3Dプリンター技術研究所(InkJet&FDM熱溶解積層1

3Dプリンターに関する高度な技術と豊富な情報

ご挨拶

研究所 所長 工学博士 山口修一 
(3D プリンター&インクジェットコンサルタント)

デジタルファブリケーション分野における、AM(Additive manufacturing)装置の中で、 低価格のFDMプリンターやインクジェット式の3Dプリンターが注目を集めていますが、 その本格的な進化は、これからと言えます。様々な情報があふれている中で、当研究所は 30年以上に及ぶインクジェット開発経験と様々な分野との接点やチャンネルを活かす ことにより、3Dプリンター関連ビジネスの発展に寄与できるように努めて参ります。

研究所所長 山口修一

山口修一 略歴
1983年 東京工業大学大学院、博士前期課程修了
1983年 大手プリンターメーカー入社。インクジェット開発に従事
1997年 マイクロジェット設立、代表取締役就任
2013年 大阪大学大学院、博士後期課程修了
2012年 著書 光文社新書『インクジェット時代がきた!』
3Dプリンターに関する講演、ラジオ出演多数

3Dプリンター技術研究所では下記のようなご要望にお応えすべく、日々技術革新と情報収集に努めています。

新着情報

2018/11/16
formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2018。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2018/7/2
第29回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第29回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/5/23
第29回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/20(水)~6/22(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東21-30
2018/2/19
3D Printing 2018展来場の御礼
3D Printing 2018展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/1/12
3D Printing 2018展に出展致します。
2/14(水)~2/16(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6J-23
2017/11/10
formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2017。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2017/6/26
第28回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第28回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/5/24
第28回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/21(水)~6/23(金)
東京ビッグサイト 東1ホール
ブース№43-29
2017/2/20
3D Printing 2017展来場の御礼
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/1/16
3D Printing 2017展に出展致します。
2/15(水)~2/17(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6L-22
2016/12/26
セミナーご参加の御礼
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。     
2016/10/26
formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2016。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2016/6/27
第27回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016/5/31
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/22(水)~6/24(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東7-38
2016/2/3
3D Printing 2016展来場の御礼
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/12/21
調査レポート先行予約開始のお知らせ
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』の先行予約を開始いたしました。
2015/12/22
3D Printing 2016展に出展致します。
1/27(水)~1/29(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6G-20
2015/12/11
セミナーご参加の御礼
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2015/8/26
視察ツアー募集開始のお知らせ
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。
Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015/8/18
講演会ご参加の御礼
先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、当研究所所長山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/7/3
第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/28
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/24(水)~6/26(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東8-38
2015/5/21
BIO tech2015展来場の御礼
BIO tech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/21
先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/4/13
BIO tech2015展に出展致します。
5/13(水)~5/15(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№4-47(微細加工ゾーン内)
2015/3/11
先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/2/18
nanotech大賞2015受賞報告
弊社は、nanotech2015展に出展し、
「nanotech大賞2015 日刊工業新聞社賞」を受賞いたしました。
2015/2/18
nanotech2015展来場の御礼
nanotech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/2/18
3D Printing 2015展来場の御礼
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014/12/19
nanotech2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東4~6ホール
ブース№ 5G-02
2014/12/19
3D Printing 2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6D-09
2014/12/19
先日行われました近畿化学協会機能性色素・エレクトロニクス部会東京地区合同公開講演会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/12/19
先日行われました日本印刷学会の2014年度プリプレス研究会にて、弊社の堀が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/23
先日行われました色材協会関東支部の印刷インキアドバンス講座にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/15
先日行われました農工大・多摩小金井ベンチャーポート9月セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/9/16
BioJapan 2014展に出展致します。
10/15(水)~10/17(金)
パシフィコ横浜
ブース№ B101(中小機構ブース内)
2014/7/14
先日行われました大阪府工業協会の2014年度3Dプリンタ実践導入研究会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/7/14
先日行われました愛知県経営者協会機械金属部会総会の特別講演にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/5/27
第25回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/25(水)~6/27(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№7-40
2014/4/23
BIO tech2014展に出展致します。
5/14(水)~5/16(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№8-1(バイオ医療開発ゾーン内)
2014/1/22
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2014/1/15
nanotech2014展に出展致します。
1/29(水)~1/31(金)
東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
ブースNo.6-G21
2013/12/18
3Dプリンターセミナーの次回開催日は2014年2月の予定です。
2013/12/4
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2013/12/2
3Dプリンター技術研究所ホームページを新たにオープンしました。

セミナー・イベント情報

2018/12/10
【formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2018年12月7日(金)
開催場所:AP品川アネックス (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2017/11/10
【formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2017年12月15日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2016/12/26
【formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2016年12月22日(木)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2015/12/11
【EuroMold2015 & formnext
にみる3Dプリンター最前線】
開催日 :2015年12月10日(木)
開催場所:AP品川
※満席により、お申込みは終了しました
2015/1/20
【EuroMold 2014 から見えてきた3Dプリンティングの未来】
開催日 :2015年1月21日(水)
開催場所:(株)3Dプリンター総研 セミナールーム
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/5/21
【3Dプリンター体験会】
開催日 :2014年5月24日(土)
開催場所:当研究所
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/1/22
【3Dプリンタ、造形材料開発者向け
セミナー】
開催日 :2014年3月6日(木)
開催場所:東京都内
※お申し込みは終了しました

新刊・レポ

2018/7/4new【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と先進分野への応用
体裁/A4判 264頁
詳しくはこちら
2018/7/4new【最新書籍情報!】
2018年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 168頁
詳しくはこちら
2018/1/22【最新書籍情報!】
formnext2017 報告レポート
体裁/A4判 240頁超 フルカラー
詳しくはこちら
2017/6/21【最新書籍情報!】
2017年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 175頁
詳しくはこちら
2017/2/28
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
体裁/B5判 上製 230頁
詳しくはこちら
2016/3/28
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場
~IoT時代に求められるモノづくり~
体裁/A4判 並製 182頁
詳しくはこちら
2016/1/27
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
体裁/B5判・270頁 詳しくはこちら
2015/12/21
【最新調査レポート情報!】
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
体裁/A4判レポート・165頁フルカラー
詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
体裁/B5判・280頁 詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
体裁/A4判・143頁 詳しくはこちら
2015/2/25
【最新調査レポート情報!】
『EuroMold2014 報告レポート』
<Euro Mold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来>

2014年11月25日より28日までの4日間ドイツのフランクフルトで開催されたEuroMold 2014。先日、報告会を開催いたしましたが、かねてからご要望のありましたレポート版が完成いたしました。
詳しくはこちら
2014/2/26
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンタに関する特許分析レポート』

「3Dプリンタ」に関連する特許を分析、さらに3Dプリンタを取り巻く環境情報(訴訟・市場) をコンパクトに整理致しました。
詳しくはこちら
2013/12/18
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンティング革命アメリカ最新レポート』

アメリカの3Dプリンターを利用したビジネスの数々を紹介!!
詳しくはこちら
2013/12/2
【おすすめ度No.1書籍】
3Dプリンターについて書かれた、 当研究所の所長の著作本は こちら

