を持ち、反りにくい性質を持っているという。また、ABSフィラメントのように、ヒートベッドを必要としないという。 「メーカーボット・タフ」は、3Dプリンターで車を製造するベンチャー企業のローカルモーターズで実際に使用され、各種の試作品パーツなどがオンデマンドで製造されたという。 「メーカーボット・タフ」はスレート・グレー、セイフティ・オレンジ、ストーン・ホワイト、オニックス・ブラックの四色で提供される。いずれも0.9kgのスプールで供給され、価格は65ドル(約7,150円)となっている。「メーカーボット・タフ」は、メーカーボットのウェブサイトにて現在プレオーダーを受け付けている。 なお、メーカーボットでは、事前のトライアルが必要な人用に「メーカーボット・タフ」のサンプルを用意している。また、「メーカーボット・タフ」のプリントデモンストレーションにも対応しているという。
掲載日:2018年7月1日:GEがブロックチェーンを使ったアディティブ・マニュファクチャリング技術を開発へ
GEがブロックチェーンを使ったアディティブ・マニュファクチャリング技術を開発へGEがブロックチェーンを使ったアディティブ・マニュファクチャリング技術を開発する運びとなった。先月公開されたアメリカ特許庁の資料から明らかになった。 公開された資料によると、GEはブロックチェーンを使ってアディティブ・マニュファクチャリングの製造工程で発生するトランザクションデータを管理し、製品の正当性を認証したり、製品ごとのワークフローなどを管理するという。これにより、製品に不具合などが生じた際、ワークフローのどの工程に問題があったのかを把握する事などが可能になるとしている。 3Dモデルが入手可能な場合、理論的には3Dプリンターを持っていれば誰でもプリント可能だ。一方で、3Dプリンターで製造されたものが誰によって製造されたのか、または正しく製造されたのかを認証するシステムが存在していない。 GEはまた、今年3月にブロックチェーン・イン・トランスポート・アライアンスに加入し、ブロックチェーン技術に関する情報収集を強化している。 ブロックチェーンは、ブロックと呼ばれる記録台帳をベースにした分散型ネットワーク技術。仮想通貨ビットコインを構成する中核技術である。ブロックチェーンでは、台帳と呼ばれるブロックベースのデータベースを分散して管理し、不正や改ざんを防止する仕組みを実現させている。
掲載日:2018年6月30日:FITアディティブ・マニュファクチャリングが日本法人を設
FITアディティブ・マニュファクチャリングが日本法人を設ドイツのアディティブ・マニュファクチャリング企業のFITアディティブ・マニュファクチャリングが、名古屋に日本法人を設立した。設立されたFITジャパン株式会社は、同社のアジア太平洋地区での活動中心拠点となるものと見られる。 FITアディティブ・マニュファクチャリングはラピッドプロトタイピング・ラピッドマニュファクチャリングなどに特化し、20年以上の業歴を持つ。これまでに本国ドイツの他、アメリカ、ルーマニア、ロシアなどでも事業を展開してきている。 日本では、プレプロダクションフェーズからポストプロセッシングプロセスまでの、一連のアディティブ・マニュファクチャリング技術を提供するとしている。特に、同社の一連のアディティブ・マニュファクチャリング技術が直ちに応用できる日本の自動車メーカーに売り込みをかけたいとしている。 FITアディティブ・マニュファクチャリングは、同じくドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSと提携し、同社からメタル3Dプリンターの供給を受けている。 同社はまた、昨年にアメリカのキャタピラー社と業務提携し、キャタピラー社の製品用アルミニウムパーツ、チタンパーツの製造を行っている。
掲載日:2018年6月29日:GMが3Dプリンターを使って30万ドルのコスト削減に成功
GMが3Dプリンターを使って30万ドルのコスト削減に成功アメリカの自動車メーカー大手のGMが、3Dプリンターを使って30万ドル(約3,300万円)のコスト削減に成功したとして話題になっている。 GMのグローバル・マニュファクチャリング・インテグレーション担当役員のダン・グリーシェイバー氏によると、GMの製造現場における3Dプリンティング技術の利用は確実に広まっており、製造オペレーションの標準化に一役買っているという。 同氏によると、GMのデルタ・ランシング工場は2006年設立で、設立以来3Dプリンターは同工場の「マニュファクチャリング4.0」の主たる一部になっているという。デルタ・ランシング工場に導入された3Dプリンターは35,000ドル(約385万円)の費用がかかったが、3Dプリンターの導入により、ツールや各種のアクセサリの製造にかかるコストを2年間で30万ドル分セーブできたという。 コスト削減の例として、製個別のエンジンとトランスミッションの識別ナンバープレートの製造を挙げ、従来のように外部の業者へ製造依頼すると3,000ドル(約33万円)の費用がかかるところ、3Dプリンターを使えばわずか3ドルで同等のものが製造できるとしている。 同工場ではまた、3Dプリンターを使ってソケットカバー、パーツハンガー、各種の安全用機器のパーツなどを製造しているという。 自動車産業は3Dプリンターを古くから製造現場で活用してきていることで知られる。自動車産業全体で3Dプリンターの活用が今後さらに進むと期待されている。
掲載日:2018年6月28日:歯科医療用3Dプリンティング市場が2025年までに34億ドル規模に
歯科医療用3Dプリンティング市場が2025年までに34億ドル規模にアメリカの市場調査会社トランスペアレンシー・マーケット・リサーチが、全世界の歯科医療用3Dプリンティング市場が2025年までに34億ドル(約3,740億円)規模に達すると予想するレポートを公表した。レポートによると、全世界の歯科医療用3Dプリンティング市場は年率16.5%で成長し、2016年の9億ドル(約990億円)から9年で4倍規模に達するとしている。 成長の理由として、レポートは歯科医療におけるデジタル化の進行を挙げ、インプラント、ブリッジ、クラウンなどの製造がほぼデジタル化されるとしている。 また、特にアメリカにおける歯科医療コストの上昇が、コスト削減手段として3Dプリンティング技術の導入を促進すると予想している。 歯科医療用3Dプリンティング市場の主なプレーーヤーとしては、エンビジョンテック、ストラタシス、コンセプトレーザー、スリーディーシステムズなどを挙げ、2016年時点でこれらの会社で40%の市場シェアを確保したとしている。 歯科医療の領域では古くから3Dプリンターが活用されている。特に矯正用歯科医療の領域では、アライナーと呼ばれる矯正用マウスピースの製造に3Dプリンターが使われている。
掲載日:2018年6月27日:ナショナル・デンテックス・ラブズがカーボンと業務提携契約を締結
ナショナル・デンテックス・ラブズがカーボンと業務提携契約を締結アメリカ最大の歯科医療ネットワークのナショナル・デンテックス・ラブズが、ハイエンド3Dプリンターメーカーのカーボンと業務提携契約を締結した。 ナショナル・デンテックス・ラブズはインプラントなどの製造に3Dプリンターを使用しているが、既存の3Dプリンターを順次カーボンの3Dプリンターに置き換えてゆく模様。カーボンのM2プリンターの生産性とスケーラビリティが評価されたと見られる。 業務提携契約の締結について、カーボンの共同創業者でCEOのジョセフ・デシモーネ氏は、「ナショナル・デンテックス・ラブズとパートナーシップを構築できた事に興奮しています。また、カーボンの歯科医療用ソルーションを選択してくれたことを誇りに思います。歯科医療は市場規模の大きさや、求められる品質水準の高さなどから、デジタルファブリケーションがもっともフィットする領域です。プリントの正確さや速いターンアラウンド、定常的なアップタイムと素早いサポートも求められます。我々は顧客とともに歩み、それぞれのニーズに対してサポートとサービスを提供してゆきます」とコメントしている。 カーボンは2014年にジョセフ・デシモン、フィリップ・デシモンの二人が設立、独自開発したCLIP(Continuous Liquid Interface Production)ベースの3Dプリンターを開発している。CLIPベースの3Dプリンターは、一般的なSLA方式の3Dプリンターよりも高速で高品質の造形が可能としている。