世界の3Dプリンターニュース 抜粋 ニュース一覧はこちら

掲載日:2018年12月10日:イタリアの3Dプリンターメーカーがフォームラブズを特許侵害で提訴
イタリアの3Dプリンターメーカーがフォームラブズを特許侵害で提訴イタリアの3DプリンターメーカーのDWSシステムズが、アメリカのデスクトップSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズを特許侵害で米バージニア地方裁判所に提訴した。DWSシステムズによると、フォームラブズはDWSシステムズが開発したヒーティングシステムに関する特許を侵害したという。 提訴を受け、フォームラブズの共同創業者でCEOのマックス・ロボフスキー氏は、「我々は我々のポジションを強固に守りぬく所存です。我々はいかなる特許も侵害していません。特許侵害を訴えて他者の成長を抑えようとする行為に、勝者は存在しません」とコメントしている。 フォームラブズは、これまでに大手3DプリンターメーカーのスリーディーシステムズからSLA技術に関する特許侵害で提訴され、和解した経験がある。また、別のSLA3Dプリンターメーカーのエンヴィジョンテックからも特許侵害で提訴されている。 DWSシステムズは、2017年1月にイタリアの裁判所にフォームラブズが同社が開発したステレオリソグラフィー技術に関する特許侵害で提訴している。その後、同社はドイツとトルコの裁判所で同じ内容で提訴し、ドイツの裁判所が2018年8月にDWSシステムズの訴えを認める判決を出している。 裁判の結果は今後のフォームラブズの営業にも何らかの影響を与えるものと見られ、業界関係者の注目を集めている。
掲載日:2018年12月9日:ビッグレップの大型3Dプリンターの販売台数が四年で10倍に増加
ビッグレップの大型3Dプリンターの販売台数が四年で10倍に増加一昨日東京品川で開催された「formnext 2018にみる3Dプリンター最前線」セミナーで、株式会社3Dプリンター総研の山口修一代表取締役が、ビッグレップ(Big Rep)の大型3Dプリンターの販売台数が四年で10倍に増加したことを明らかにした。 同氏がformnext 2018現地のビッグレップのブースで確認したもので、ビッグレップの大型3Dプリンターの販売台数は2014年の12台から年々増加し、2015年81台、2016年120台、2017年151台に増え、今年も多くの販売が見込まれているという。 販売台数の増加について同氏は、家具やバスタブなどのインテリアグッズメーカーなどが大型3Dプリンターの存在を知り始め、プロトタイプづくりに使い始めていることなどを理由に挙げている。また、ビッグレップが開発したメタリング・エクストルーダー・テクノロジーにより、造形速度が従来よりも大幅にスピードアップしたことなども関係しているとしている(メタリング・エクストルーダー・テクノロジーは、フィラメントを逐次溶融して積層造形するタイプではなく、ノズルに内蔵されたコンテナーにあらかじめ素材を溶融してプールし、一気に吐出して造形する技術)。 同氏はさらに、formnext 2018にはポーランドやスペインの3Dプリンターメーカーも大型3Dプリンターを展示し、来場者の関心を集めていたとも話した。
掲載日:2018年12月8日:3Dプリンター総研が品川で「formnext 2018にみる3Dプリンター最前線」セミナーを開催
3Dプリンター総研が品川で「formnext 2018にみる3Dプリンター最前線」セミナーを開催本サイト「世界の3Dプリンターニュース」を運営している株式会社3Dプリンター総研が昨日、品川で「formnext 2018にみる3Dプリンター最前線」セミナーを開催した。会場には日本全国から多くの受講者が集まり、活気溢れる中での開催となった。 講師は株式会社3Dプリンター総研代表取締役の山口修一が務めた。セミナーは七部構成で、formnext2018の概況、注目すべき3Dプリンターメーカー・ベンチャー企業、3Dプリンター用素材の動向、今後期待される技術動向・業界動向などについて詳細な解説が行われた。特に3Dプリンターの造形方式に応じた解説がわかりやすく、受講者の関心を集めていた。 注目すべき3Dプリンターメーカーとして、アメリカのデスクトップメタル、オーストラリアのSPEE3D、オーストラリアのオーロラ・ラブズ、ドイツのビッグレップを挙げ、それぞれ技術的見地や市場ニーズから優位性などを説明した。 セミナーの総括として、講師は現在の日本の3Dプリンターの状況を「3Dプリンター2.0」の状態にあるとし、世界のトレンドからやや遅れてはいるものの、いずれ次の成長フェーズに突入すると予想した。そして、次の世界的な3Dプリンターブームが2021年から2022年にかけて発生すると予想した。 3Dプリンター総研では、来年もformnext 2019の開催に合わせて同セミナーを開催する予定。
掲載日:2018年12月7日:GKNエアロスペースが新マニュファクチャリングセンターをオープン
GKNエアロスペースが新マニュファクチャリングセンターをオープンイギリスの航空機製造大手のGKNエアロスペースが、イギリス国内に新マニュファクチャリングセンターをオープンする。GKNエアロスペースとイギリス政府の共同事業として設立されるもので、GKNエアロスペースが1700万ポンド(約23億円)、イギリス政府が1500万ポンド(約20億2500万円)をそれぞれ出資する。センターは2020年にオープンする予定。 センターは1万平方メートルの大きさで、300人のエンジニアが勤務する予定。センターではメタル3Dプリンティングなどのアディティブ・マニュファクチャリング技術に加え、インダストリー4.0関連の各種の新技術の開発が行われるという。また、エアバスとの共同プロジェクト「明日の翼」技術プログラムなども実施されるという。 センターの開設について、GKNエアロスペースのハンス・ビュースカーCEOは「GKNエアロスペースは18世紀から続く伝統を持つ会社で、イギリスの航空宇宙セクターのリーディング企業です。センターの開設により、我々の顧客に様々な新技術の恩恵をもたらすことが可能になります。そして、航空機そのものをよりサステイナブルで、より経済的にすることが可能になります」とコメントしている。
掲載日:2018年12月6日:フォードがアドバンスド・マニュファクチャリングセンターを開設
フォードがアドバンスド・マニュファクチャリングセンターを開設アメリカの大手自動車メーカーのフォードが、アドバンスド・マニュファクチャリングセンター(先端製造技術センター)をミシガン州レッドフォードに開設した。 フォードが「デベロップメント・ハブ」と位置付けるセンターでは100人の技術者が勤務し、アディティブ・マニュファクチャリング技術を含む最新のテクノロジーを用いたモノづくりを行う。センターには23台のハイエンド3Dプリンターが設置され、各種のパーツづくりなどが行われる。 センターではアディティブ・マニュファクチャリング技術に加え、最新のAR技術を用いたデザインシミュレーションも行う。パーツなどを実際に製造する前にアセンブリのシミュレーシを行うことで、危険性の除去やワークフローの最適化が実現できるとしている。 センターの開設について、フォードのグローバル・オペレーション担当社長のジョー・ヒンリックス氏は、「100年以上前、フォードは世界初の移動式アセンブリラインを完成させ、車の大量生産を可能にしました。今日、我々は明日のアセンブリラインをあらためて構築しています。映画の中でしか見られなかったような技術を活用し、我々の製造効率と品質をさらに高めてゆきます」とコメントしている。 フォード
掲載日:2018年12月5日:コダックがラズベリーPiベースの3Dプリンターをリリース
コダックがラズベリーPiベースの3DプリンターをリリースコダックがラズベリーPiベースの3Dプリンター「コダック・ポートレート3Dプリンター」をリリースした。 コダック・ポートレート3Dプリンターは、コダックブランドで販売される初の3Dプリンター。デュアルエクストルーダーと5インチのカラータッチスクリーンを搭載し、シンプルなデザインが特徴になっている。また、リモートモニタリング用カメラも搭載し、タイムラスプ映像などを撮影することも可能になっている。 また、クラウドベースの3Dプリンター管理プラットフォーム「コダック3Dクラウド」も提供され、ユーザー同士で3Dモデルの共有や編集が可能になっている。 コダックでは、コダック・ポートレート3Dプリンターのターゲットを「プロフェッショナルマーケット」と定めていて、自ら「競合ひしめく市場に参加するためのモデル」としている。 コダック・ポートレート3Dプリンターの価格は3500ドル(約39万円)からとなっている。 コダックは1881年設立の写真用品メーカー。一時は世界最大の写真フィルムメーカーとなったが、2000年頃から始まったカメラのデジタル化への対応が遅れ、2012年に経営破綻した。現在はフィルム製造、加工などの業務に縮小して事業を継続している。
掲載日:2018年12月4日:ベルギーのスタートアップ企業が大型リサイクル3Dプリンターを開発
ベルギーのスタートアップ企業が大型リサイクル3Dプリンターを開発ベルギーのスタートアップ企業が大型リサイクル3Dプリンターを開発したとして話題になっている。 開発したのはベルギーのゲンクに拠点を置くコロッサス社。シッピングコンテナ内に設置された3Dプリンターは、造形サイズ2.67m x 1m x 1.5mを持つ大型3Dプリンター。最大1時間に15キロの吐出スピードで造形できるとしている。素材はrPET、リサイクルPET、リサイクル・ポリプロピレンなどを使用する。 3Dプリンターを開発したことについて、コロッサスの共同創業者のフィリップ・メリレット氏は、「当初はクライアントの要望により大型の3Dプリンターを探していました。ところが、検討対象となった3Dプリンターはいずれも遅く、価格も高く、使える素材も限定的でした。それであれば、自分たちで3Dプリンターを作ってしまおうという話になったのです」と説明している。 コロッサスは現在、シングルノズルタイプの現行モデルに加え、マルチノズルタイプの新型モデルを開発している。新型モデルは、最大1時間に25キロの吐出スピードでの造形を目指しているという。 コロッサスでは現在3Dプリンターのプレオーダーを受け付けている。価格やサポートなどについての詳細は明らかにされていない。
掲載日:2018年12月3日:アディダスが新型スニーカー「アルアフェッジ4DFW18」をリリース
アディダスが新型スニーカー「アルアフェッジ4DFW18」をリリースアディダスが新型スニーカー「アルアフェッジ4DFW18」をリリースした。アルアフェッジ4DFW18は同社の最新シリーズで、ミッドソールをアメリカの3Dプリンターメーカーのカーボンが製造している。価格は300ドル(約33,000円)からとなっている。 アルアフェッジ4DFW18のリリースについて、アディダスのフューチャーデザイン担当ディレクターのクラウス・ロースホーベン氏は、「アルアフェッジ4DFW18は、我が社の最も意欲的なミッドソールを搭載したシリーズです。我々が掲げるフューチャークラフトイノベーションというコンセプトを体現し、製造プロセスそのものを再考させるのみならず、(スニーカー製造のための)データドリブンの新たな切り口を提供してくれます」とコメントしている。 アルアフェッジ4DFW18は、ラティスデザインと呼ばれる網状のデザインが特徴で、安定性とピンポイントエネルギーリターンが得られるというメリットがある。ミッドソールはカーボンのDSL3Dプリンターで製造されている。 スニーカーづくりに3Dプリンターを導入する機運は世界的に高まっている。アメリカの大手スポーツブランドのNikeも、マラソンランナーに最適化されたカスタマイズドシューズの製造を開始すると発表している。イギリスのスポーツブランドのリーボックも、カスタマイズド3Dプリントスニーカーの販売をアメリカで開始すると発表している。
掲載日:2018年12月2日:ヴォクセルジェットが2018年度第三四半期決算を発表
ヴォクセルジェットが2018年度第三四半期決算を発表ドイツの工業用3Dプリンターメーカーのヴォクセルジェットが、2018年度第三四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上は712万ユーロ(約9億1,136万円)で、前年同期の738万ユーロ(約9億4,464万円)から3.6%減少した。 3Dプリンター本体の売上は370万ユーロ(約4億7,360万円)で、前年同期から9.8%減少した。オンデマンドプリンティングサービスを含むサービス部門売上は前年同期から4.4%増加し、340万ユーロ(約4億3,520万円)となった。 決算の発表についてヴォクセルジェットのインゴ・エデラーCEOは、「(3Dプリンターの)世界的なモメンタムについては自信を持っています。アメリカ市場は特によく、中国を含むアジア市場も成長しています。特にインドネシアには、過去最大規模の3Dプリンティングシステムを販売しました。2019年にかけて、新たにスポーティンググッズ、家庭用消費財、自動車用インテリアグッズなどの領域へ進出する予定です」とコメントしている。 第三四半期末時点の3Dプリンターの受注残は、第二四半期末時点から14%増加した。ヴォクセルジェットでは、受注残を消化する第四四半期に3Dプリンターのさらなる売上を計上できる見込みとしている。
掲載日:2018年12月1日:BASFベンチャーキャピタルが中国の3Dプリンティング企業へ投資
BASFベンチャーキャピタルが中国の3Dプリンティング企業へ投資ドイツの大手化学メーカーのBASF傘下のBASFベンチャーキャピタルが、中国の3Dプリンティング企業プリズムラブへ投資した。バリュエーションなどの投資の詳細な情報は明らかにされていない。 プリズムラブは上海に拠点を置くベンチャー企業で、独自開発したサブピクセル・マイクロスキャニング・ライティング技術をベースにしたSLA3Dプリンターを開発している。同社の技術について同社のプレスリリースは、「プリズムラブの技術はプリントスピードを損なうことなくハイレゾルーションのプリンティングを可能にさせます。造形物のピクセルに対するエネルギーを増加させるため、プリズムラブの技術は樹脂のピクセルをいくつかのセクションにわけ、LCDに直接露出して個別に造形させています」とコメントしている。 プリズムラブへの投資について、BASFベンチャーキャピタルのマネージングディレクターのマーカス・ソリビーダは、「プリズムラブへの投資はBASFにとって初の対中国企業投資になります。中国は現在、製造業中心の経済からイノベーション中心の経済へと移行しつつあります。同社への投資は中国でのイノベーション能力を拡大し、最終的には我々に成功をもたらすと信じています」とコメントしている。
掲載日:2018年11月30日:アメリカ合衆国下院に3Dプリント銃の禁止法案が提出
アメリカ合衆国下院に3Dプリント銃の禁止法案が提出アメリカ合衆国下院に3Dプリント銃の禁止法案が提出された。法案を提出したのはフランク・ジョセフ・パロン下院議員。法案はアメリカにおける3Dプリント銃そのものとそのデジタルファイルの所有と流通を禁止するというもの。 「3D銃火器禁止法案」と名付けられた法案はさらに、「3Dプリント銃の販売、取得、流通を禁止し、また3Dプリント銃のアメリカ合衆国への輸入を禁止し、アソルト銃の組み立てキット、マシンガンの組み立てキットなどの流通を禁じる」としている。 また、3Dプリント銃の広告を含む一切のマーケティング行為も禁止するとしている。 法案がディフェンス・ディストリビュテッドなどの3Dプリント銃の3Dモデル共有サイトを対象にしていることは明白で、法案の通過により同サイトの速やかな廃止を目指しているものと見られる。 アメリカではディフェンス・ディストリビュテッド創立者のコーディー・ウィルソン氏とアメリカ政府が和解し、長年の法廷論争に終止符が打たれたばかり。和解の結果、コーディー・ウィルソン氏はアメリカ憲法が定める武器所有の自由をもとに3Dプリント銃の3Dモデルの公開を再開していた。 一方で、ワシントン州などの一部の州では州内における3Dプリント銃の3Dモデルの公開を禁止している。3Dプリント銃をめぐる論争は今後も当分続きそうだ。
掲載日:2018年11月29日:ワールプールがシンガポールのベンチャー企業と共同でデジタル在庫システムを構築へ
ワールプールがシンガポールのベンチャー企業と共同でデジタル在庫システムを構築へアメリカの大手家電メーカーのワールプールが、シンガポールのベンチャー企業のスペアパーツ3Dと共同でデジタル在庫システムを構築する。 スペアパーツ3Dは、メーカーなどの在庫をデジタル化することを目的に設立されたスタートアップ企業。物理的な在庫を3Dモデル化し、必要に応じて3Dプリンターで造形する。同社は特にワールプールのカスタマーサポート用部品の製造を行うとしている。 スペアパーツ3Dとの協業について、ワールプールのコンスーマーサービス担当責任者のフランコ・セッチ氏は、「スペアパーツ3Dは、我々のビジネスに3Dプリンターがどのように活用できるかについての明確なビジョンを示してくれました。3Dプリンティング技術では大量生産はできません。しかし、製品の経年劣化や部品の不足といった課題に対しての素晴らしい解決策を提示してくれています。我々のカスタマーサービスに極めて大きなインパクトを与えるでしょう」とコメントしている。 計画では、シンガポールでパイロトプログラムが先行して実施され、ワールプールの家電用部品150点のデジタルファイルが用意されるという。 家電などの消耗部品を3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっている。イギリスの家電メーカーのダイソンも、自社の掃除機のノズルなどの消耗部品の3Dファイルをインターネットで公開し、利用者がダウンロードして3Dプリントできる仕組みを提供している。
掲載日:2018年11月28日:3Dプリント・レコードプレーヤーのキックスターターキャンペーンが開始
3Dプリント・レコードプレーヤーのキックスターターキャンペーンが開始3Dプリント・レコードプレーヤーのキックスターターキャンペーンが開始され、話題になっている。 Lenco-MDと名付けられた3Dプリント・レコードプレーヤーのキャンペーンを開始したのはオランダのQeske社とスイスのLenco社、そして3Dプリンターメーカーのレップラップ・ユニバース社の三社。キャンペーン開始から三日目となる今日現在で、20人のバッカーから16,443ユーロ(約2,115,823円)の資金を集めている。 Lenco-MDはカスタマイズ可能なレコードプレーヤーで、7色の好きなカラーが選べるほか、太陽光パネルモジュールとスピーカーモジュールなどを接続して屋外で利用することもできる。また、ブルートゥースモジュールも使えるので、ワイヤレス環境でも利用できる。 キックスターターキャンペーンの開始についてQeskeはプレスリリースで、「キックスターターキャンペーンの開始は新たなタイプのレコードプレーヤーのエキサイティングな誕生を象徴するものです。キャンペーン終了後、オンラインコミュニティを立上げ、ユーザーがカスタマイズしたLenco-MDのモジュールやデザインを共有できるようにします」とコメントしている。 Lenco-MDのキックスターターでの販売価格は、セルフ3Dプリントモデルが149ユーロ(約20,115円)、プレ3Dプリントモデルが199ユーロ(約26,865円)となっている。 QeskeではLenco-MDの出荷を2019年3月から開始するとしている。
掲載日:2018年11月27日:エティハド航空がEOSと航空機整備のMRO契約を締結
アラブ首長国連邦の国営航空のエティハド航空が、ドイツのハイエンド3DプリンターメーカーのEOSと、航空機整備のMRO(maintenance, repair and overhaul,メンテナンス、リペア、オーバーホール)契約を締結した。 MRO契約の締結について、エティハド航空傘下のエティハド航空エンジニアリングのバーンハード・ランダース副社長は、「エティハド航空はコンスタントに新技術に投資し、アディティブ・マニュファクチャリング技術を航空機のインテリア用部品製造のためのキーテクノロジーであると認識してきました。(アディティブ・マニュファクチャリング技術は)航空業界にデザインのイノベーションをもたらす画期的技術です」とコメントしている。 航空機用部品を3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっている。欧州の航空機製造大手のエアバスも、アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスと共同で、エアバスの航空機用部品を3Dプリンターで製造している。 エティハド航空は2003年設立、アブダビに拠点を置き、エアバスA330シリーズ、ボーイング777-300ERシリーズなど、104機の航空機を運用している。エミレーツ航空とならび、アラブ首長国連邦を代表するフラッグキャリアとなっている。
掲載日:2018年11月26日:3Dプリンター総研が「formnext 2018にみる3Dプリンター最前線」セミナーを開催
3Dプリンター総研が「formnext 2018にみる3Dプリンター最前線」セミナーを開催本サイト「世界の3Dプリンターニュース」を運営している株式会社3Dプリンター総研が、12月7日に「formnext 2018にみる3Dプリンター最前線」セミナーを開催する。 2018年11月13日から16日までの4日間ドイツのフランクフルトにて、ヨーロッパ最大の3Dプリンターの展示会formnext 2018が開催された。formnext 2018は、600社以上の3Dプリンター関連企業が出展する世界規模の展示会で、日本の展示会とは異なり次世代のベンチャー企業が数百社も出展するため、3Dプリンターの次の時代のトレンドが分かるとされる。 3Dプリンター総研は、この展示会を過去4年間毎回取材・調査してきた。今回も取材の結果を踏まえた報告会を開催する。実際に各社ブースを回って、ハードや材料に精通した専門家が、50社以上の出展社に対してインタビュー調査をおこないその結果を報告する。 本セミナーは、単なる集めたカタログの説明や展示物の説明ではなく、真に技術と市場情報に熟知した日本を代表する専門家が調査した上での報告ですので、企業や技術の背景にある本質や動向をあぶり出して解説する。
開催日 2018年 12月7日(金) 14:00~17:30
開催場所 AP品川アネックス 1階 会議室 B (東京都港区高輪)
アクセス JR品川駅徒歩5分   アクセスマップへ»»
募集人数 18 名
お申込み・お問い合わせはこちら
掲載日:2018年11月25日:メルセデスベンツがクラッシックカーのパーツを3Dプリンターで製造
メルセデスベンツがクラッシックカーのパーツを3Dプリンターで製造パーツにはメルセデスベンツ300SLクーペシリーズのスパークプラグホルダーや、W110シリーズのスライディングローラーなどが含まれるという。いずれのパーツもメルセデスベンツのクラシックセンターで提供されるという。 メルセデスベンツ300SLクーペシリーズのミラーベースはアルミ合金を素材に作られ、クロームプレートでコーティングされているという。スパークプラグホルダーはサーモプラスチック・ポリミアド12で作られていて、硬度と耐久性を確保したとしている。 メルセデスベンツは30年前から3Dプリンターを製造現場に導入している。多くは試作品の製造に使われてきたが、2016年から最終部品の製造に3Dプリンターを活用している。メルセデスベンツが現在最も多く活用している3Dプリンターのタイプはメタル3Dプリンターで、ほとんどがSLS方式のメタル3Dプリンターだという。 「(3Dプリントされた)パーツはいずれもメルセデスベンツブランドの高い品質基準を満たしています。そして、オリジナルの部品と、すべての点においてまったくそん色のないレベルを確保しています。最先端のデジタル・プロダクション・テクノロジーが、過去のブランドをよみがえらせるのです」と担当者はコメントしている。
掲載日:2018年11月24日:ナノ・ディメンションが、米NASDAQ市場への上場手続きを開始
ナノ・ディメンションが、米NASDAQ市場への上場手続きを開始イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、米NASDAQ市場への上場手続きに入った。同社が米証券取引委員会に提出した目論見書によると、同社は総額で2,875万ドル(約32億2,560万円)の資金調達を予定しているという。 ナノ・ディメンションは、資金を会社の成長と研究開発に投じるとしている。 上々に先立ち、同社は直近の四半期決算を発表している。同社の2018年度第三四半期の売上は167万2千ドル(約1億8,726万円)で、経常収支は362万8千ドル(約4億633万円)の赤字だった。 ナノ・ディメンションはこれまでにアメリカを中心に市場開拓を進めてきている。ナノディメンションのドラゴンフライ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントするタイプのエレクトロニクス3Dプリンターで、オンデマンドで高速で多層プリント基板をプリントする事が可能なため、電子基板製造のゲームチェンジャーになると期待されている。 ナノ・ディメンションは2012年設立のベンチャー企業。イスラエルのネス・ジオナに拠点を置き、PCB3Dプリンティング技術を用いて電子基板製造用3Dプリンタードラゴンフライ20203Dプリンターを製造している。
掲載日:2018年11月23日:ビッグレップの関連会社が3Dプリンターで電気モーターバイクを製造
ビッグレップの関連会社が3Dプリンターで電気モーターバイクを製造ドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップの関連会社が、3Dプリンターで電気モーターバイクを製造して話題になっている。 NERAと名付けられたモーターバイクを製造したのはビッグレップ傘下のNOWLAB社。15点のパーツで構成され、すべてビッグレップの大型3Dプリンターで製造された。 モーターバイクの大きさは190 x 90 x 55 cmで、ProHT、ProFLEX、PETH、PLAなどが素材として使われた。ノズルのサイズは0.6-1mmだったという。 NOWLABの共同創業者でマネージングディレクターのダニエル・ビューニング氏は、「NERAはNOWLABが開発したいくつものイノベーションで構成されています。エアレスタイア、ファンクショナル・インテグレーション、埋め込みセンサーといったものです。このバイクは、我々が開発中の他のいくつかのプロトタイプとともに、エンジニアリングの想像力の限界を押し上げ、アディティブ・マニュファクチャリング技術を再構築するものです」とコメントしている。 自動車などの製造に3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まっているが、3Dプリンターでモーターバイクを製造したのは今回のビッグレップのケースが世界初と見られる。 なお、ビッグレップはNERAを商業販売する予定はないとしている。
掲載日:2018年11月22日:BMWが3Dプリンターによる部品製造で100万点製造に到達
BMWが3Dプリンターによる部品製造で100万点製造に到達BMWが3Dプリンターによる部品製造で100万点製造に到達したと発表した。100万点もの部品を3Dプリンターで製造したケースは世界にも例を見ないという。 BMWが製造したのはBMWi8ロードスターシリーズ用のウィンドウ・ガイドレールと呼ばれる部品。社内のドアエリアで使われるもので、窓の開閉をスムースに行わせるための部品だという。 部品はミュンヘンにあるBMWのアディティブ・マニュファクチャリングセンターで製造された。製造にかかった時間は5日という。製造にはHPのマルチジェットフュージョン3Dプリンターが使われた。なお、同センターでは一日最大100点のウィンドウ・ガイドレールを製造している。 BMWはまた、買収したMINIシリーズ用の部品の製造も3Dプリンターで行っている。同社は先日、MINIシリーズ用部品の一部を3Dプリンターでカスタマイズ製造するとして話題を集めた。同社はまた、アメリカの新鋭ハイエンド3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルに投資していることでも知られている。 BMWが3Dプリンターで製造した部品点数は今年一年間だけでも20万点に及び、昨年から42%増加しているという。同社による3Dプリンターの活用は、今後さらに広まりそうだ。
掲載日:2018年11月21日:サンフランシスコのスタートアップ企業がバイオ3Dプリンターで代替牛乳を製造
サンフランシスコのスタートアップ企業がバイオ3Dプリンターで代替牛乳を製造サンフランシスコのスタートアップ企業がバイオ3Dプリンターでアニマルフリーの代替牛乳を製造し、話題になっている。 製造したのはスタートアップ企業のパーフェクトデイ(Perfect Day)。イリノイ州に拠点を置く食品メーカーのアーチャー・ダニエルズ・ミッドランドと共同で製造した。 パーフェクトデイの代替牛乳は、カゼインと通常の牛乳に含まれる乳性たんぱく質と構造的に類似したたんぱく質を含むのが特徴。通常の牛乳からDNAを抽出し、イーストミクロフローラに移植して製造した。移植にはバイオ3Dプリンターが使用されたという。 パーフェクトデイの代替牛乳はラクトース、ホルモン、抗生物質のいずれも含まず、高たんぱく質で賞味期限が長いという特徴もある。 欧米では若者や女性を中心に、肉や牛乳などの動物由来食品を口にしないヴィーガンの人口が増加している。ヴィーガンのニーズに対応するため、植物由来の代替牛乳が相次いで開発されている。 パーフェクトデイは、ライアン・パンドヤ氏とペルマル・ガンディ氏の二人が創業したスタートアップ企業。同社はこれまでにシリーズA投資で2,400万ドル(約26億8,800万円)を集める注目ベンチャー企業となっている。
掲載日:2018年11月20日:イタリアの研究者が海藻と豆を原料に3Dプリント「肉」を製造
イタリアの研究者が海藻と豆を原料に3Dプリント「肉」を製造イタリアの研究者が海藻と豆を原料に3Dプリント「肉」を製造したとして話題になっている。 3Dプリント「肉」を製造したのはジウセッペ・シオンティ氏。海藻をコンポーネントに、米や豆のプロテインパウダーを混ぜ合わせて原料にした。3Dプリンターはスペイン・バルセロナのカタロニア工科大学と共同で開発した。 「肉」のプリントは通常の3Dプリンターと同様、CADソフトでデザインした3Dモデルを基に行った。出力はFDM方式の3Dプリンターにシリンジノズルを取り付けて行った。四分の一ポンド(約113グラム)の「鶏肉」を製造するのにかかった時間は30分から50分程度だという。 シオンティ氏によると、3Dプリント「肉」は本物の肉のような触感を持ち、実際に食べてみるとマッシュルームのような味がするという。豆腐よりも固く、「やわらかいというよりも、より食物繊維が含まれている。まだ肉のような味はしない」という。 シオンティ氏は、すでに地元のレストランオーナーと共同で3Dプリント「肉」を使った料理の提供を計画しているという。同氏はまた、最終的には四分の一ポンドの「肉」を50セント(約60円)以下のコストで10分程度で製造することを目指しているという。