掲載日:2018年6月26日:ヘンケルがアイルランドに3Dプリンティング・テクノロジーセンターを開設
ヘンケルがアイルランドに3Dプリンティング・テクノロジーセンターを開設ドイツのトイレタリーメーカー大手のヘンケルが、アイルランドのタラトに3Dプリンティング・テクノロジーセンターを開設した。ヘンケルは今後四年間で1,800万ユーロ(約24億3千万円)を同センターに投資するとしている。 同テクノロジーセンターはヘンケルのヨーロッパにおけるリージョナルハブとなる予定で、各種の3Dプリンティング技術のデモンストレーション・プレゼンテーションや、従業員のトレーニング、ユーザーのカスタマーサービスセンターとして機能させるという。 センターは700平方メートルの大きさで、3Dプリンティング施設に加えてカスタマーサービスオフィス、ミーティングスペースなどが用意されている。また、センターにはHPのマルチジェットフュージョン3Dプリンターや、カーボンのハイエンドメタル3Dプリンターなどが設置されているという。 ヘンケルは1876年設立。ドイツのデュッセルドルフに拠点を置き、洗剤などのホームケア製品、シャンプー、口腔ケア製品などの各種のトイレタリー製品を製造している。主にヨーロッパの市場に製品を投入し、Persil、Pril、Dialなどの各種のブランドで知られている。ヘンケルはヨーロッパ以外にも全世界120か国でビジネスを展開している。 ヘンケルは、日本でも子会社のヘンケルジャパンが事業を展開している。
掲載日:2018年6月25日:シェイプウェイズがカスタマイズジュエリーの3Dプリントサービスを開始
シェイプウェイズがカスタマイズジュエリーの3Dプリントサービスを開始3Dプリンティング・マーケットプレイスのシェイプウェイズが、カスタマイズジュエリーの3Dプリントサービスを開始する。「スプリング・アンド・ワンダー」と名付けられたサービスは、シェイプウェイズ初のインハウスブランドとなる。 ユーザーは「スプリング・アンド・ワンダー」のカテゴリーでシルバー、14Kゴールド、14Kローズゴールド、真鍮、銅の各素材を選び、カスタマイズしてデザインする事が可能。名前やメッセージなどを刻むこともできる。価格は45ドル(約4,950円)から350ドル(約38,500円)となっている。 「スプリング・アンド・ワンダー」のサービス開始についてシェイプウェイズのグレッグ・クレスCEOは、「(「スプリング・アンド・ワンダー」は)我々が二か月間で作り上げたブランドであり、ストアフロントであり、ジュエリーコレクションです。このコレクションに我々は誇りを持っており、皆さんもお気に召されると思います。シェイプウェイズは、皆さんのためのジュエリーストアになる事を目指しています」とコメントしている。 シェイプウェイズは2007年にオランダの大手家電メーカー・フィリップスの社内ベンチャーとして設立された。今日までにニューヨークを拠点にユーザーを世界規模で増やしてきている。シェイプウェイズは、これまでに世界最大クラスの3Dプリンティング・マーケットプレイスとしてそのポジションを固めつつある。
掲載日:2018年6月24日:フランスのアーチストが世界最小クラスの自画像をバイオ3Dプリンターで作成
フランスのアーチストが世界最小クラスの自画像をバイオ3Dプリンターで作成フランスのアーチストが世界最小クラスの自画像をバイオ3Dプリンターで作成し、話題になっている。 作成したのはフランスのアーチストのミシェル・ペイサント氏。フランスのバイオ3Dプリンターメーカーのマイクロライト3Dが開発したバイオ3Dプリンターで作成した。マイクロライト3Dのバイオ3Dプリンターは、最小0.2ミクロンの造形サイズでプリントすることが可能。ペイサント氏は自らの顔を高性能ハイリゾルーション3Dスキャナーで3Dスキャンし、高さ80ミクロン(0.08ミリメートル)の大きさの像に出力したという。 マイクロライト3Dはグルノーブル・アルプス大学で15年間バイオ3Dプリンターを研究してきた研究チームが2017年に立ち上げたスタートアップ企業。同社のバイオ3Dプリンターは主にナノスケールの3Dプリンティングに使われ、医療をはじめコンピューターサイエンス、航空宇宙、自動車など、幅広い領域で活用が期待されている。 なお、ペイサント氏の自画像は今年7月27日から11月3日まで、FRAC Artotheque du Limousin美術館にて展示される。展示に際しては、観賞用の顕微鏡が準備されるという。
掲載日:2018年6月23日:アリゾナの企業がカーボンの3Dプリンターを使ったサービスビューローを開設
アリゾナの企業がカーボンの3Dプリンターを使ったサービスビューローを開設アリゾナの企業がカーボンの3Dプリンターを使ったサービスビューローを開設した。 サービスビューローを開設したのはアリゾナ州フェニックスに拠点を置くフェニックス・アナリシス・アンド・デザイン・テクノロジーズ(PADT)。アメリカ南西部におけるサービスビューローとしては同社がアメリカ初となる。 PADTはカーボンの認定プロダクションパートナーで、サービスビューローでは3台のカーボン製3Dプリンターを使い、3時間で20の部品製造を、週に2,000点から5,000点のパーツをオンデマンドで製造するとしている。 サービスビューローの開設につき、PADTの共同創業者レイ・チュー氏は、「我々は3Dプリンティングの世界で25年以上の経験がありますが、単なる試作品製造を超えた、顧客が必要とする完成品づくりを追い求めてきました。カーボンの技術はそれを可能にし、射出成形方式なみの品質の製品づくりを高速で行う事が可能になりました」とコメントしている。 カーボンは2014年にジョセフ・デシモン、フィリップ・デシモンの二人が設立、独自開発したCLIP(Continuous Liquid Interface Production)ベースの3Dプリンターを開発している。CLIPベースの3Dプリンターは、一般的なSLA方式の3Dプリンターよりも高速で高品質の造形が可能としている。
掲載日:2018年6月22日:タウルマン3Dが新型高機能フィラメントをリリース
タウルマン3Dが新型高機能フィラメントをリリースアメリカの3Dプリンターフィラメントメーカーのタウルマン3Dが、新型高機能フィラメントをリリースする。リリースされるのは「タウルマン3D合金920GF」「タウルマン3DPPEPS」「タウルマン3D合金960CF」の三種類のフィラメント。 「タウルマン3D合金920GF」はグラスファイバー配合高機能フィラメントで、伸張性に優れた特徴を持つ。低温と高温のいずれにも強く、自動車などのモノづくりの現場での利用を想定しているという。 「タウルマン3DPPEPS」はポリフェニレンベースの高機能フィラメントで、特に航空宇宙の領域での利用を想定している。PEEKやUltermベースの素材よりも低温で溶融し、PEEKなみの強度が確保できるとしている。 「タウルマン3D合金960CF」もグラスファイバー配合高機能フィラメントで、高い耐久性が特徴。反りが少ないため、比較的大型のパーツの製造などに適しているとしている。 いずれのフィラメントも一般的なFDM方式の3Dプリンターで利用可能。 タウルマン3Dは米ミズーリ州セントルイスに拠点を置く2011年設立のアメリカのベンチャー企業。設立以来各種の高機能、高品質の3Dプリンター用フィラメントを開発し、アメリカを中心に世界中の3Dプリンターコミュニティから高い支持を集めている。
掲載日:2018年6月21日:ウォーラーズ・アソシエイツが「ウォーラーズ・レポート2018」をリリース
ウォーラーズ・アソシエイツが「ウォーラーズ・レポート2018」をリリースアメリカのアディティブ・マニュファクチャリング関連コンサルティング企業のウォーラーズ・アソシエイツが「ウォーラーズ・レポート2018」をリリースした。 2018年度版は、全世界のアディティブ・マニュファクチャリング関連市場が対前年比で21%増加し、73億ドル(約8,030億円)に達したとしている。特に昨年工業用ハイエンドメタル3Dプリンターが1,768台出荷され、対前年比で80%増加したとしている。 工業用3Dプリンターのメーカー数も増加し、昨年時点で135社の存在が確認されたとしていて、全世界のメーカー数は前年から38社増加したという。また、価格5千ドル以下の3Dプリンターの販売台数は52万台に達し、二年間で倍増したとしている。また、価格5千ドル以下の3Dプリンターの市場規模は、昨年時点で5億ドル(約550億円)に達したとしている。 産業分野では、航空宇宙、自動車、家電、医療などの業界で3Dプリンターの導入が進み、特に研究開発の分野での利用が進んでいるとしている。 ウォーラーズ・アソシエイツは、世界で最も権威あるアディティブ・マニュファクチャリング関連コンサルティング企業として知られ、業界レポート「ウォーラーズ・レポート」を毎年発行している。
掲載日:2018年6月20日:WASPが新型セラミック3Dプリンターをリリース
WASPが新型セラミック3Dプリンターをリリースイタリアの3DプリンターメーカーのWASPが、新型セラミック3Dプリンターをリリースした。 リリースされたのは「DeltaWASP 2040 Clay3Dプリンター」と「DeltaWASP 40100 Clay3Dプリンター」の二機種。いずれもクレイ粘土またはセラミックを素材に積層造形するタイプの3Dプリンター。 セラミック3Dプリンターは現在、イタリアの芸術家アンドレア・サルバトリ氏が行っているミケランジェロのダビデ像の複製制作プロジェクトでも利用されている。サルバトリ氏は、オリジナルのダビデ像をWASPの3Dスキャナーでスキャンし、3Dモデル化したデータをセラミック3Dプリンターで出力している。出力パーツは全部で16ピースで、結合して像にするという。 彫刻や像などの芸術品のレプリカなどを3Dプリンターで制作する機運は世界中で高まっている。特に美術館などが保管している芸術品のレプリカを3Dプリンターで制作し、展示するケースが世界的に増えて来ている。 WASPは2012年設立。これまでに世界最大クラスの建設用デルタ3Dプリンターなどを開発し、世界中の3Dプリンターコミュニティに話題を提供してきている。
掲載日:2018年6月19日:ロボ3Dが教育用3Dプリンティングプラットフォームメーカーのマイステムキッツを買収
ロボ3Dが教育用3Dプリンティングプラットフォームメーカーのマイステムキッツを買収カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置く3Dプリンターメーカーのロボ3Dが、教育用3Dプリンティングプラットフォームメーカーのマイステムキッツを買収した。マイステムキッツは2013年設立、アメリカの公教育K-12用STEMカリキュラムを開発している。 ロボ3Dによるマイステムキッツの買収金額は200万ドル。120万ドルは現金で支払われ、残金は5%のロイヤルティで支払われる。また、買収に先立ち、ロボ3Dは新たに1億3千万株の新株を一株あたり0.025ドルで発行し、325万ドルを調達する。 マイステムキッツの買収についてロボ3Dのライアン・レグディCEOは、「教育分野における3Dプリンティングは未だ不十分な状態にあると言わざるを得ません。現場にいる教師たちは、授業に3Dプリンターを導入する事が簡単ではないと口を揃えます。マイステムキッツの買収により、3Dプリンティングに関するカリキュラムを現場に提供できるようになります」とコメントしている。 マイステムキッツの教育プログラムは、フロリダ州を中心に導入が進み、教師たちによる評価では97%の好意的評価を得ているという。 ロボ3Dは2012年にキックスターターのプロジェクトで資金調達に成功し、法人化された。2015年12月に12月にオーストラリアの資源開発企業ファルコン・ミネラルに買収され、2016年11月にオーストラリア証券取引所に上場している。
掲載日:2018年6月18日:マイミニファクトリーがカートゥーンネットワークの人気キャラクターの3Dモデルを公開
マイミニファクトリーがカートゥーンネットワークの人気キャラクターの3Dモデルを公開3Dモデル共有サイト大手のマイミニファクトリーが、カートゥーンネットワークの人気キャラクター「アドベンチャータイム」の3Dモデルを公開した。公開されたのは「ジェイク」「マーセリン」「ランピー・スペース・バンパイア」の三つのキャラクター。いずれもマイミニファクトリーから無料でダウンロードできる。 なお、著作権の問題により、現在のところではヨーロッパ、中東、アフリカの各国からのみダウンロード可能となっている。なお、関係者によると、将来的には他の地域でもダウンロードができるようになるとしている。 「アドベンチャータイム」はカートゥーンネットワークの人気番組で、主人公フィンが愛犬のジェイクと共に冒険する物語。毎回登場する個性的なキャラクターが人気を集めている。 マイミニファクトリーは、フィンランドの人気ゲームキャラクターの「アングリーバード」の3Dモデルを公開するなど、フィギュアなどのコンテンツを拡充している。 マイミニファクトリーは世界最大クラスの3Dモデル共有サイトを運営するスタートアップ企業で、マイミニファクトリーには世界中の9,000人の3Dデザイナーが参加し、現時点で45,000点以上の3Dモデルが共有されている。
掲載日:2018年6月17日:ロンドンカレッジ大学の研究チームが3Dプリンター搭載ロボットで道路補修を計画
ロンドンカレッジ大学の研究チームが3Dプリンター搭載ロボットで道路補修を計画ロンドンカレッジ大学の研究チームが、3Dプリンター搭載ロボットで道路補修を行うことを計画している。 ロンドンカレッジ大学のマーク・ミオドウニク教授率いる研究チームは、自動運転型ロボットに3Dプリンターを搭載し、ドローンと連動して自動的に道路補修を行うプロジェクトを提案している。同教授によると、道路補修を夜間に行う事で補修作業をスピーディーに、効率的に行う事が可能になるとしている。具体的には、夜間に監視用ドローンを飛行させて補修箇所を探索、補修箇所が見つかると自動運転型ロボットに場所を通知し、ロボットが3Dプリンターで補修する。 教授はまた、補修作業で使われるテクノロジーは道路以外の場所でも活用できるとし、例えば、建設業におけるビルなどの建設現場でも利用できるとしている。 「我々の目標は、我々のロボットが精密な補修工事を行い、街の必要な個所で必要な補修作業を提供することです」と教授はコメントしている。 建設3Dプリンターは現在、アメリカ、中国、UAE、ロシア、イタリア、オランダなどの各国で導入が進んでいる。建設プリンターと自動運転型ロボットを組み合わせて活用するケースは珍しく、仮に実現した場合、世界初となると見られる。
掲載日:2018年6月16日:ミシュランの子会社がハイエンドメタル3Dプリンティング企業のBeAMを買収
ミシュランの子会社がハイエンドメタル3Dプリンティング企業のBeAMを買収ミシュランの子会社のアドアップが、ハイエンドメタル3Dプリンティング企業のBeAMを買収した。BeAMはアドアップの100%子会社となり、ミシュランの傘下に入った。 BeAMは2012年にフランスのストラスブールで設立、独自開発したDED (Directed Energy Deposition) ベースのメタル3Dプリンティングソルーションを提供している。同社は主に航空宇宙、防衛、核エネルギー、石油・ガスなどのセクターで顧客基盤を築いている。 BeAMはアメリカのオハイオ州に現地法人を有しているほか、シンガポールにソルーションセンターを開設している。ソルーションセンターでは三種類のメタル3Dプリンターを稼働させ、顧客の各種のニーズに対応している。 アドアップは2016年設立、ミシュランとフランスの工業エンジニアリング企業ファイブスのジョイントベンチャーとして誕生した。同社はこれまでに工業用メタル3DプリンターのFormUp350DMLS3Dプリンターなどを使い、メタル3Dプリンティングソルーションを提供してきている。 なお、BeAMのバリュエーションなどの買収に関する詳細な情報は、今のところ明らかにされていない。
掲載日:2018年6月15日:ニンジャボット、小型デスクトップ3Dプリンター「ニンジャボット・コペン」の出荷を開始