掲載日:2018年11月19日:スリーディーシステムズが新型メタル3Dプリンターをリリース
スリーディーシステムズが新型メタル3Dプリンターをリリース大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、新型メタル3Dプリンターをリリースする。 リリースするのはDMPフレックス350シリーズとDMPファクトリー350シリーズの二機種。DMPフレックス350はProXDMP320メタル3Dプリンターの後継機種。造形サイズは275 x 275 x 380 mmとなっている。DMPファクトリー350はDMPフレックス350をベースにしたもので、パワーマネジメントモジュールが追加されている。 いずれのシリーズも年内に販売開始の予定で、価格はDMPフレックス350が575,000ドル(約6,440万円)、DMPファクトリー350が763,000ドル(約8,546万円) 新型メタル3Dプリンターのリリースとともに、スリーディーシステムズは新たにドイツのモーフェルデンにカスタマー・イノベーションセンターをオープンする。センターではスリーディーシステムズのアプリケーションエンジニアが顧客と共に課題解決などを協働でを行う。 センターの開設についてスリーディーシステムズのヴィオメッシュ・ジョシCEOは、「顧客はそれぞれ課題を抱えています。ある顧客はマスカスタマイゼーションがしたい、ある顧客は複雑な形状の物を作りたい等々です。課題がどのようなものであれ、我々は顧客とともにスタートし、ニーズに対応します」とコメントしている。
掲載日:2018年11月18日:マターハッカーズがブルーフライデー割引セールを実施
マターハッカーズがブルーフライデー割引セールを実施カリフォルニア州コスタメサにある3Dプリンター販売店のマターハッカーズ(MatterHackers)が、現地時間の11月16日金曜日にブルーフライデー割引セールを実施した。 今年で五回目となるブルーフライデーは、店舗とオンラインの両方で実施されたもので、3Dプリンター、CNCミリングマシン、レーザーカッター、3Dプリンター用フィラメント等々、同店が在庫するすべての製品が対象となった。 3Dプリンターでは、LulzbotのTAZ63Dプリンターが500ドル割引で販売されるなどした。また、ほとんどの3Dプリンター用フィラメントが最大20%割引で販売された。 ブルーフライデーの盛況ぶりについて、マターハッカーズのケビン・ポープCOOは、「(ブルーフライデーを始めた)五年前、ブルーフライデーというイベントがこれほど大きなものになるとは誰も予想していませんでした。メーカー、教育関係者、ビジネスマン、3Dプリンターマニアといったあらゆる人達が掘り出し物を求めてやってこられます。マターハッカーズは年間を通じてお手頃な価格で製品を販売していますが、ブルーフライデーはお特に買い物ができる最高の日です」とコメントしている。 マターハッカーズはアメリカ最大クラスの3Dプリンター販売店。店内には70種類以上の3Dプリンターに加え、1000種類以上の3Dプリンター用フィラメントを在庫している。マターハッカーズはまた店頭での3Dプリンターの販売に加え、タブレット用の3Dプリンター管理ソフトなども開発している。 マターハッカーは、来年もブルーフライデーを開催するとしている。
掲載日:2018年11月17日:ウルチメーカーがCuraバージョン3.6をリリース
ウルチメーカーがCuraバージョン3.6をリリースウルチメーカーがスライサーソフトのCuraバージョン3.6をリリースした。前バージョンで報告されたMacOSバージョンのバグがフィックスされたほか、マーケットプレースと呼ばれるプラグイン管理機能が追加された。 インフィルには新たにジャイロイド・インフィルを指定することが可能になった。ジャイロイド・インフィルは、すべてのプリント方向に均等なストレングスディストリビューションを施すデザインで、一般的なインフィルよりもフィラメント使用量が少なく、プリント時間も削減することができる。 また、サポート用のブリムも設定できるようになり、サポートとビルドプレートとの接着性が高まったとしている。 マーケットプレースでは各種のプラグインに加え、BASF、デュポン、オーウェンス・コーニング、DSMなどの素材メーカーの素材プロファイルをダウンロードすることもできる。いずれも素材メーカーがウルチメーカーの3Dプリンターを使って検証したデータが記載されているという。 Cura3.6はオープンソースソフトウェアで、Windows、MacOS、Linuxバージョンがそれぞれ提供されている。Cura3.6はウルチメーカーのウェブサイトから無料でダウンロードできる。
掲載日:2018年11月16日:Nexa3DがformnextでNXE400SLA3Dプリンターを展示
Nexa3DがformnextでNXE400SLA3Dプリンターを展示3Dプリンター製造スタートアップ企業のNexa3Dが、現在ドイツのフランクフルトで開催中のformnextでNXE400SLA3Dプリンターを展示して話題になっている。NXE400SLA3Dプリンターは超高速プロトタイピングのために開発された3Dプリンターで、同等クラスのSLA3Dプリンターの最大6倍のスピードでプリントが可能なプリンター。 Nexa3Dの共同創業者で会長のアヴィ・レイチェンタル氏は、「(従来の3Dプリンターの)スピード、サイズ、そして我々の市場成長の足枷となっていたコストバリアを超越できたことに興奮と誇りを覚えています。エンドユーザー、戦略パートナー、販売代理店、投資家の、すべてのステークホルダーにとって輝かしい製品となるでしょう」とコメントしている。 NXE400SLA3Dプリンターは樹脂を入れたバットに対し、光を下から照射して造形するタイプの3Dプリンター。光と樹脂との距離が短く、正確に照射できるため、高速かつ精密にプリントすることが可能としている。 Nexa3Dの共同創業者アヴィ・レイチェンタル氏は、2003年から大手3DプリンターメーカーのスリーディーシステムズのCEOを務めていた業界の大物経営者。スリーディーシステムズを3Dプリンターの世界的リーディングカンパニーに育て上げたが、業績の不振と株価の低迷などの責任をとり、2015年にスリーディーシステムズのCEOを辞任していた。同社退社後の同氏の動向が、業界関係者から長らく注目されていた。
掲載日:2018年11月15日:XYZプリンティングがformnextで3種類の新型フィラメントを展示
XYZプリンティングがformnextで3種類の新型フィラメントを展示台湾の3DプリンターメーカーのXYZプリンティングが、現在ドイツのフランクフルトで開催中のformnextで3種類の新型フィラメントを展示している。 抗菌PLAは最大99%のバクテリアを死滅させるPLAフィラメントで、大腸菌やブドウ糖球菌などの感染を防止するという。REACHの安全基準に適合していて、医療施設や学校などでの利用に適しているとしている。白、赤、黄、ネオングリーンの四色が利用可能で、価格は1スプールあたり25.99英ポンド(約3,835円)。 銅メタリックPLAは銅パウダーを65%含んだメタリックフィラメントで、重量感とメタリックな仕上がりが特徴のフィラメント。研磨することでよりメタリックな仕上がりが得られるという。 カーボンPLAはカーボンファイバーを10%含んだ高機能性フィラメントで、軽量で高い強度を持つのが特徴のフィラメント。ドローンや自動車のパーツなどの、クリティカルなパーツの製造などに適しているとしている。 XYZプリンティングは台湾の製造受託大手金寶グループの子会社。これまでに価格数百ドル程度の低価格3Dプリンター「ダ・ヴィンチ」シリーズなどをリリースし、世界中に製品を提供している。「ダ・ヴィンチ」シリーズは、アメリカでは大手書店チェーンのバーンズ・アンド・ノーブルや、Amazonなどで販売されている。
掲載日:2018年11月14日:ジョージア工科大学の研究チームが3Dプリンティングの健康リスクの可能性を指摘
ジョージア工科大学の研究チームが3Dプリンティングの健康リスクの可能性を指摘ジョージア工科大学の研究チームが、3Dプリンティングの健康リスクの可能性を指摘する研究結果を発表した。 それによると、FDM方式の3Dプリンターが稼働する際にUFPsと呼ばれる超微細物質が発生し、人体に取り込まれると呼吸器などに悪影響を及ぼす恐れがあるという。 調査を行ったロドニー・ウェバー研究員は、「3Dプリンターは、特にプリント開始直後に極めて微細な物質を発生させます。そして、適切な換気設備がない状況では、室内の空気が汚染される可能性があります」と説明している。 同研究はさらに、3Dプリンティングにより200種類以上のVOCsと呼ばれる揮発性有機物質が発生するとも指摘している。それらの多くが刺激性物質や発がん性物質である可能性があるともしている。 一般論としては、ABSのように比較的高温で溶融されるタイプのフィラメントを使う方が有害物質がより多く発生する可能性が高いとしている。 健康リスクを下げるため、研究チームは3Dプリンターを換気設備が整った場所で使用することや、稼働中の3Dプリンターからできるだけ離れること、PLAのような比較的低温度で溶融するフィラメントを使うこと、低排出が確認された3Dプリンターやフィラメントを使用することなどを提言している。
掲載日:2018年11月13日:カーボンが樹脂製品のバルク割引価格をさらに値下げへ
カーボンが樹脂製品のバルク割引価格をさらに値下げへカーボンが樹脂製品のバルク割引価格をさらに値下げする。現地時間の昨日同社が発表したところによると、カーボンは50リットル以上のバルク価格をさらに値下げし、EPX82(エポキシ樹脂)、EPU41(エラストマー・ポリウレタン)、RPU70(リジッド・ポリウレタン)の米国内での販売価格を1リットルあたり50ドル(約5,600円)にする。 米国外の市場でも同様の値下げを行う。ヨーロッパでのバルク割引価格もEXP82とRPU70がそれぞれ1リットルあたり45ユーロ(約6,075円)、40ユーロ(約5,400円)となる。日本での販売価格も1リットルあたり7,500円となる。 バルク割引価格の値下げについて、カーボンのジョセフ・デシモンCEOは、「デジタルマニュファクチャリングによる大量生産への世界的ニーズは急速に高まっています。より多くのメーカーが我々の次世代技術を活用し、サプライチェーンを変革しようとしています。(価格の値下げにより)従来では不可能であった新たなハイボリューム生産の機会を提供することになるでしょう」とコメントしている。 また、カーボンは新たにコンプリート・ファブリケーションズ、アープロ・グループ、ラピッド・プロダクト・マニュファクチャリングとのパートナーシップ契約を締結したと発表した。これにより、同社がパートナーシップ契約を提携しているサービスビューローの数は35社となった。
掲載日:2018年11月12日:ストラタシスが2018年度第三四半期決算を発表
ストラタシスが2018年度第三四半期決算を発表アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、2018年度第三四半期決算を発表した。 発表によると同社の2018年度第三四半期売上は1億6,200万円(約181億4,400万円)で、前年同期から4%増加した。売上の内訳は3Dプリンターやソフトウェアなどの製品売上が1億960万ドル(約122億7,520万円)で、前年同期から1.15%増加した。また、サービス関連の売上は5,240万ドル(約58億6,880万円)で、前年同期から10.4%増加した。 同期間中の営業収支は330万ドル(約3億6,960万円 )の赤字、経常収支は70万ドル(約7,840万円)の赤字だった。経常赤字額は前年の1,020万ドルから大きく改善した。 決算の発表を受け、同社CEOのエラン・ジャグロム氏は、「(2018年度第三四半期決算について)我々は結果に満足しています。特にハイエンド3Dプリンターの受注が伸びていることと、パーツ供給サービスが成長していることが結果につながっています。顧客との関係レベルがさらに高まっていることにも勇気づけられます」とコメントしている。 2018年度第三四半期決算の発表後、NASDAQに上場している同社の株価は26.5%上昇して取引を終えた。
掲載日:2018年11月11日:スリーディーシステムズが2018年度第三四半期決算を発表
スリーディーシステムズが2018年度第三四半期決算を発表アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、2018年度第三四半期決算を発表した。 それによると、同社の2018年度第三四半期売上は1億6,450万ドル(約184億2,400万円)で、前年同期から7.6%増加した。一方、同期間中の営業利益は1,100万ドル(約12億3,200万円)の赤字で、前年同期の3,230万ドル(約36億1,760万円)から改善した。また、経常利益も1,160万ドル(約12億9,920万円)の赤字だった。 同期間中の製品の売上は9,990万ドル(約111億8,880万円)で、前年同期から10.1%増加した。また、同期間中のサービスの売上は6,460万ドル(約72億3,520万円)で、前年同期から3.9%増加した。 3Dプリンターの売上は3,450万ドル(約38億6,400万円)で、前年同期から17%増加した。また、ソフトウェアの売上も前年同期から8%増加し、2,290万ドル(約25億6,480万円)に達した。 業界別ではヘルスケア関連の売上が5,310万ドル(約59億4,720万円)に達し、前年同期から14%増加した。 決算の発表を受けて同社CEOのヴィオメッシュ・ジョシ氏は、「プリンターの出荷台数の伸びと売上の増加を嬉しく思っています。メタル(用3Dプリンター)もプラスチック(同)もいずれも好調で、ほぼすべてのエリアでバランスの良い成長を維持しています。また、過去に採ってきた各種のコスト削減活動も功を奏し始めています」とコメントしている。
掲載日:2018年11月10日:RIZEがフルカラーデスクトップ3Dプリンターをリリース
RIZEがフルカラーデスクトップ3Dプリンターをリリースボストンに拠点を置くスタートアップ企業のRIZEが、フルカラーデスクトップ3Dプリンター「XRIZE」をリリースする。 XRIZEはRIZEの最初の製品のRIZE Oneをベースに開発されたフルカラー3Dプリンターで、機能性ポリマーを素材にフルカラーで出力できる3Dプリンター。素材をエクストルーダーから出力する際にCMYKのインクを吹き付けて着色する。タッチスクリーンつきで、造形サイズは310 x 200 x 200mm。 また、XRIZEと同時に二種類の新型高機能素材もリリースされる。RIZIUMカーボンはエンジニアリンググレードのサーモプラスチックフィラメントで、カーボンファイバーで強化されたもの。フィニッシュの仕上がりが滑らかで、高い強度を持つのが特徴。機能性評価のためのプロトタイピングに向いているとしている。 RIZIUMエンデュラもファイバーで強化されたフィラメントで、高い抗衝撃性を持つのが特徴。XRIZEのフルカラープリンティングに最適な素材だとしている。 また、XRIZEの管理プラットフォームのRIZEコネクトも同時にリリースされる。RIZEコネクトはクラウドベースの3Dプリンター管理プラットフォームで、パソコンやモバイルデバイスなどからユビキタスな操作を可能にする。 XRIZEの価格は55,000ドル(約616万円)RIZEではXRIZEの出荷を来年から始めるとしている。
掲載日:2018年11月9日:オランダのプロダクトデザイナーが紙パルプ3Dプリンターを開発