ニンジャボット、小型デスクトップ3Dプリンター「ニンジャボット・コペン」の出荷を開始3Dプリンターメーカーのニンジャボットが、小型デスクトップ3Dプリンター「ニンジャボット・コペン」の出荷を週明けから開始する。4月から受け付けていた予約注文で購入した人には、フィラメント2スプールがセットで送られる。 ニンジャボット・コペンは、アメリカのクラウドファンディングで3億5千万円の資金を集めた超人気3Dプリンターの「M3D」をベースに開発された小型デスクトップ3Dプリンター。国内で販売されている3Dプリンターでは最小サイズのクラスで、Amazonなどでも予約注文する人が相次いでいた。 ニンジャボットの関係者によると、ニンジャボット・コペンは一般の3Dプリンターユーザーに加え、特定の趣味などに活用するために購入されるケースが多いという。ニンジャボット・コペンは、今後はそうした特定の趣味で使われるケースがもっと増えて来る可能性があるとしている。 ニンジャボット・コペンの価格は標準モデルが37,260円(消費税込み)、カバー付きモデルが39,420円(同)となっている。なお、ニンジャボット・コペンで使える素材はPLAのみ。ニンジャボット・コペンはニンジャボットの専用サイトか、Amazonで購入できる。
掲載日:2018年6月14日:ナノ・ディメンションがアメリカ国防省の認定ベンダーに指定
ナノ・ディメンションがアメリカ国防省の認定ベンダーに指定イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、アメリカ国防省の認定ベンダーに指定された。 同社の発表によると、ナノ・ディメンションの米国法人は、アメリカ国防省のディフェンス・ロジスティクス・エージェンシーから政府入札コードが付与され、連邦政府への製品販売が可能になったという。 認定ベンダーに指定されたことについて、ナノ・ディメンションのエイミット・デュロールCEOは、「アメリカ政府の入札コードを受けたことにより、アメリカにおけるナノ・ディメンションのポジションが確たるものになりました。アメリカ政府が認定したアディティブ・マニュファクチャリングサプライヤーとして、アメリカの各種の防衛プロジェクトに我々のドラゴンフライ2020プロ3Dプリンターを提供する事が可能になりました。研究開発のスピードをさらに上げ、複雑なデザイン上のチャレンジなどを解決してゆくでしょう」とコメントしている。 ナノディメンションのドラゴンフライ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントする。オンデマンドで高速で多層プリント基板をプリントする事が可能なため、電子基板製造のゲームチェンジャーになると期待されている。
掲載日:2018年6月13日:ウォーラーズ・アソシエイツがアディティブ・マニュファクチャリング・デザイン講座を開催
ウォーラーズ・アソシエイツがアディティブ・マニュファクチャリング・デザイン講座を開催ウォーラーズ・アソシエイツがアディティブ・マニュファクチャリング・デザイン講座を開催する。「アディティブ・マニュファクチャリングのためのデザイン」と題された講座は、8月8日から10日までの3日間、コロラド州フリスコで開催される。ウォーラーズ・アソシエイツでは、同講座の対象者をデザイナー、エンジニア、マネージャーとしている。 講師を務めるのはウォーラーズ・アソシエイツのオラフ・ディーゲル氏。ディーゲル氏はアディティブ・マニュファクチャリング技術の権威で、NASAでも講師を務めた経験を持つ。同氏の講座は、特にハンズオントレーニングを中心に構成されるという。 講座の開催に先立ち、ウォーラーズ・アソシエイツのテリー・ウォーラーズ社長は、「アディティブ・マニュファクチャリングの世界で優位性を保ち続けるには、投入する時間と努力に見合った学習をする必要があります。アディティブ・マニュファクチャリング・デザインを軽視することは、多くの会社や組織を誤った方向へ導く結果につながります」とコメントしている。 ウォーラーズ・アソシエイツは世界で最も権威あるアディティブ・マニュファクチャリング関連コンサルティング企業として知られている。同社はまた、年次でアディティブ・マニュファクチャリング業界レポート「ウォーラーズ・レポート」を発行している事でも知られている。
掲載日:2018年6月12日:ウルチメーカーがCura3.4ベータ版をリリース
ウルチメーカーがCura3.4ベータ版をリリースオランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーが、スライサーソフトのCura3.4ベータ版をリリースした。Cura3.3.1からのバージョンアップとなるCura3.4は、いくつかの新機能の改良が加えられた同社の最新スライサーソフトとなる。 新バージョンではスライシングエンジンがアップグレードされ、インフィルのサポート、クロスインフィルイメージング、ウォールラインカウントのサポートなどが可能になった。 また、オートデスクのInventor、Octoprint、FreeCAD、OpenSCADなどとの連携も可能になった。さらに、ツールボックス、バックアップ、Octoprintプラグインなどのプラグインも強化されている。 Cureはオープンソフトの3Dプリンター用スライサーソフトで、3Dプリンターの世界では最も人気があるスライサーソフトの一つになっている。Cureの開発やバグフィックスには、世界中の3Dプリンターユーザーが参加し、現在も各種の改良などが行われている。なお、Curaの開発にはウルチメーカーが積極的にコミットしている。 Cura3.4は、ウルチメーカーのダウンロードサイトからダウンロードできる。
掲載日:2018年6月11日:スリーディーシステムズがエントリーレベル歯科用3Dプリンターをリリース
スリーディーシステムズがエントリーレベル歯科用3Dプリンターをリリースアメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、エントリーレベルの歯科用メタル3Dプリンター「DMPフレックス100」をリリースした。 DMPフレックス100はエントリーレベルのメタル3Dプリンターで、主に研究開発用に開発された。スリーディーシステムズの従来のエントリーレベルの歯科用3Dプリンター「ProXDMP100」の最大二倍のスループットが確保できるとしている。造形サイズは最大100 x 100 x 80 mmで、例えばクラウンを製造する場合、最大四時間で90個のクラウンが製造できるとしている。 DMPフレックス100ではチタンと、スリーディーシステムズが開発したレーザーフォームCoCR(B)とレーザーフォーム17-4PH(B)のメタルパウダー合金を素材として利用できる。 「DMPフレックス100のリリースにより、インダストリアルレベルのメタルアディティブ・マニュファクチャリング技術をより幅広いユーザー層に提供することが可能になります。スループット、プリント精度、使いやすさ、素材の選択肢の広さなど、いずれも業界最高峰のレベルです」と、スリーディーシステムズのケビン・マクアリー医療担当副社長はコメントしている。
掲載日:2018年6月10日:WASPがシリアのダマスカス大学に義手・義足開発用研究所を設立
WASPがシリアのダマスカス大学に義手・義足開発用研究所を設立イタリアの3DプリンターメーカーのWASPが、シリアのダマスカス大学に義手・義足開発用研究所を設立した。シリアの内戦で被害を受けた人の義手・義足づくりに使われるという。 研究所はダマスカス大学のキャンパス内に設置される予定で、スタッフのトレーニングはイタリア国内で行われる。研究所内には2台のWASP2040ターボ23Dプリンターが設置され、製造に使われる。なお、研究所で製造される義手や義足は、すべて無償で提供されるという。 プロジェクトにはWASPとダマスカス大学に加え、3Dモデリングスタートアップ企業のアーチー3Dマントヴァ社と、AMARコンストルア・ソリダリエタ社なども参加し、プロジェクトの資金調達のサポートなどをしている。 ダマスカス大学でプロジェクトを担当しているフィラス・アル・ヒンナウィ教授は、「我々は三段階のプロセスを予定しています。まずは人工の指をつくること。我々はすでにこの技術を豊富に有しています。次に義手の製造へシフトし、最終的には義足の製造を目指します」とコメントしている。 WASPは2012年設立。これまでに世界最大クラスの建設用デルタ3Dプリンターなどを開発し、世界中の3Dプリンターコミュニティに話題を提供してきている。
掲載日:2018年6月9日:ビッグレップが2018年度ドイツ・イノベーション賞を受賞
ビッグレップが2018年度ドイツ・イノベーション賞を受賞ドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップが、2018年度ドイツ・イノベーション賞を受賞した。受賞対象となったのはビッグレップの大型3Dプリンター「ビッグレップ・スタジオ」。使い勝手、スピード、プリント精度、デザインなどが総合的に評価された。 同賞の授賞式は、現地時間の6月6日にベルリンのドイツ技術展示場で執り行われた。 ドイツ・イノベーション賞は、ドイツ・デザイン協議会が毎年選出するもので、ドイツ製品のデザインとブランドを強化する事を目的に定められている。3Dプリンターが同賞を受賞するのは、同賞の歴史で初めてとなる。 受賞についてビッグレップのステファン・バイヤーCEOは、「ビッグレップ・スタジオがドイツ・イノベーション賞を受賞出来た事にとても興奮しています。同賞を受賞できたことで、ビッグレップ・スタジオに対するポジティブな影響を受けることが可能になったと思います」とコメントしている。 ビッグレップ・スタジオは造形サイズ1000 mm x 500 mm x 500 mm を持つ大型のFDM3Dプリンター。ベルリンにあるビッグレップの本社でデザインされ、ドイツ国内で製造されている。現在はボストン、ニューヨーク、シンガポールに営業所を設け、グローバルな営業活動を展開している。ビッグレップ・スタジオは日本でも販売されている。
掲載日:2018年6月8日:マイミニファクトリーがアングリーバードの3Dモデルを公開
マイミニファクトリーがアングリーバードの3Dモデルを公開3Dモデル共有サイト大手のマイミニファクトリーが、フィンランドの人気ゲームキャラクター「アングリーバード」の3Dモデルを公開した。 アングリーバードはフィンランドの企業Rovioが開発したゲームキャラクターで、卵を狙って次々に襲いかかってくる敵から卵と自らを守るというゲーム。リリース直後から世界的な人気ゲームとなり、これまでに30億回ダウンロードされているという。また、アングリーバードはその後、テレビのスピンオフ番組や、映画化もされ、更なる人気を集めた。 今回マイミニファクトリーが公開するのはアングリーバードの2016年バージョンに登場した人気キャラクター。100のキャラクターの中からレッド、ダーレン、カーター、ダッチ、マチルダ、スティーブ、ザインの7つのキャラクターが選ばれた。 マイミニファクトリーは世界最大クラスの3Dモデル共有サイトを運営するスタートアップ企業。マイミニファクトリーには世界中の9,000人の3Dデザイナーが参加し、45,000点以上の3Dモデルが共有されている。 また、同社はこれまでにマイミニファクトリーで共有されている3Dモデルをクリック一つで3Dプリンターから出力できる「クリック・アンド・プリント」などのユニークなサービスを提供し、世界中の3Dプリンターユーザーの関心を集めている。
掲載日:2018年6月7日:3Doodlerが新型3Dプリンティングペン「クリエイト+」をリリース
3Doodlerが新型3Dプリンティングペン「クリエイト+」をリリース米マサチューセッツに拠点を置くアメリカのスタートアップ企業3Doodlerが、新型3Dプリンティングペン「クリエイト+」をリリースした。 3Doodlerによると、クリエイト+は「世界初のデュアルドライブシステムを搭載した3Dプリンティングデバイス」で、従来の3Dプリンティングペンよりも直感的な造形を可能にし、信頼性と耐久性が大きく向上したとしている。 クリエイト+はPLAに加え、ABS、FLEXYフレキシブルフィラメントなどの素材も使え、ジャミングが発生する頻度も低減したという。 クリエイト+のリリースについて、3Doodlerの共同創業者のダニエル・コーエン氏は、「3Doodlerクリエイト+は、3Dプリンティングデバイスを一般消費者へ広く提供するという我々のコミットメントにおける次のステップです。クリエイト+は信頼性に優れ、簡単に使え、一般消費者のための新技術への入口となるでしょう」とコメントしている。 3Doodlerは2012年設立。2013年に3Dプリンティングペン3Doodlerをキックスターターで販売したところ注文が殺到し、2百万ドル(約2億3千万円)以上を集める人気プロジェクトとなった 3Doodlerの3Dプリンティングペンは、日本でもAmazonなどから購入出来る。
掲載日:2018年6月6日:グラブCADコミュニティの機能が拡張
グラブCADコミュニティの機能が拡張エンジニア、デザイナーなどのCADユーザーが集まる世界最大規模のオンラインコミュニティであるグラブCADコミュニティの機能が拡張する。 グラブCADグループは、グラブCADコミュニティのユーザーが好きなテーマで立ち上げられるユーザーグループ。自分でグループを立ち上げられる他、他のユーザーが作ったグループに参加を申し込むこともできる。機能的にはLinkedInなどのソーシャルメディアのユーザーグループに近い。既にロボティクス、ローバーテクノロジーなどのテーマのユーザーグループが立ち上がっているという。 グラブCADコミュニティの機能拡張について、グラブCADコミュニティを運営しているストラタシスのソフトウェア・マーケティングマネージャーのエイブ・グラッドストン氏は、「グラブCADコミュニティは今日までに500万人のユーザーを抱えるまでに成長しました。成長に伴いコミュニティは、様々なレベルやバックグラウンドを持つ多様なユーザーが交わる世界へと進化しました。今回の機能拡張により、それぞれのメンバーの特定の関心領域において、メンバー同士を結びつけることが可能になります」とコメントしている。 ストラタシスは、グラブCADコミュニティをアディティブ・マニュファクチャリング技術の学習、コラボレーション、インスピレーションを体験できる場所にする事をゴールに掲げている。現時点では、ストラタシスは着実にそのゴールに近づいているようだ。
掲載日:2018年6月5日:インサイド3Dプリンティングがブラジル・サンパウロで開催
インサイド3Dプリンティングがブラジル・サンパウロで開催3Dプリンティング関連展示会のインサイド3Dプリンティングが、今月11日と12日の二日間ブラジルのサンパウロで開催される。 「デザインから製造まで」というテーマが掲げられた展示会のブラジルでの開催は、今回で五回目となる。3Dプリンティング関連展示会としては南米最大規模を誇る。メインとなる展示会では3Dプリンターメーカーなどに加え、各種の3Dプリンター用素材メーカー、バイオ関連企業、ジュエリー関連企業、建設関連企業など300社近くが出展する予定。 キーノートセッションでは南米フォルクスワーゲンのマニュファクチャリング・エンジニアリング・マネージャーのセルソ・ルイス・プラセレス氏が、フォルクスワーゲンのデジタルファクトリーにおけるインダストリー4.0の試みについて講演を行う。また、ブラジルの地元企業のバイオアーキテクツのフィリプ・マルクエスCEOが、医療におけるバイオ3Dプリンティングの最新事情についてのセッションを行う。 インサイド3Dプリンティングはサンフランシスコ、サンディエゴ、ニューヨークなどのアメリカの主要都市をはじめ、シンガポール、オーストラリアなどでの世界各地で開催されている。日本でもインサイド3Dプリンティング東京として、毎年開催されている。
掲載日:2018年6月4日:スカルプティオが年次レポート「ステート・オブ・3Dプリンティング2018」をリリース