オランダのプロダクトデザイナーが紙パルプ3Dプリンターを開発オランダのプロダクトデザイナーが紙パルプ3Dプリンターを開発して話題になっている。 開発したのはオランダのビアー・ホルシウス氏。一般的なFDM方式の3Dプリンターはポリマー系の素材を使用するが、ホルシウス氏が開発した紙パルプ3Dプリンターは、文字通り紙パルプを素材として使用する。 紙パルプ3Dプリンターを開発したことについてホルシウス氏は、「今日、3Dプリンティングの市場は拡大し続けています。一方、3Dプリンティングで使われる素材はほとんどプラスチックです。つまり、3Dプリンティングの世界ではサステイナブルな素材が存在していないのです。それゆえ、(サステイナブルとされる)世界初の紙パルプ3Dプリンターを開発しようと思い付いたのです」とコメントしている。 紙パルプ3Dプリンターの製造は、オランダの地元のデザインスタジオ「ベター・フューチャー・ファクトリー」と共同で行った。紙パルプ3Dプリンター本体の部品の一部には、リサイクル可能なヨーグルトの容器なども使われているという。 ホルシウス氏によると、現在世界では一人当たり年間80キロの紙が廃棄されているという。それゆえ、紙パルプ素材をほぼ無限に利用できるとしている。
掲載日:2018年11月8日:Robozeが複数のハイパフォーマンス3Dプリンター用素材をリリース
Robozeが複数のハイパフォーマンス3Dプリンター用素材をリリースイタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが、複数のハイパフォーマンス3Dプリンター用素材をリリースする。 RobozeがリリースするのはカーボンPEEK、カーボンPP、ULTEM AM9085Fの新素材。いずれもFDM方式の3Dプリンター用素材で、今月14日からドイツのフランクフルトで開催されるformnext2018で展示される。 Robozeのformnext2018のブースでは、同社のフラッグシップ3DプリンターのARGO500シリーズとRoboze One+400シリーズも展示され、今回リリースした新素材のプリントデモンストレーションも行われる。 ARGO500は500mm X 500mm X 500mm の造形サイズを持つFDM方式の3Dプリンターで、PEEK、ULTEM、AM9085F、カーボンPAなどのエンジニアリングポリマーを素材に造形出来るのが特徴。また、Robozeが独自に開発したカーボンPEEKも使用出来る。PEEKなどを素材にすることで、高い耐久性が求められるパーツの製造が可能になる。 Robozeは2013年設立、イタリアのバーリに拠点を置く3Dプリンターメーカー。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを中心にユーザーを増やしている。
掲載日:2018年11月7日:シンプリファイ3Dが最新バージョンのシンプリファイ3D4.1をリリース
シンプリファイ3Dが最新バージョンのシンプリファイ3D4.1をリリース3Dプリンター用スライサーソフト開発のシンプリファイ3Dが、最新バージョンのシンプリファイ3D4.1をリリースした。 新バージョンでは、あらたに30種類以上の3Dプリンターに対応し、それぞれのカリブレーションが用意された。いずれもシンプリファイ3Dが社内でテストし、コンフィギュレーションを最適化したという。 また、プリント前のシミュレーション機能も強化され、実際のプリント前にアニメーション映像で予想プリントイメージを確認することが可能になった。 また、サポートストラクチャーも改善され、複雑な形状を造形する際のサポートの最適化が強化された。さらに、最大6つまでのエクストルーダーの操作が可能になった。 バージョン4.1のリリースについてシンプリファイ3Dのクレイトン・ウェブスターCEOは、「バージョン4.1は3Dプリンターのプロフェッショナルに必要なコントロール機能を提供し、これまでよりもより複雑なプロジェクトを遂行することを可能にさせます。また、3Dプリント前の事前プロセスをより効率化し、これまでよりもさらにハイクオリティな3Dプリンティングを実現させます」とコメントしている。 シンプリファイ3Dはスライサーソフトを中核とした3Dプリンター用管理ソフトで、使い勝手の良さとスライサーソフトの高性能が世界中の3Dプリンターユーザーに支持されている。シンプリファイ3Dによると、シンプリファイ3Dは現在120ヶ国の3Dプリンターユーザーに使われているという。
掲載日:2018年11月6日:ポストプロセス・テクノロジーズがヨーロッパ初の支店をフランスに開設
ポストプロセス・テクノロジーズがヨーロッパ初の支店をフランスに開設3Dプリンティング後のポストプロセスに特化したアメリカのポストプロセス・テクノロジーズが、ヨーロッパ初の支店をフランスのソフィア・アンティポリスに開設した。支店はポストプロセス・テクノロジーズのソルーション拠点として機能するほか、ヨーロッパ市場の営業拠点としても機能する。 ヨーロッパ支店の開設について、ポストプロセス・テクノロジーズのジェフ・マイズCEOは、「アディティブ・マニュファクチャリングの市場は拡大しており、我々の顧客は各業界のグローバルリーダーです。我々が開発した自動ポストプロセスソルーションへのニーズは、ヨーロッパでも増加しています」とコメントしている。 3Dプリンターの普及が進む中、3Dプリントしたパーツなどのポストプロセスの需要も増加している。特にFDM方式の3Dプリンターで製造されたパーツは、表面の仕上がりが雑になるケースが多く、スムースフィニッシュなどを施す必要がある。 ポストプロセス・テクノロジーズはニューヨーク州バッファローに拠点を置くスタートアップ企業。3Dプリンティング後にサポート材のクリーニングやサーフェスフィニッシュなどのポストプロセスを行う。独自開発したソフトウェアとハードウェアを使い、ほぼ自動でポストプロセスを行っている。
掲載日:2018年11月5日:GEアビエーションとGEアディティブが3Dプリントパーツの米連邦航空局の認可を取得
GEアビエーションとGEアディティブが3Dプリントパーツの米連邦航空局の認可を取得GE傘下のGEアビエーションとGEアディティブが、3Dプリントパーツの米連邦航空局(FAA)の認可を取得した。 認可を取得したのはGEアビエーションが製造しているGEnx-2Bエンジン用PDOSブラケットと呼ばれる部品。GEアビエーションのアラバマ工場に設置されたコンセプトレーザーのM23Dプリンターで製造された。 GEnx-2Bエンジンはボーイング747-8シリーズに搭載される大型エンジン。PDOSブラケットはエンジンのファンコンパートメントへアクセスするためのカバーのような部品。これまではメタルブロックを切削して製造していた。切削による製造では、メタルブロックの50%程度が廃棄されていたという。3Dプリンターによる製造に切り替えたところ、廃棄ロスを最大90%削減することが可能になったという。 GEアビエーションでは、3Dプリントパーツを搭載したGEnx-2Bエンジンを2019年1月から出荷するとしている。 航空機用部品を3Dプリンターで製造する機運は世界中で高まっているが、FAAの認可が必要な主要部品を3Dプリンターで製造したのは今回が初と見られる。航空機製造の領域では、今後も3Dプリンターの導入がさらに進むと予想される。
掲載日:2018年11月4日:中古3Dプリンターマーケットプレイス「3Dプリンター・ドット・ブーム」がオープン
中古3Dプリンターマーケットプレイス「3Dプリンター・ドット・ブーム」がオープン中古3Dプリンターマーケットプレイス「3Dプリンター・ドット・ブーム」がオープンし、世界中の3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 3Dプリンター・ドット・ブームはeBayやYahoo!オークションのように取引手数料が不要で、完全無料で利用できるユニークなサイト。これまでにイギリスの出品者を中心に各種の3Dプリンターが販売されている。 現時点で確認できたものでは、ダ・ヴィンチ「デュオ2」が250ポンド(約36,750円)、フォームラブズ「フォーム1」500ポンド(約73,500円)、ベクター「ベクター3Dプリンター」200ポンド(約29,400円)、CTC「i3 3Dプリンター」300ポンド(約44,100円)などが販売されている。出品者のほとんどがイギリスから出品している。 出品を希望する人は3Dプリンター・ドット・ブームのサイトでアカウントを開設し、 カテゴリーや出品地、製品情報などを入力する。情報を登録すると直ちにリスティングされて公開される。 購入希望者とは3Dプリンター・ドット・ブームのメッセージボードで直接やり取りする。発送方法や決済方法などについてもメッセージボードでやり取りする。 中古の3Dプリンターの売買は、多くはeBayなどのオークションサイトで行われるケースが多かったが、無料の3Dプリンターマーケットプレイスが登場したことで、オークションサイトの利用者のマイグレーションが起こる可能性があると、ある業界関係者はコメントしている。
掲載日:2018年11月3日:オーストラリアの大学研究チームが3Dプリンティングの小学校教育への影響についての調査結果を発表
オーストラリアの大学研究チームが3Dプリンティングの小学校教育への影響についての調査結果を発表オーストラリアのマッカリー大学の研究チームが、3Dプリンティングの小学校教育への影響についての調査結果を発表した。 調査は昨年8月から今年7月まで行われた。調査はオーストラリア教育省の協力のもと、カーリングフォード西小学校、パラマッタ東小学校、オートランド小学校の生徒らを対象に行われた。調査には対象となった小学校の27の教師と500人の生徒が参加した。 対象となった生徒はメーカーエンパイア社の3Dモデリングソフトウェアを使い、24回の授業で同ソフトの使い方や3Dプリンティングの技術を学んだ。授業を受けた生徒の94%が、授業が終了した後も継続して3Dプリンターを利用したいと回答した。 また、授業を担当した教師全員が、今後も別の形で授業に3Dプリンターを取り入れたいと回答した。 研究チームは、「しっかりと構成された、教育学的な裏付けのあるハンズオン教育は、生徒たちにモノづくりをよりよく理解させる基礎になります。21世紀に求められる(3Dプリンティング)技術スキルを確実に学ばせることが可能になるでしょう」と結論している。 3Dプリンターを小中学校の教育プログラムに取り入れる機運は世界的に高まっているが、1年間にわたる本格的な3Dプリンターの教育学的調査が行われるのは、今回のケースが初と見られる。
掲載日:2018年11月2日:ロッキード マーティンが世界で初めてULからアディティブ・マニュファクチャリング安全認証を獲得
ロッキード マーティンが世界で初めてULからアディティブ・マニュファクチャリング安全認証を獲得アメリカの航空宇宙・防衛大手のロッキード マーティンが、世界で初めてUL(Underwriters Laboratories、安全機関)からアディティブ・マニュファクチャリング安全認証を獲得した。 ULは昨年、UL3400(Outline of Investigation for Additive Manufacturing Facility Safety Management, アディティブ・マニュファクチャリング施設における安全管理のための調査アウトライン)と題する安全ガイドラインを策定し、アディティブ・マニュファクチャリングにおける安全確保のための指針としていた。 ロッキードマーティンは、カリフォルニア州サニーベール工場においてUL3400への準拠を目指し、ULによる認証を求めていた。ULによる審査の結果、先月10月に認証された。 UL3400は、アディティブ・マニュファクチャリングが実施される施設全体、および素材と機器の、三つのレイヤーで構成されている。 ロッキードマーティンのエンジニアリング・テクノロジー担当副社長のトーマス・マルコ氏は、「ロッキードマーティンは、3Dプリンターでパーツの一部を製造して組み立てられたジュノ宇宙船を世界で初めて宇宙空間へ送り出しました。我々はそれ以来常にアディティブ・マニュファクチャリングの先端を走っています。今回のULの認証により、さらなる自信をもって前進することが可能になりました」とコメントしている。 ULは1894年設立のアメリカの企業。トーマス・エジソンの時代から電気製品などの試験を行い、UL認証マークで世界的に知られている。
掲載日:2018年11月1日:ドイツのペリー・グループがデンマークの3Dプリント建設企業に出資
ドイツのペリー・グループがデンマークの3Dプリント建設企業に出資ドイツの建設用型枠・足場製造大手のペリー・グループが、デンマークの3Dプリント建設企業のCOBODインターナショナルに出資した。出資額や出資の条件は明らかにされていないが、ペリー・グループによると、同社は「(COBODインターナショナル株式の)重要なマイノリティシェアを獲得した」としている。 COBODインターナショナルは2015年設立。コンクリートベースの建設3Dプリンターの製造販売を行っている。同社は最近、世界で初めてEUの包括的建設許可を受けた3Dプリント住宅を建設したことで話題となった。 COBODインターナショナルの社名のCOBODは、 COnstruction Building On Demandの略で、文字通り建設物をオンデマンドで建設するという意味を持っている。 COBODインターナショナルへの出資について、ペリー・グループの経営陣の一人、レンハード・ブレイグ氏は、「我々は建設業界における建設3Dプリンターの発展を注意深く見つめてきました。COBODインターナショナルが開発したBOD2 3Dプリンターは、建設3Dプリンティング技術が市場のニーズを満たすことを証明しています。建設業界における特定の領域において、建設3Dプリンティング技術の重要性が今後数年でさらに高まることを確信しています」とコメントしている。 ペリー・グループは1969年にアーサー・シュヴェーラー氏が南ドイツのヴァイセンホルンに創立した。同社は今日までに61か国で活動を展開している。日本でもペリー・ジャパン株式会社が事業を展開している。
掲載日:2018年10月31日:BMWが3Dプリンターを使ったカスタマイズドパーツの製造を開始
BMWが3Dプリンターを使ったカスタマイズドパーツの製造を開始ドイツの大手自動車メーカーのBMWが、3Dプリンターを使ったカスタマイズドパーツの製造を開始する。 対象となるのはBMWが買収した旧ローバーのMiniシリーズで、ダッシュボード、グローブボックス、LEDライトなどをカスタマイズ製造して提供する。自分の名前をプリントしたLEDライトを製造することなどが可能になるとしている。 希望者がBMWの専用サイトで好きなデザインを選ぶと、デジタルファイルがBMWのパートナー企業のTwikitの工場内の3Dプリンターに送られ、3Dプリントされる。なお、LEDライトをカスタマイズ製造するコストは119ユーロ(約16,000円) カスタマイズドパーツの製造について、Twikitの共同創業者のギジス・ホッペンブロウワー氏は、「(最近)の工業製品はどれも似たようなものになりつつあります。そのトレンドは、自動車業界においても同じです。消費者に製品をカスタマイズして提供することは、厳しい競争から抜け出す手段となります。カスタマイズ製造の可能性は無限大です。大量生産から脱し、消費者それぞれにユニークな製品を提供することが今後のカギになります」とコメントしている。 自動車の部品を3Dプリンターでカスタマイズ製造するのは、今回のこのBMWのケースが初になると見られる。
掲載日:2018年10月30日:ニューヨークのタイムズスクエアに銃乱射事件の被害者の3Dプリント像が展示