スカルプティオが年次レポート「ステート・オブ・3Dプリンティング2018」をリリースフランスの大手3Dプリンティングサービスビューローのスカルプティオが、年次レポート「ステート・オブ・3Dプリンティング2018」をリリースした。 スカルプティオのユーザー企業1000社を対象に行われた調査は、工業財、コンスーマーグッズ、航空宇宙、自動車、医療などの業界セクターに幅広く及んだ。 まず、対象企業の70%が2018年の3Dプリンティングへの投資は増加すると答えており、産業を越えて3Dプリンティングの活用が進んでいる事を示している。また、93%の企業が3Dプリンティングを競争上の優位であると答えており、74%の企業が自社のみならず競合企業も3Dプリンティングを活用していると答えている。 また、3Dプリンターを完成品部品の製造に活用する機運も高まっている。43%の企業が3Dプリンターを完成品部品の製造に実際に製造していると答えていて、昨年の22%からほぼ倍増した。特にメタル3Dプリンターを活用していると答えた企業の割合は36%で、昨年の28%から増加した。また、ディレクト・メタル・レーザー焼結方式のメタル3Dプリンターを活用していると答えた企業の割合も21%に達した。 3Dプリンティング技術の成熟度も上がっていて、対象企業の半分が自社の3Dプリンティング技術が優れていると答えている。 また、3Dプリンターを利用する目的では、製品開発の加速化と答えた企業の割合が39%で、最大となった。カスタマイズ製品の製造と製造のフレキシビリティーの確保が、それぞれ続いた。 「ステート・オブ・3Dプリンティング2018」は、スカルプティオの専用サイトからダウンロードできる。
掲載日:2018年6月3日:フォルクスワーゲンがレーシングカーの部品製造に3Dプリンターを活用
フォルクスワーゲンがレーシングカーの部品製造に3Dプリンターを活用フォルクスワーゲンがレーシングカーの部品製造に3Dプリンターを活用し、話題になっている。 同社が開発しているのは、6月24日にアメリカのコロラドスプリングスで開催される2018年ブロードムーア・パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)と呼ばれる山登り用レーシングカー。参加チームはパイクスピークの頂上を目指してタイムを競う。 フォルクスワーゲンのレーシングチームは3Dプリンターを使って2,000点のレーシングカー用部品を製造し、製造時間を大きく短縮したという。 フォルクスワーゲンは自社の自動車の製造にも3Dプリンターを活用している。フォルクスワーゲンのポルトガル工場では2017年に1,000点の自動車部品を3Dプリンターで製造し、16万ドルのコストを削減出来たとしている。コストの削減とともにパーツ製造にかかる時間も大きく削減されている。従来の外注加工で平均35日かかっていた製造時間が、3Dプリンターの利用によりわずか4日に削減されたという。 自動車産業は比較的早くから3Dプリンターを活用してきたことで知られている。これまでは試作品の製造などに3Dプリンターが使われてきたが、今後はフォルクスワーゲンのように完成品部品の製造に3Dプリンターが使われるようになると、ある業界専門家は予想している。
掲載日:2018年6月2日:Voodooマニュファクチャリングが新素材「PET-G」と「TPU」の提供を開始
Voodooマニュファクチャリングが新素材「PET-G」と「TPU」の提供を開始ニューヨークに拠点を置く3DプリンティングサービスビューローのVoodooマニュファクチャリングが、新素材「PET-G」と「TPU」の提供を開始する。 Voodooマニュファクチャリングはサービスビューローとして着実に事業を拡大しているが、提供できる素材がPLAのみという制限があった。今回新機能性フィラメント2種類が加わる事で、ユーザーの選択肢は大きく増える事になる。 PET-G(ポリエステル・テレフタレート・グリコル)は食品安全性を持つ高機能性素材で、高い抗化学性と耐熱性を持つのが特徴。高度なメカニカル部品や医療機器の製造などに適している。 TPU(熱可塑性ポリウレタン)はウレタンゴム、ウレタン樹脂とも呼ばれ、ゴムのようにフレキシブルなのが特徴の高機能性素材。一定の温度まで加熱すると柔らかくなって特定の形状へ簡単に加工でき、冷えると固まるという性質を持つ。ブレイスやスマホケースの製造などに適しているとしている。 新素材の提供開始についてVoodooマニュファクチャリングのマックス・フライフィールドCEOは、「新素材の提供開始は、射出成型法によるモノづくりに対抗する強力な武器になります。特に完成品レベルのモノづくりをする上で有利になります」とコメントしている。 Voodooマニュファクチャリングは2015年設立。「迅速で手ごろな価格、スケーラブルな3Dプリンティングサービスを提供する」ことを目標に掲げている。
掲載日:2018年6月1日:オランダの大学が民間企業と5棟の3Dプリント住宅を建設へ
オランダの大学が民間企業と5棟の3Dプリント住宅を建設へオランダのアイントホーフェン工科大学が、民間企業と共同で5棟の3Dプリント住宅を建設する事となった。 プロジェクト・マイルストーンと名付けられたプロジェクトは、アイントホーフェンの郊外に違ったデザインの5棟の住宅を3Dプリンターで建設するというもの。1番目の住宅は平屋建ての住宅で、来年半ばごろ建設される予定。他の4棟の住宅は、いずれも複数階建てになるという。また、すべての住宅はプロジェクト参加企業が買取り、賃貸住宅として提供されるという。 プロジェクトにはアイントホーフェン工科大学の他、地元の建設企業ヴァン・ウィジェン社、不動産会社ヴェステダ社、素材メーカーのサン・ゴバンウェバー・ビーミックス社、エンジニアリング会社のウィッテヴィーン+ボス社が参加している。 住宅はいずれもオランダのホウベン・ヴァン・ミエルロ設計事務所がデザインした。担当したデザイナーは、「緑の自然の上に突然出来た、突飛な建物」をイメージしてデザインしたという。 アイントホーフェン工科大学の担当者によると、3Dプリンターで住宅を建設するというアイデアは2年前に思い付いたという。実際の建設には大型コンクリート3Dプリンターの開発に加え、デザインや素材の開発のためのパートナーが必要だったとしている。 実際に人が住める居住用の3Dプリント住宅は、フランスでも建設が進んでいる。今月には世界で初めて3Dプリント住宅へ人が入居する予定。
掲載日:2018年5月31日:INTAMSYSがシリーズA投資での資金調達に成功
INTAMSYSがシリーズA投資での資金調達に成功上海に拠点を置く中国の3DプリンターメーカーのINTAMSYSが、シリーズA投資での資金調達に成功した。調達金額やバリュエーションなどの詳細は明らかにされていないが、中国のベンチャーキャピタルのCWBキャピタル、ブリザン・キャピタルなどが投資したという。 INTAMSYSに投資したCWBキャピタルの共同創業者で世界最大のドローンメーカーのDJI会長のリー・ゼシヤン氏は、「インダストリー4.0の時代を迎え、INTAMSYSの3Dプリンティング業界におけるポジション、特にPEEK3Dプリンティング業界におけるポジションは特筆すべきものです。これからも業界にハイパフォーマンスなアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを提供してゆくでしょう」とコメントしている。 シリーズA投資での資金調達を成功させたことについて、INTAMSYSのチャールズ・ハンCEOは、「今回の資金調達は、顧客へアプリケーションベースのイノベーションを提供し、3Dプリンティングのマスカスタマイゼーションとデジタルサプライチェーンのインテグレートを可能にさせるでしょう」とコメントしている。 INTAMSYSの3DプリンターはPEEK、ULTEMTM9085、PPSU、PSU、カーボンファイバー、ナイロンなどのハイパフォーマンス・エンジニアリングポリマーを素材に、高品質の3Dプリンティングを提供している。
掲載日:2018年5月30日:ストラタシスのイラン・レビンCEOが辞任
ストラタシスのイラン・レビンCEOが辞任ストラタシスのイラン・レビンCEOが辞任する事となった。レビン氏は6月1日付けでストラタシスのCEOと取締役を辞任する。 レビン氏は長らくストラタシスのCEOを務めたデビッド・ライス氏の後任として2016年にストラタシスのCEOに就任した。同氏はまた、ストラタシスの取締役を2012年から務めていた。 レビン氏の辞任の理由は明らかにされていないが、すでに発表された2018年度第一四半期決算の低迷から、ストラタシスの業績不振の責任をとったものと見られる。第一四半期決算についてレビン氏は、「第一四半期決算の売上について失望している。特に北米市場でのハイエンドシステム注文が減少したのが響いた。公的セクター、航空宇宙、自動車といった産業セクターでのパフォーマンスが特に悪かった」とコメントしていた。 レビン氏の辞任後は、現ストラタシス取締役会会長のエルチャナン・ジャグロム氏が暫定CEOを務める。ストラタシスは、レビン氏の辞任CEOのエグゼクティブサーチを既に開始したとしている。 ストラタシスはエアバスとのコラボレーションを強化するなど、業績改善に向けた明るいニュースが出始めている。一方で、ストラタシスの再建を託されたレビン氏の就任2年あまりでの辞任は、同社の再建が簡単ではない事を示す事例となりそうだ。
掲載日:2018年5月29日:ロボ3Dがニューマターの3Dプリンターのサポートを継承
ロボ3Dがニューマターの3Dプリンターのサポートを継承カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置く3Dプリンターメーカーのロボ3Dが、今年2月に事業廃止したニューマターの3Dプリンターのサポートを継承する。ニューマターのMod-T3Dプリンターのユーザーは、ロボ3Dからテクニカルサポートを受ける事が可能になる。 カリフォルニア州パサデナに拠点を置いていた3Dプリンターメーカーのニューマターは2014年設立。小型デスクトップ3DプリンターMod-T3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを成功させ、巨額の資金を集めていた。一方で、同社の事業は収支が均衡せず、赤字経営が続いていた。また、事業の廃止を受け、ニューマターでは自社製品のテクニカルサポートを今年夏まで継続して提供すると発表していた。 ロボ3Dの共同創業者のブレイドン・モレノ氏は、「ニューマターは高いブランド力をもった素晴らしい会社でした。特に教育分野において多くのユーザーを抱えていました。我々はニューマターの顧客基盤を引継ぎ、彼らに我々が提供出来る最大のカスタマーサービスを提供する所存です」とコメントしている。 なお、事業廃止後に解雇されたニューマターの従業員の一部は、新たにロボ3Dに雇用されている。Mod-T3Dプリンターのテクニカルサポートは、ニューマターの元従業員が担当するとしている。
掲載日:2018年5月28日:キックスターターでハードウェア・スタジオ・コネクション・プログラムが開始
キックスターターでハードウェア・スタジオ・コネクション・プログラムが開始クラウドファンディングサイト大手のキックスターターで、ハードウェア・スタジオ・コネクション・プログラムが開始する。 ハードウェア・スタジオ・コネクション・プログラムは、3Dプリンターなどのハードウェア製造プロジェクトを支援するプログラムで、キックスターターの提携企業アヴネット・アンド・ドラゴンから製造に関するアドバイスが受けられるというもの。また、プログラムへのコミットメントに応じて三段階の認証バッジが付与される。 キックスターターにおいては、キャンペーンで約束されたプレッジを守れずにキャンペーンが破綻するケースが稀に発生する。3Dプリンター製造キャンペーンでも、当初予定された出荷日に製品が出荷されないケースや、最悪のケースではキャンペーンそのものが中止されるケースも発生している。 中でも2017年に行われた小型デスクトップ3Dプリンター「Tiko」製造キャンペーンは巨額の資金を集める人気キャンペーンとなったが、最後まで製品が出荷されずに終了したキャンペーンとなった。ハードウェア・スタジオ・コネクション・プログラムを活用する事で、そのような事態を未然に防ぐ事が期待されている。 現時点では、キックスターターにおいて四つのハードウェア・スタジオ・コネクション・プログラム認証キャンペーンが展開されている。
掲載日:2018年5月27日:ナノ・ディメンションのCTOにジェイム・ヌルマン氏が就任
ナノ・ディメンションのCTOにジェイム・ヌルマン氏が就任イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションのCTOに、ジェイム・ヌルマン氏が就任した。 ヌルマン氏はIT・ハイテク業界で30年以上の経験を持つベテランで、これまでにアプライドマテリアルズ副社長などを歴任している。アプライドマテリアルズ時代での15年間で、ヌルマン氏は同社の事業規模を10億ドル(約1,100億円)規模に成長させ、その手腕が高く評価されている。 ヌルマン氏のCTO就任について、ナノ・ディメンションのエイミット・デュローリCEOは、「ヌルマン博士はこの業界において、技術的なリーダーシップを発揮する事で知られています。彼の経験は我々の今後の戦略的展開で必ず活かされるでしょう。彼の優れたトラックレコードは、ナノ・ディメンションの技術の商品化を実現させます。ナノ・ディメンションの今後の成長を加速させるのは間違いないでしょう」とコメントしている。 ナノ・ディメンションは2012年設立のイスラエルのベンチャー企業。イスラエルのネス・ジオナに拠点を置き、PCB3Dプリンティング技術を用いて電子基板製造用3Dプリンター「ドラゴンフライ20203Dプリンター」などを製造している。
掲載日:2018年5月26日:カラーファブが新サービス「カラー・オン・デマンド」を開始
カラーファブが新サービス「カラー・オン・デマンド」を開始オランダの3Dプリンター用フィラメントメーカーのカラーファブが、新サービス「カラー・オン・デマンド」を開始する。カラー・オン・デマンドはユーザーが希望する色のフィラメントをオンデマンドで製造するサービス。 カラー・オン・デマンドでは既定の60種類のカラーをベースに、ユーザーの指定するカラーのフィラメントを製造する。素材は現時点ではPLAのみ利用可能。最低発注重量は2キログラムとなっている。 ベースカラーでの注文の場合、注文から製品の受け取りまでに5日から8日程度必要。なお、全く新しい色の場合、2週間から3週間が必要。価格は2キログラムのスプールで75ユーロ(約10,125円)となっている。 ユーザーが希望する色のフィラメントをオンデマンドで製造するサービスは、カラーファブのカラー・オン・デマンドが世界初となる。 カラーファブはオランダの素材企業ヘリアン・ポリマーズの社内ベンチャーとして設立され、これまでにブロンズフィルなどの金属系フィラメントやウッドフィル、バンブーフィルなどのウッド系フィラメントをリリースしてきている。カラーファブのフィラメントは高品質と高機能性が高く評価され、世界中の3Dプリンターユーザーの支持を集めている。
掲載日:2018年5月25日:3DプリンターOSがコダックの3Dプリンターをサポートへ
3DプリンターOSがコダックの3Dプリンターをサポートへクラウドベースの3Dプリンター管理ソフトを提供している3DプリンターOSが、コダックの3Dプリンターをサポートする運びとなった。 サポート契約の締結について3DプリンターOSのジョン・ドグルCEOは、「この度リリースされたコダックのポートレート3Dプリンターと我々のソフトウェアをインテグレート出来た事に大きな誇りを感じています。80年代にDOSがIBMのパソコンのOSとして採用されて一気に普及したように、我々のソフトウェアも同じビジョンの下で活躍出来ると信じます」とコメントしている。 コダックポートレート3Dプリンターはコダックのフラッグシップモデルの3Dプリンターで、四年間の製品保証と共に、3DプリンターOSのクラウドマネジメントシステムがバンドルされて供給される。価格は1台2,999ドル(約33万円)となっている。 3DプリンターOSはシリコンバレーに拠点を置くベンチャー企業で、マイクロソフトの共同創業者のポール・アレン氏率いるベンチャーキャピタルのヴォルカン・ベンチャーズが出資している。3DプリンターOSのクラウドマネジメントシステムは、最近マイクロソフトのクラウドコンピューティングプラットフォームのマイクロソフトAzureにバンドルされ、話題となった。
掲載日:2018年5月24日:ポストプロセス・テクノロジーズが北米市場のパートナーシップ契約を拡大