ニューヨークのタイムズスクエアに銃乱射事件の被害者の3Dプリント像が展示ニューヨークのタイムズスクエアに銃乱射事件の被害者の3Dプリント像が展示され、地元の話題になっている。 像のモデルになったのは、今年2月にフロリダ州パークランドで発生したマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件の被害者グワク・オリバー君。グワク君の父親のマニュエル・オリバー氏が大型の3Dプリンターを使って等身大の像を3Dプリントした。 像を作った理由についてオリバー氏は、現在公開が許されている3Dプリント銃の違法性を訴えるためとしている。 マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件の発生後、オリバー氏は妻とともに非営利団体を設立し、若者を対象に芸術などを通じた非暴力活動を訴えている。オリバー氏は、3Dプリント銃の3Dモデルの公開を進めるディフェンス・ディストリビュテッドの活動に強く反対している。 オリバー氏は、「私はアメリカにある種の常識的な自制を求め、銃所有の自由を認める狂った法律に歯止めをかけたいのです。3Dプリント銃が流通してしまうことは大きな問題です。我々はアクションを起こす必要があるのです」とコメントしている。 マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件は2018年2月14日に発生した銃乱射事件。同高校を退学処分にされていた19歳の元生徒が校内に侵入し、生徒や教職員17人が殺害される参事となった。同事件発生後、アメリカでは若者を中心に銃規制を強化する声が高まっている。
掲載日:2018年10月29日:ゼロックスが3Dプリンター市場への参入を表明
ゼロックスが3Dプリンター市場への参入を表明アメリカのプリンター・複写機メーカー大手のゼロックスが、3Dプリンター市場への参入を表明した。同社のジョン・ヴィゼンティンCEOが表明したもので、来年度中の参入を予定しているという。 ヴィゼンティンCEOは、「我々は3Dプリンター市場へ参入するためのロードマップを準備しています。現時点ではプリント技術、素材、トナー、ソフトウェアなどにおいて差別化するための要素を強化しています。主にモノづくりの現場において活用される、次世代のレベルの製品を投入することになるでしょう」とコメントしている。 同社によると、3Dプリンター市場参入のロードマップの詳細は、来年二月に予定されている同社の投資家向け説明会において明らかにされるとしている。 同社はまた、同社はすでにオレゴン州のウィルソンヴィル工場にて3Dプリンター用プリントヘッドの製造を行っており、3Dプリンター市場に近いポジションをすでに獲得しているとしている。 プリンターメーカーでは、HPがすでにマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを投入し、ハイエンド3Dプリンター市場に参入している。HPに続いてゼロックスも新たに3Dプリンター市場に参入することで、市場の更なる活性化が進むと業界関係者は予想している。 ゼロックスの3Dプリンター市場参入の表明を受け、ニューヨーク証券取引所に上場している同社株価は上昇した。
掲載日:2018年10月28日:EOSが200万ドルを投資、アメリカ市場への対応強化へ
EOSが200万ドルを投資、アメリカ市場への対応強化へドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSが200万ドル(約2億2千万円)を投資し、アメリカ市場への対応を強化する。投資資金はテキサス州のテンプル工場の拡張や、研究開発機能の増強、ロジスティクスシステムの改良などに使われるという。 今回の投資についてEOSノースアメリカのドニー・ヴァネリCOOは、「この投資の主な目的はアディティブ・マニュファクチャリングのための新素材を開発することです。我々が提供する素材ソルーションが、この業界における成功を約束する主要な要因になってきています。過去数年において、我々は航空宇宙から医療の分野まで、新しい素材を開発するために努力を重ねてきました。今後も一層努力する所存です」とコメントしている。 また、同じくテキサス州にあるテクニカルセンターも強化し、北米市場のユーザーのサポートのクオリティをさらに高めるとしている。EOSノースアメリカのコーメリス・ヘーガン氏は、「顧客満足度が我々の目標であり、新しいテクニカルセンターは、より正確で効率的、そしてコスト効率の高いサポートを提供することになるでしょう」とコメントしている。 EOSは1989年設立、アディティブ・マニュファクチャリングの世界におけるリーディングカンパニー。同社のメタル3Dプリンター、ポリマー3Dプリンターは、航空宇宙、自動車などのモノづくりの領域で広く利用されている。
掲載日:2018年10月27日:米国エネルギー省がフリーランサーと業務提携契約を締結
米国エネルギー省がフリーランサーと業務提携契約を締結米国エネルギー省が、アメリカ最大のアウトソーシングサイトのフリーランサーと業務提携契約を締結した。契約では、製造業のエネルギー消費効率向上や、アメリカの工業基礎力を強化するためのアイデアコンテストなどが実施されるという。 「製造業イノベーターチャレンジ」と名付けられたプロジェクトでは、アメリカ中のフリーランサーから、3Dプリンティング、バイオエネルギー、建設技術、車両工学などに関するアイデアを募集する。アイデアの内容に応じて2,500ドル(約275,000円)から10,000ドル(約110万円)の賞金が贈られるという。 3Dプリンティングの領域では、「大型スケール3Dプリンターのデザインコンセプト」に関する具体的なアイデアが求められている。また、「災害対応のためのアディティブ・マニュファクチャリング」「SSLマニュファクチャリングコンセプト」のプロジェクトにも参加が求められている。 フリーランサーはアメリカ最大のアウトソーシングサイトで、現時点でアメリカ国内の3千万人のフリーランサーが登録、1,000を超えるエリアで1,400万件の仕事がやり取りされている。最近は3Dモデルのデザインやプロトタイプの設計などの3Dプリンティングに関する仕事も多くやり取りされるようになってきている。 なお、フリーランサーは過去にもNASAと共同でロボットアーム製造のための3Dデザインコンテストなども実施している。
掲載日:2018年10月26日:オランダのアパレル企業が3Dプリントニットウェアのキックスターターキャンペーンを開始
オランダのアパレル企業が3Dプリントニットウェアのキックスターターキャンペーンを開始オランダのアパレル企業ザ・ガール・アンド・ザ・マシーンが、3Dプリントニットウェアのキックスターターキャンペーンを開始した。キャンペーンは今週はじめから開始され、現時点で21人のバッカーから4,409ドル(約484,990円)の資金を集めている。なお、キャンペーン終了まであと27日を残している。 キャンペーンで一番人気なのがアーリーバードスペシャルで提供されているメリノウール・シングルジャージーで、価格は171ドル(約18,810円) キャンペーン終了後、バッカーはザ・ガール・アンド・ザ・マシーンのウェブアプリで好みのネックライン、袖の長さ、カフの種類、色、サイズなどの情報を入力する。入力された情報をもとに、ザ・ガール・アンド・ザ・マシーンが専用の3Dプリンターでニットウェアを製造する。 3Dプリンターでニットウェアを製造することで、ワンピースでシームレスなニットウェアを製造することが可能になるとしている。また、通常の製法に比べ、廃棄ロスを大幅に削減することが可能になるとしている。 ザ・ガール・アンド・ザ・マシーンでは、キャンペーンが順調に終了した場合、製品の出荷を2019年4月から開始するとしている。
掲載日:2018年10月25日:イタリアの3DプリンターメーカーのWASPがコスト1000ドルで3Dプリント住宅を建設
イタリアの3DプリンターメーカーのWASPがコスト1000ドルで3Dプリント住宅を建設イタリアの3DプリンターメーカーのWASPが、コスト1000ドル(約11万円)で3Dプリント住宅を建設したとして話題になっている。 ガイアと名付けられた3Dプリント住宅は自然の土、米のもみ殻、藁を素材にして建てられ、建設にかかった時間は10日間だという。建設現場周辺の土を素材にすることで建設コストと建設時間の大幅な削減が可能になったとしている。 WASPのマッシモ・モレッティCEOは、「ガイアは土、もみ殻、藁などの天然素材だけで建設されています。エネルギー消費と環境保護の点においても高いパフォーマンスを発揮しています。我々の理想とするモデルであり、低コスト住宅を建設するためのパーフェクトなアプローチです」とコメントしている。 天然素材を使うことで内部の温度調整が自然になされ、エアコンやヒーターなどが必要ないという。 3Dプリンターを使って住宅を建設するプロジェクトは世界中で立ち上がっているが、自然の土を素材にして住宅を建設するのはこのケースが世界初と見られる。 WASPは2012年設立。これまでに世界最大クラスの建設用デルタ3Dプリンターなどを開発し、世界中の3Dプリンターコミュニティに話題を提供してきている。
掲載日:2018年10月24日:HPがシンガポールの南洋理工大学と共同で3Dプリンティング・リサーチ研究所を開設
HPがシンガポールの南洋理工大学と共同で3Dプリンティング・リサーチ研究所を開設HPがシンガポールの南洋理工大学と共同で、3Dプリンティング・リサーチ研究所を開設する。 HP-NTUデジタルマニュファクチャリング・コーポレート・ラブと名付けられた研究所は、HPにとってアジア初で、世界最大の大学とのコラボレーションプロジェクトとなる。 プロジェクトの立ち上げについてHPのディオン・ワイスラーCEOは、「世界経済フォーラムの予測では、次の10年間で100兆ドル以上の付加価値がデジタルトランスフォーメーションによって創造されます。HPは3Dプリンティング技術が代表するデジタルトランスフォーメーションを推進する基礎技術の開発をリードしてゆきます。HP-NTUデジタルマニュファクチャリング・コーポレート・ラブは、技術の開発をさらに深め、エコシステムの中核として機能することになるでしょう」とコメントしている。 HP-NTUデジタルマニュファクチャリング・コーポレート・ラブは南洋理工大学のキャンパス内に開設され、100人の研究者が勤務する予定。主に3Dプリンティング、AI、サイバーセキュリティ、マシンラーニング、素材開発などのプロジェクトが展開される見込み。 南洋理工大学は、2016年に3Dプリンティングセンターを開設するなど、3Dプリンティングの領域に早くからコミットしてきている。同大学はまた、建設3Dプリンターの開発プロジェクトなども展開している。
掲載日:2018年10月23日:ニューヨークの著名デザイナーが3Dプリンターでキッチンウェアを製造
ニューヨークの著名デザイナーが3Dプリンターでキッチンウェアを製造ニューヨークの著名デザイナーが3Dプリンターでキッチンウェアを製造し、話題になっている。 製造したのはジョー・ドウセット氏。同氏がデザインしたボウル、ピッチャー、シルバーウェアなどは、すべて白と黒のシンプルなデザインが施されている。いずれもニューヨークにあるクーパー・ヒューイット・スミソニアン・デザインミュージアムに展示されている。 ドウセット氏は、「21世紀のダイニングを表現するために、自分の意識の中にある有限のリソースを使ってデザインした」とコメントしている。 いずれも二種類のポリマー素材をもとに作られ、ニューヨークに拠点を置く大手サービスビューロー・マーケットプレイスのシェイプウェイズでプリントされた。シェイプウェイズはまた、デザインミュージアムで行われるプリントデモンストレーションのための3Dプリンターも貸与するという。 ドウセット氏は、米経済紙フォーブスが「21世紀のデザイナーのための生きるブループリント」と称す人気デザイナー。同氏によると、同氏が3Dプリンターを使ってアートワークを作ったのは、今回が初のケースだという。 なお、ドウセット氏のキッチンウェアは、同デザインミュージアムにて来年4月まで展示される。
掲載日:2018年10月22日:欧州アディティブ・マニュファクチャリング・フォーラム2018がブリュッセルで開幕
欧州アディティブ・マニュファクチャリング・フォーラム2018がブリュッセルで開幕欧州アディティブ・マニュファクチャリング・フォーラム2018が、今週ベルギーのブリュッセルで開幕する。フォーラムには欧州の7か国から13のパートナーが出席する。パートナーにはシーメンス、マテリアライズ、TNO、TWIリミテッド、エアバス、ヨーロピアン・パウダー・メタル協会などが含まれる。 フォーラムでは主に6つのトピックについてのプレゼンテーションやセッションが行われる。 第一のセッションでは「欧州のための革新的工業・社会的ルネッサンス」と題し、次世代のアディティブ・マニュファクチャリングのフレームワークが提示される。 第二のセッションでは、「アディティブ・マニュファクチャリングの工業的チャレンジ」と題し、特にアディティブ・マニュファクチャリング技術のプロセス・クオリフィケーションにおける技術上の課題が議論される。 さらにアディティブ・マニュファクチャリング技術の現場への応用上の課題、アディティブ・マニュファクチャリング技術の国際展開、最新の主なアディティブ・マニュファクチャリング関連プロジェクトなどについてのセッションが行われる。 欧州アディティブ・マニュファクチャリング・フォーラムは、欧州連合ホライズン2020プログラムの一環として開催されている。
掲載日:2018年10月21日:3Dハブズが2018年第四四半期「デジタル・マニュファクチャリング・トレンドレポート」をリリース
3Dハブズが2018年第四四半期「デジタル・マニュファクチャリング・トレンドレポート」をリリース世界中の3Dプリンターをネットワークしているオランダの3Dハブズが、2018年第四四半期「デジタル・マニュファクチャリング・トレンドレポート」をリリースした。3Dハブズがネットワークしている 6,000のプロフェッショナル・サービスプロバイダーから集めたデータを集計した。 期間中最も使われた3Dプリンターはフォームラブズのフォーム2SLA3Dプリンターで、プリント点数は14,142点だった。以下、プルーサi3MK3(13,964点)、プルーサi3MK2(12,674点)、フラッシュフォージ・クリエータープロ(10,873点)、ウルチメーカー3エクステンデッド(7,187点)と続いた。 また、同期間中最も評価が高かった3DプリンターはLulzbotのTaz5で、ゾートラックスのM200が続いた。 工業3DプリンターではHPのジェットフュージョン3D 42003Dプリンターが最も使われ、同期間中にプリントした部品点数は6,400点に達した。また、ユーザー評価では5点満点中4.91点の高得点を獲得した。 使われた3Dプリンターの種類では、FDMが67.7%と全体の三分の二を占め、SLAおよびDLP(15.5%)、SLS(11.1%)、マテリアル・ジェッティング(3.3%)と続いた。 なお、「デジタル・マニュファクチャリング・トレンドレポート」の全文は3Dハブズのウェブサイトで閲覧できる。
掲載日:2018年10月20日:オランダの産廃処理企業が廃棄された冷蔵庫から3Dプリンター用フィラメントを製造
オランダの産廃処理企業が廃棄された冷蔵庫から3Dプリンター用フィラメントを製造オランダの産廃処理企業が廃棄された冷蔵庫から3Dプリンター用フィラメントを製造し、話題になっている。 フィラメントを製造したのはオランダのクールレック社。廃棄された冷蔵庫で使われていたプラスチックを原料に、HIPS(High Impact PolyStyrene plastic)と呼ばれるフィラメントにリサイクルした。 HIPSは着色しやすく接着力が強いので、接着剤などで組み合わせて使うことができる。また、ABSよりも軽量で、玩具やアプライアンスなどの製造に向いているとしている。さらにHIPSフィラメントは、ABSなどに比べて反りが少ないのも特徴だという。 クールレックのアージェン・ウィッテコーク取締役は、「(廃棄された)家電にはいまだに活用可能な資源が大量に含まれています。イノベーティブな技術を使うことで、クールレックは廃棄された冷蔵庫からプラスチックを再利用することができました。HIPSを製造することは、地球を公害などから守り、有限の資源を保存し、持続可能な社会を築くことの一助になります」とコメントしている。 HIPSフィラメントは2.85mm径と1.75mm径の二つのサイズで供給される。いずれも価格は1スプールあたり34ユーロ(約4,590円)クールレックではHIPSフィラメントの出荷を年明けから開始したいとしている。
掲載日:2018年10月19日:テキサスの建設会社が24時間で3Dプリント住宅を建設
テキサスの建設会社が24時間で3Dプリント住宅を建設テキサスの建設会社が24時間で3Dプリント住宅を建設したとして、話題になっている。 建設したのはテキサス州オースティンに拠点を置くアイコン社。平屋建て600平方フィート(約55.74平方メートル)の3Dプリント住宅はセメントを素材に3Dプリントされ、建設にかかったコストはわずか4000ドル(約44万円)だったという。アイコン社によると、この3Dプリント住宅は、テキサス州オースティン市が建築許可証を発行したアメリカ初の3Dプリント住宅になったという。 アイコン社はまた、これまでにベンチャーキャピタルなどから900万ドル(約9億9千万円)の資金調達に成功している。同社へ投資した企業の中には、アメリカ最大のハウスメーカーのDRホートンも含まれているという。 自社の建設3Dプリンティング事業について、アイコン社のジェイソン・バラードCEOは、「我々は世界的な住宅不足に直面しています。これまでの建設のやり方を少し修正する程度ではこの問題を解決することは不可能です。我々は、ハウスメーカー業界そのものが完全なパラダイムシフトを必要としていると認識しています。そして、ワールドクラスの投資家が我々に投資してくれていることに感謝しています」とコメントしている。 アイコン社は非営利団体のニュー・ストーリーと共同で、ホームレスのための3Dプリント住宅を建設することなども予定しているという。
掲載日:2018年10月18日:ジレットがフォームラブズと共同でカスタマイズドレーザーハンドルの製造事業を立上げへ
ジレットがフォームラブズと共同でカスタマイズドレーザーハンドルの製造事業を立上げへ大手剃刀メーカーのジレットが、デスクトップSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズと共同で、カスタマイズドレーザーハンドルの製造事業を立上げる。レーザーハンドルとは剃刀の柄という意味で、3Dプリンターを使って剃刀の柄をカスタマイズド生産する。 両社の発表によると、同事業はレーザー・メーカーと名付けられ、消費者がレーザー・メーカーのウェブサイトで48種類のレーザーハンドルのデザインを選択し、注文する。注文されたレーザーハンドルはSLA3Dプリンターで製造され、消費者へ送付される。 レーザーハンドルの製造は、マサチューセッツ州ボストンにあるジレットのヘッドクォーターで行う。レーザーハンドルはジレットのMACH3シリーズとフュージョン5プログライドシリーズのカートリッジが利用できるとしている。 レーザーハンドルの価格は19ドル(約2,090円)から45ドル(約4,950円)注文から2-3週間で配達されるとしている。 事業の立ち上げについてフォームラブズのデービッド・ラカトスCPOは、「3Dプリンターによるマスカスタマイゼーションは、消費者が3Dプリントされたエンドユーズ製品を体験できる現実を提供しています。この新しいカスタマイズレーザーハンドルは、そのための具体的なステップになります」とコメントしている。
掲載日:2018年10月17日:イスラエルの3Dプリンターメーカーが世界最大のアディティブ・マニュファクチャリング・センターをオープン
イスラエルの3Dプリンターメーカーが世界最大のアディティブ・マニュファクチャリング・センターをオープンイスラエルの3DプリンターメーカーのXジェットが、世界最大のアディティブ・マニュファクチャリング・センターをオープンさせた。センターに投じられた投資金額は1,000万ドル(約11億円)とされる。 イスラエルのレホヴォト・サイエンスパークに建設されたアディティブ・マニュファクチャリング・センターは743平方メートルの大きさで、主にハイエンドメタル3Dプリンターとセラミック3Dプリンターが設置されている。メタル3Dプリンターではステンレス、ジルコニアといった素材が利用可能としている。 アディティブ・マニュファクチャリング・センターの開設について、Xジェットのハナン・ゴサイトCEOは、「このアディティブ・マニュファクチャリング・センターは、マルチマテリアル・プリンティングを追求する我々の挑戦を象徴するものです。このアディティブ・マニュファクチャリング・センターを使い、特殊なアプリケーションを開発したり、世界中にいる我々のユーザーのテストプリントをしたり、様々なことを行ってゆく予定です」とコメントしている。 Xジェットは2005年設立。独自開発したナノパーティクル・ジェッティング技術をベースに、主にハイエンドメタル3Dプリンターやセラミック3Dプリンターを製造している。
掲載日:2018年10月16日:世界初の宇宙用3Dバイオプリンターがソユーズロケット打ち上げ失敗事故で喪失
世界初の宇宙用3Dバイオプリンターがソユーズロケット打ち上げ失敗事故で喪失現地時間の先週木曜日に発生したソユーズMS-10ロケット打ち上げ失敗事故で、世界初の宇宙用3Dバイオプリンターが喪失した。 オーガン・アウトと名付けられた3Dバイオプリンターはソユーズロケットの居住用モジュールに搭載され、打ち上げが順調にゆけばISS国際宇宙ステーションに搬入される予定だった。 打ち上げの失敗を受け、ロシア宇宙局は事故の原因が特定できるまでソユーズロケットの打ち上げを停止するとしている。なお、現在のところ、ソユーズロケットの打ち上げ再開の目途はたっていない。 オーガン・アウトを開発した3Dバイオプリンティング・ソルーションズは、オーガン・アウトのバックアップ機が準備されていて、ロケット打ち上げが再開されれば再び国際宇宙ステーションへの搬入を目指すとしている。 国際宇宙ステーションにはこれまでに、NASA傘下のスタートアップ企業のメイド・イン・スペースが開発した3Dプリンターが搬入され、各種のパーツづくりなどに使われている。3Dプリンターに加え、宇宙空間で3Dバイオプリンターを活用するニーズは多く、今後もオーガン・アウト以外の3Dバイオプリンターの国際宇宙ステーションへの搬入も予定されている。
掲載日:2018年10月15日:コーディー・ウィルソン氏がディフェンス・ディストリビュテッドの代表を辞任
コーディー・ウィルソン氏がディフェンス・ディストリビュテッドの代表を辞任世界初の3Dプリント銃「リベレーター(解放者)」を製造し、現在も3Dプリント銃のデジタルファイルをネットで販売しているコーディー・ウィルソン氏が、自ら代表を務めていたディフェンス・ディストリビュテッドの代表を辞任した。 米テキサス州の報道機関によると、ウィルソン氏は16歳の少女に500ドルの現金を渡してみだらな行為をしたとして、未成年者に対する性攻撃の罪で地元警察に逮捕されたという。同氏は旅行先の台湾で逮捕され、アメリアへ送還されていた。 ウィルソン氏の逮捕を受け、ディフェンス・ディストリビュテッドの公式ホームページは、ウィルソン氏が「個人的な事情」を理由に同社代表を辞任したと伝えている。後任には同社事業開発担当役員のパロマ・ハインドーフ氏が就任するとしている。 ウィルソン氏は3Dプリント銃のデジタルファイルの公開をめぐり、これまで長らく米国国務省と対立してきた。同氏と国務省とは今日までに和解し、同氏は今年8月から3Dモデルの公開を再開していた。一方で、これまでにワシントン州などの全米19の州で3Dモデルの公開を禁止する命令が出されている。 3Dプリント銃のデジタルファイル公開をめぐっては、アメリカ国内でも賛否両論の議論が繰り広げられている。3Dプリント銃は金属探知機での探知が困難なことから、治安上の理由から規制を求める声が少なからず出てきている。
掲載日:2018年10月14日:イタリアの3Dプリンターメーカーがベルトコンベヤータイプの3Dプリンターをリリース
イタリアの3Dプリンターメーカーがベルトコンベヤータイプの3Dプリンターをリリースイタリアの3Dプリンターメーカーのロボットファクトリーが、ベルトコンベヤータイプの3Dプリンター「スライディング3Dシステム」をリリースした。現地時間の今週開催されたメーカーフェア・ローマで展示された。 一般的なFDM方式の3Dプリンターは固定型のプリントベッドにプリントするため、プリントできる数量に限りがある。一方、ベルトコンベヤータイプの3Dプリンターはプリントベッド自体が動くため、プリントできる数量が事実上無制限になる。また、造形サイズも縦方向に無制限になる。 ロボットファクトリーは2年前からベルトコンベヤータイプの3Dプリンターの開発を開始した。当初は3Dプリント後のポストプロセスにかかる時間と、3Dプリント時に生じる廃材の削減を目的に開発したとしている。 ベルトコンベヤータイプの3Dプリンターのリリースについてロボットファクトリーは、「スライディング3Dプリンティングは「デスクトップファクトリー」として利用することが可能です。持続的なプリンティングと大量生産を可能にするからです」と自社のウェブサイトにコメントしている。 利用できるフィラメントはPETGとPLAの二種類。価格やサポートなどの情報は、今のところ公開されていない。
掲載日:2018年10月13日:アメリカ海軍が1年間の3Dプリントメタルパーツの耐久試験を実施
アメリカ海軍が1年間の3Dプリントメタルパーツの耐久試験を実施アメリカ海軍が1年間の3Dプリントメタルパーツの耐久試験を実施する。アメリカ現地時間の今週木曜日、アメリカ海軍のプレスリリースが報じたもので、2019会計年度にアメリカ海軍の空母ハリー・トルーマンに搭載して実施する。 搭載されるのは排水ストレイナー管と呼ばれる部品。水蒸気を通したり水分の除去に使われるという。 試験の範囲は耐衝撃性、耐振動性、低温および高温での稼働性能など多岐にわたる。一年間経過後、部品が外されて各種の分析と試験が行われる。 試験を担当するハンティントン・インガルズ・インダストリーズによると、ハリー・トルーマンでの耐久試験が成功した暁には、アメリカ海軍の他の艦船にも随時応用してゆくという。 アメリカ海軍は、これまでに3Dプリンターを空母エセックスに搭載するなど、アディティブ・マニュファクチャリング技術を積極的に活用してきている。一方で、本格的なメタルパーツを3Dプリンターで製造するのは今回が初のケースと見られる。 3Dプリンターを活用することで各種パーツのオンデマンドマニュファクチャリングが可能になり、製造コストと製造時間を大きく下げられると関係者は注目している。
掲載日:2018年10月12日:プリントユアマインド3DがPLA廃材を使ったリサイクルコンテストを実施
プリントユアマインド3DがPLA廃材を使ったリサイクルコンテストを実施カナダのカルガリーに拠点を置く3Dプリンター販売店のプリントユアマインド3Dが、PLA廃材を使ったリサイクルコンテストを実施する。 一般的なFDM方式の3DプリンターではPLAやABSなどのプラスチック系フィラメントを素材として使用する。その際、多くのケースでプリントミスなどにより廃材が発生する。3Dプリント時に発生する廃材の処分が3Dプリンターユーザーに共通の課題になっている。 プリントユアマインド3Dはその問題に目を付け、地元の高校生を対象に廃材を使って何かを生み出すリサイクルコンテストを実施する運びとなった。 コンテストの実施についてプリントユアマインド3Dは、「このコンテストは3Dプリンターから生じた廃材を再活用し、生徒たちに持続可能なモノづくりや技術などの重要性を学んでもらうことを目指すものです。彼らのコミュニティで役立つ、クリエイティブでイノベーティブなリサイクル方法を編み出してくれることを期待しています」とコメントしている。 コンテストは来年にかけて実施され、プリントユアマインド3Dが審査を行う。勝者は来年6月に発表され、勝者にはウルチメーカー2+3Dプリンターが賞品として贈られるという。
掲載日:2018年10月11日:アメリカの大学生がクワッガ貝を原料にフィラメントを製造
アメリカの大学生がクワッガ貝を原料にフィラメントを製造アメリカの大学生がクワッガ貝を原料にフィラメントを製造し、話題になっている。 フィラメントを製造したのはデビッドソン大学二年生のロレーナ・ジェイムスさん。五大湖のエリー湖に生息するクワッガ貝問題からエコフレンドリーなフィラメントを製造することを思い付いたという。 クワッガ貝はウクライナの黒海北西部原産の二枚貝で、湖沼や河川などの淡水域に生息している。アメリカでは1989年に五大湖で定着が確認されており、船舶が排出するバラスト水によって導入されたものとみられている。在来種の生息地や餌資源を奪うなど競争したり、湖沼全体の栄養源を低下させるといった生態系への問題も引き起こしている。また、大量の養分を一年中濾し取り続けるため、湖沼の食物連鎖を崩壊させる危険性も指摘されている。 Zスプールと名付けられたフィラメントは生分解性プラスチックペレットを原料に、クワッガ貝の貝殻とポリアクリル酸を混ぜて製造している。フィラメントの製造には、フィラボット社のフィラメントメーカーが使われているという。 なお、クワッガ貝は日本では定着していないものの、アメリカと同様の問題を引き起こす恐れがあるため、外来生物法により特定外来生物に指定されている。
掲載日:2018年10月10日:サーンウッドとボーイングが共同でボーイング777Xシリーズ用巨大部品を3Dプリンターで製造
サーンウッドとボーイングが共同でボーイング777Xシリーズ用巨大部品を3Dプリンターで製造サーンウッドとボーイングが、共同でボーイング777Xシリーズ用巨大部品を3Dプリンターで製造したとして話題になっている。 両社が製造したのは12フィート(約3.6メートル)の長さのR6Dツールと呼ばれる部品。サーンウッドのLSAM技術を使い、カーボンファイバーを配合したABS素材を原料に製造された。長さ12フィートもの航空機用部品が3Dプリンターで製造されたのは世界初のケースと見られる。 ボーイング777Xシリーズはボーイングの次世代ロングレンジ・ワイドボディシリーズで、ボーイング777-8シリーズとボーイング777-9シリーズとで構成される。ボーイング777-9シリーズは400人以上の乗客を乗せ、13,000キロメートル以上の距離を飛行することができる。 サーンウッドでは今後、PEEK、PEIなどのエンジニアリングプラスチック系素材も使い、キャビン用パーツの製造などを行ってゆきたいとしている。 航空機用部品を3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっている。ボーイングのライバルのエアバスも、アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスと共同で、次世代航空機用部品を3Dプリンターで製造している。
掲載日:2018年10月9日:オランダのシェフがコース料理にフード3Dプリンターを使用