ポストプロセス・テクノロジーズが北米市場のパートナーシップ契約を拡大3Dプリンティング後のポストプロセスに特化したアメリカのポストプロセス・テクノロジーズが、北米市場のパートナーシップ契約を拡大する。同社はこれまでにアドバンストテック、シメトリクス、フィッシャー・ユニテック、テックラブズとのチャネルパートナーシップ契約を締結した。 チャネルパートナーシップ契約では、パートナーは「マーケットリーダー」「ポリマー・メタル」「インダストリーパートナー」の三つのカテゴリに分類される。「マーケットリーダー」には3Dプリンターの販売店など、3Dプリンターについての十分な知識と経験を有する企業が選ばれる。 「ポリマー・メタル」は、それぞれの素材を扱うパートナーが選ばれる。素材によってポストプロセスの仕方が違うため、素材ごとにパートナーを選ぶとしている。 「インダストリーパートナー」は、産業ごとに3Dプリンターの製造プロセスなどを教育する事が求められるとしている。 今回のパートナーシップ契約締結について、ポストプロセス・テクノロジーズのジェフ・マイズCEOは、「四社はいずれもアディティブ・マニュファクチャリングの世界における確たるリーダー企業です。いずれも突出したカスタマーサービスを提供してくれるでしょう」とコメントしている。 3Dプリンターでモノを造形すると、通常はフィニッシュや仕上がりに問題が生じるケースが多い。ポストプロセス・テクノロジーズは、そうしたモノに後工程処理を施し、仕上がりを向上させるサービスを提供している。
掲載日:2018年5月23日:アレフ・オブジェクツが新型3Dプリンター「LulzBot Mini 2」をリリース
アレフ・オブジェクツが新型3Dプリンター「LulzBot Mini 2」をリリースコロラド州に拠点を置くアメリカの3Dプリンターメーカーのアレフ・オブジェクツが、新型3Dプリンター「LulzBot Mini 2」をリリースする。前世代のLulzBotシリーズをベースに数々のアップデートを加えたもので、ヘッドにE3Dのチタン・エアロホットエンドが標準で搭載されている。 また、ビルドボリュームも前世代シリーズよりも大きくなり、スタンドアロンでのプリンティングも可能になった。 「LulzBot Mini 2」の価格は1台1,500ドル(約165,000円)。カリフォルニア州コスタメサに拠点を置く3Dプリンター・3Dプリンター用フィラメント販売店のマターハッカーが販売している。なお、マターハッカーによると、「LulzBot Mini 2」の入荷予定日を5月31日としている。 アレフ・オブジェクトは2011年設立。設立以来オープンソースの3DプリンターLulzBotシリーズを製造販売し、近年業績を伸ばしている。同社は昨年アメリカの経済雑誌「Inc.」が選ぶ「最も成長している未上場コンピューターハードウェア企業500社」に選出されている。 同社の3Dプリンターは、世界中の3Dプリンターをネットワークしているオランダのベンチャー企業の3Dハブズのトレンドレポートでも、高いユーザー評価を得ている。
掲載日:2018年5月22日:オートデスクが各種の無料ワークショップを提供
オートデスクが各種の無料ワークショップを提供3DCADソフトメーカー大手のオートデスクが、3Dプリンティング、ウッドショップ、メタルショップ、CNCミリングなどの各種の無料ワークショップを提供する。いずれのワークショップも、サンフランシスコにあるオートデスクのファブラボ「ピア9」で提供される。 全部で25講座が提供されるワークショップは、オートデスクとピア9のユーザーのコラボレーションで誕生したもので、3Dプリンター、レーザーカッター、ウォータージェットカッター、CNCミリングマシンなどの使い方が学べる実践的な内容になっている。また、3Dプリンターなどのハイエンドマシンに加え、溶接などの基本的な講座も提供される。 3Dプリンティングのワークショップでは、ストラタシスのオブジェット・コネックスシリーズとFortus450FDM3Dプリンターを使い、3Dモデルの作り方から実際の出力までを一貫して学ぶ事ができる。 ワークショップの受講は無料だが、インストラクタブルズのアカウント取得が必要。なお、テキストのPDFファイルのダウンロードにはインストラクタブルズのプレミアムアカウントが必要となっている。ワークショップの申し込みはインストラクタブルズの専用ページから行える。
掲載日:2018年5月21日:Amazonがユーザーの3Dボディースキャニングサービスの実験を開始
Amazonがユーザーの3Dボディースキャニングサービスの実験を開始Amazonがユーザーの3Dボディースキャニングサービスの実験を開始した。Amazonのニューヨークオフィスで行われるもので、ユーザーのボディースキャニングデータを20週間保存し、各種の分析などに利用される。参加者には250ドル分のAmazonギフトが贈られるという。 Amazonが3Dボディースキャニングサービスの実験を開始した背景には、消費者の返品率を下げる事でオペレーションコストを削減する戦略がある。オンラインリテーラーにとっては返品を大きな問題で、返品にかかるコストと手間が負担になっている。消費者の正確な3Dボディースキャニングデータを確保する事で消費者に適したサイズの服を提供する事が可能になり、同時に返品率を下げる事が可能になると期待されている。 ある関係者は、Amazonが消費者の3Dボディースキャニングデータを蓄積する事で、将来的にはアパレル3Dプリンターなどで消費者の体にフィットした服を直接プリントする事も可能になるとしている。 なお、今回のプロジェクトはAmazonが昨年10月に買収したスタートアップ企業のボディー・ラブズが行っている。。ボディー・ラブズは2013年設立、3DボディースキャニングデータをAIを使って解析するソルーションを提供している。
掲載日:2018年5月20日:米CIAが支援するベンチャー企業が世界初のカーボンファイバー製3Dプリント自転車を製造
米CIAが支援するベンチャー企業が世界初のカーボンファイバー製3Dプリント自転車を製造米CIAが支援するベンチャー企業のArevoが、世界初のカーボンファイバー製3Dプリント自転車を製造した。 Arevoは独自開発したデポジション・ヘッド技術を使い、自転車のボディーフレームをロボットアームで素材を溶融しながら3Dプリントした。カーボンファイバーを使った従来の製法に比べ大幅に製造コストを削減し、1台のボディーフレームにかかったコストはわずか300ドル(約33,000円)だという。 Arevoは最近シリーズB投資で1,250万ドル(約13億7,500万円)の資金を調達している。シリーズB投資には日本の旭硝子株式会社や住友商事の米国子会社なども参加している。また、Arevoには米CIAが組成したベンチャーファンドのIn-Q-Telも出資していて、Arevoは事実上CIAが支援するベンチャーとなっている。 Arevoにはまた、新CEOとしてAmazonとGoogleでの勤務経験を持つジム・ミラー氏が就任している。シリーズB投資の成功を受け、ミラー氏は「(これまで困難だったカーボンファイバーの3Dプリンティングについて)航空機の胴体や翼など、どんなに大きなものでも3Dプリントできるようになりました」とコメントしている。ミラー氏はまた、調達した資金をソフトウェアの開発と製造プロセスの改善に使いたいとしている。
掲載日:2018年5月19日:イタリアのベンチャー企業がスリーディーシステムズと共同でデンタルビジネスの立ち上げに成功
イタリアのベンチャー企業がスリーディーシステムズと共同でデンタルビジネスの立ち上げに成功イタリアのベンチャー企業Yndetechがスリーディーシステムズと共同で、デンタルビジネスの立ち上げに成功している。 2015年設立のYndetechはスリーディーシステムズのProXDMP1003Dプリンターを使って歯科用インプラントの製造を行っているが、設立からわずか3年で700人の患者のインプラントを製造したという。 同社は創業した2015年に最初のProXDMP1003Dプリンターを導入し、インプラントを24時間で製造するサービスを立ち上げた。同社のサービスは好評となり、同社は直ちに2台めのProXDMP1003Dプリンターを導入した。2台めの3Dプリンター導入でも製造が間に合わず、同社はその後さらに2台のProXDMP1003Dプリンターを導入したという。 Yndetechは現在4台のProXDMP1003Dプリンターを使い、コバルトクロームを素材に1日に50から60のインプラントを製造しているという。 ビジネス立ち上げの成功について、スリーディーシステムズのジェネラルマネージャーのウェイン・デーヴィー氏は、「Yndetechのような若い企業が成功するのを見るのは喜ばしい事です。歯科医療の世界のように、特に絶対的な精密さが要求される世界においてはなおさらです。彼らの成功が、歯科医療における我が社のソルーションの完ぺきさを証明してくれていると思います」とコメントしている。