オランダのシェフがコース料理にフード3Dプリンターを使用オランダのシェフがコース料理にフード3Dプリンターを使用しているとして話題になっている。 オランダのジャン・スミンク氏は、自らのレストラン・スミンクで提供されるコース料理の盛り付けを3Dプリンターで行っている。素材にはアボカドのピューレ、ヘーゼルナッツ、ローストパンプキン、マッシュポテトなどが使われて、各種の皿を自由なデザインで彩っている。 「3Dプリンターは、手ではデザインできないような盛り付けをするために使っています。タコのデザインをアボカドでしたり、カレーソースを載せた「お皿」などを3Dプリンターで作っています」とスミンク氏はコメントしている。 3Dプリンターを料理に活用する取り組みは過去にも行われている。ミシュラン星シェフのパコ・ペレス氏やジョエル・カスタニエ氏も、スペインのナチュラルマシーンズが開発したフード3Dプリンター「Foodini」を使い、料理に活用している。しかし、いずれも一時的なもので、スミンク氏のように恒常的に使ってはいなかった。 来店客の似顔絵を3Dプリンターで描くことなども検討しているというスミンク氏は、テクノロジーとインスピレーションをミックスすることで、どんなことでも可能になるともコメントしている。
掲載日:2018年10月8日:カナダのフィラメントメーカーがフードセーフフィラメントをリリース
カナダのフィラメントメーカーがフードセーフフィラメントをリリースカナダのフィラメントメーカーのFilaments.caが、フードセーフ(食品安全)フィラメントをリリースした。 「トルーフードセーフPLA」と名付けられたフィラメントは、米国FDA(食品医薬品局)が承認したPLA素材と食品安全着色顔料を原料にしていて、カップ、皿、クッキー型などの製造に使えるとしている。 PLA素材はバイオプラスチックメーカーのネイチャーワークスが開発した植物由来Ingeoバイオポリマーを使用、通常のPLAよりも高い強度と接着力を有している。また、結晶密度に優れ、反りが少ないという特徴も有している。 「トルーフードセーフPLA」は「ブラック・リコリス」「ウォーターメロン・レッド」「ピンク・ドラゴンフルーツ」「グリーン・アップル」などの、さまざまな食品のテーマに合わせた18色が提供される。また、フィラメント径は1.75mmと2.85mmの二種類で、それぞれ1キログラムのスプールで提供される。 植物由来バイオポリマーを素材にしたPLAフィラメントなどはすでにリリースされているが、100%食品安全を謳うフィラメントがリリースされるのは世界初と見られる。 「トルーフードセーフPLA」の価格は1スプール44.95カナダドル(約4,045円)Filaments.caのウェブサイトにて購入可能。
掲載日:2018年10月7日:デスクトップメタルとマークフォージドが和解
デスクトップメタルとマークフォージドが和解自社の3Dプリンター技術に関する知的財産を侵害したとしてデスクトップメタルがマークフォージドに対して起こしていた裁判で、両者の和解が成立した。 連邦裁判所への提訴から三か月後、両者は共同で声明を発表し、いずれの企業もいかなる企業秘密の横領や漏洩などに関与してなく、和解することで合意したとしている。なお、和解条件に関する詳細については、今のところ明らかにされていない。 デスクトップメタルは当初、デスクトップメタル元従業員でマークフォージドに転職したマティウ・パランギ氏が、デスクトップメタル在籍中に同社のメタル3Dプリンティング技術に関する情報を横領し、マークフォージドに漏洩させたとして訴えていた。 デスクトップメタルは2015年設立、ローコストでハイパフォーマンスのデスクトップメタル3Dプリンター「デスクトップ・スタジオシステム」を開発している。「デスクトップ・スタジオシステム」は、独自開発したシングルパス・ジェッティング技術を基に開発され、競合製品の最大100倍のスピードで造形が可能としている。 デスクトップメタルには、これまでにGoogle、GE、BMW、ストラタシスなどの企業が出資している。
掲載日:2018年10月6日:GEアビエーションが3万点目の燃料ノズルを3Dプリンターで製造
GEアビエーションが3万点目の燃料ノズルを3Dプリンターで製造GE傘下のGEアビエーションが、3万点目の燃料ノズルを3Dプリンターで製造したとして話題になっている。 製造したのはGEアビエーションのアラバマ州オーバーン工場。同工場では3Dプリンターによる燃料ノズルの製造を2015年から開始している。 同工場長のリカード・アセヴィドー氏は、「このマイルストーンは、我々が燃料ノズルを3万点3Dプリントしたということに留まりません。私たちのチームは、我々のビジネスでアディティブ・マニュファクチャリング技術が確実に使えるという事を証明したという事を誇りに思うべきです」とコメントしている。 GEアビエーションは2014年にオーバーン工場に5000万ドル(約55億円)を投資し、アディティブ・マニュファクチャリング技術の利用を開始した。同工場では現在までに40台の3Dプリンターが導入され、230人の従業員の管理のもと、各種のパーツを製造している。 燃料ノズルはエンジンに燃料を噴射するための重要な部品で、高熱に耐えうる高い強度が必要な部品。これまでは20点の部品を組み合わせて一つの燃料ノズルを製造していたが、3Dプリンターを導入することで、一つの部品として燃料ノズルを製造することが可能になった。 GEアビエーションは、3Dプリンターの導入により労働力と製造時間を大きく削減できたことに加え、燃料ノズルの重量を25%程度削減することができたとしている。また、強度も従来のものより5倍も強くなったとしている。
掲載日:2018年10月5日:アメリカ海軍とロッキードマーティンが共同でAIベースの3Dプリンティングロボットを開発
アメリカ海軍とロッキードマーティンが共同でAIベースの3Dプリンティングロボットを開発アメリカ海軍とロッキードマーティンが、共同でAIベースの3Dプリンティングロボットを開発する。契約期間は2年間で、580万ドル(約6億5500万円)の開発資金はアメリカ海軍海洋研究所が負担する。 現在製造業などの現場で3Dプリンターの導入が進んでいるが、多くは人間の管理者の管理のもとプリント作業を行っている。プロジェクトでは人間をAIに置き換え、AIがプリント管理や最適化を行うことを目指す。 ロッキードマーティンのブライアン・グリフィス・プロジェクトマネージャーは、「AIが3Dプリンティングをどのように観察し、コンスタントでより良い仕上がりのためにどのような意思決定をするのかを観察する予定です。3Dプリンターによるモノづくりが一般化する中、非常に重要なことであると考えています」とコメントしている。 ロボットは複数軸のレーザー照射型ロボットが使われる予定。また、素材は複数の素材が使われる予定だが、当初はチタン合金Ti-6AI-4Vが使われるという。 ファクトリーオートメーションに3Dプリンターを組み込み、活用するケースはすでに存在するが、AIを使った3Dプリンティングロボットが開発されるのはこのケースが初と見られる。ロボティクスの分野ではAIの導入が進んでおり、3DプリンティングロボットにおいてもAIの導入が本格化しそうだ。
掲載日:2018年10月4日:カナダのスタートアップ企業がロス食材を原料にフィラメントを製造
カナダのスタートアップ企業がロス食材を原料にフィラメントを製造カナダのスタートアップ企業が、ロス食材を原料に3Dプリンター用フィラメントを製造したとして話題になっている。 フィラメントを製造したのはトロントに拠点を置くジェネシス社。トウモロコシやサトウキビなどのロス食材をPLAに混ぜ込み、フィラメントとして製造している。同社によると、ロス食材を混ぜ込んだフィラメントは通常のPLAフィラメントよりも強度に優れ、耐久性も高いという。また、コストも通常のPLAフィラメントよりも40%程安いという。 同社は同様の技術を使い、3Dプリンター用フィラメントのほかに食品用コンテナーや各種のパッケージの製造も計画しているという。 プラスチックなどの資源ゴミを原料に3Dプリンター用フィラメントを製造するプロジェクトは世界中で立ち上がっている。オランダのベンチャー企業リフィル社も、捨てられたヨーグルトの容器を原料にフィラメントを製造するプロジェクトを立ち上げている。また、オーストラリアの非営利団体グリーンパッチも、海洋投棄されたプラスチックや廃棄物として捨てられたプラスチックを原料にリサイクルフィラメントを製造している。 ジェネシスはトロント大学スカボロー校の卒業生らが設立したスタートアップ企業。
掲載日:2018年10月3日:ビッグレップがボッシュの系列企業と提携、CNCコントローラー付き3Dプリンターを開発へ
ビッグレップがボッシュの系列企業と提携、CNCコントローラー付き3Dプリンターを開発へドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップが、ボッシュの系列企業ボッシュ・レックスロスと提携してCNCコントローラー付き3Dプリンターを開発する運びとなった。CNCコントローラーが3Dプリンターに搭載される世界初のケースとなる。 ボッシュ・レックスロスとの提携について、ビッグレップのステファン・バイヤーCEOは、「業界を越えてユーザーは、最高クラスの品質のパーツを製造するために信頼性が高く、操作が簡単で、効率的な3Dプリンターを求めています。ビッグレップはCNCコントローラーを初めて3Dプリンターに搭載し、アディティブ・マニュファクチャリングを再定義しようとしています。ボッシュ・レックスロスのCNCコントローラーは、我々の3Dプリンターがオートメーションシステムなどと連携するための優れたプラットフォームとして機能してくれるでしょう」とコメントしている。 ボッシュ・レックスロスの新事業担当ディレクターのトーマス・フェシュナー氏も、「このパートナーシップは、ボッシュ・レックスロスが常に持続可能なテクノロジーと次世代のファクトリー・オートメーション・ソルーションを開発していることを証明するものです」とコメントしている。 ビッグレップはドイツのベルリンに拠点を置く3Dプリンターメーカー。これまでに造形サイズ1立法メートルの大型3Dプリンター「ビッグレップ・ワン」シリーズをリリースし、主に産業ユーザーを中心に事業を拡大してきている。
掲載日:2018年10月2日:プリンターボット創業者のブルック・ドラム氏が新事業を開始
プリンターボット創業者のブルック・ドラム氏が新事業を開始今年7月に事業を廃止した3Dプリンターメーカーのプリンターボット創業者のブルック・ドラム氏が新事業を開始した。 クリエーターのためのパトロン募集サイトPatreon(ペイトリオン)に開設されたブルック氏のページによると、同氏の「ニューアドベンチャー」はYouTubeのプリンターボットチャネルを活用したもので、3Dプリンティングのノウハウなどをおさめた動画を会員制で視聴できる仕組み。月額5ドルを支払えば視聴可能で、追加の費用を支払うとドラム氏に個別相談もできるという。 ドラム氏によると、動画シリーズではメーカーボット・インダストリーズの創業者で元CEOのブレ・ペティス氏や、フォームラブズ創業者のマックス・ロボフスキー氏との対談なども予定されているという。 プリンターボットでの経験についてドラム氏は、ペイトリオンのページで、「2011年に私は3Dプリンティングの世界に思い切りのめりこみ、キックスターターで狂ったような経験をしました。プリンターボットのスタッフは5万台以上の3Dプリンターを製造し、各地を旅行し、何千もの人にお会いしました。テレビ番組にも出演しました。私はすべてを事業に投資しましたが、失敗を犯しました。安物の3Dプリンターでひしめく市場にこだわりすぎたのです」とコメントしている。 プリンターボットは2010年設立。3Dプリンター業界ではメーカーボット・インダストリーズなどと並ぶ老舗企業の一社として知られていた。2011年に価格500ドルのオープンソース3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを立ち上げ、総額で83万ドル(約9,130万円)の資金を集めていた。
掲載日:2018年10月1日:アイルランドのダブリン大学がI-Form先端製造リサーチセンターを開設
アイルランドのダブリン大学がI-Form先端製造リサーチセンターを開設アイルランドのダブリン大学がI-Form先端製造リサーチセンター(Advanced Manufacturing Research Center)を開設した。センターでは3Dプリンティング技術やデジタル・マニュファクチャリング技術などが主な研究対象になるという。 センター開設にかかった投資額は2,220万ユーロ(約29億9,700万円)。政府が出資するアイルランド科学基金が投資した。 アイルランド産業省のヘザー・ハンプフリー大臣は、「製造業の現場においてアイルランドがインパクトのある研究成果をもたらすことが引き続き重要です。イノベーションがアイルランド政府の科学戦略の核心部分であり、I-Formリサーチセンターで生み出される数々の技術がそれらの象徴です」とコメントしている。 I-Formリサーチセンターでは、素材開発、プロセスモニタリング、アディティブ・マニュファクチャリング、スマートインテグレートデバイス、デジタル・プロセス・エンジニアリングの、五つのテーマで各種の研究が行われる。また、これまでに地元の31の企業が共同研究の実施を申し入れているという。また、アイルランドのAMBERリサーチや、アメリカのジョンソンエンドジョンソンともパートナーシップ契約を締結しているという。
掲載日:2018年9月30日:デンマークの3Dプリント建設会社がヨーロッパ初の建設許可付き3Dプリント住宅を建設
デンマークの3Dプリント建設会社がヨーロッパ初の建設許可付き3Dプリント住宅を建設デンマークの3Dプリント建設会社のCOBODインターナショナルが、がヨーロッパ初の建設許可付き3Dプリント住宅を建設し、話題になっている。 COBODインターナショナルが建設したのはEUの包括的建設許可を受けた3Dプリント住宅で、ベルギーの企業キャンプCの注文により建設したもの。COBODインターナショナルが新たに開発した建設3Dプリンターを使い、従来の10倍のスピードで建設できたとしている。 なお、COBODインターナショナルの社名のCOBODは、 COnstruction Building On Demandの略で、文字通り建設物をオンデマンドで建設するという意味を持つ。また、同社は同社が3Dプリンターで建設する建設物をBOD(Building On Demand)と呼んでる。 COBODインターナショナルは、もともとデンマークの3Dプリンティング企業の3Dプリントフセットの3Dプリント建設事業部だったが、3Dプリント住宅の需要の高まりを受けて新たに分社した。同社のヘンリック・ランド・ニールセンCEOは、ヨーロッパの建設市場における3Dプリント住宅のニーズは、近年相当高まってきているとしている。 COBODインターナショナルはコペンハーゲンに拠点を置き、コペンハーゲン港にBODを展示している。
掲載日:2018年9月29日:GE傘下企業が機関車用部品の3Dプリンターによる製造試験を開始
GE傘下企業が機関車用部品の3Dプリンターによる製造試験を開始GE傘下企業のGEトランスポーテーションが、機関車用部品の3Dプリンターによる製造試験を開始し、話題になっている。製造試験が順調に進めば、2025年までに最大で250点の部品を3Dプリンターで製造するという。 GEトランスポーテーションが使用するのはバインダージェットテクノロジーベースの3Dプリンター。液体のバインディング素材を使ってメタルパウダーを凝固する。バインディング素材がメタルパウダーのレイヤーを接着するタイプのアディティブ・マニュファクチャリング技術。 バインダージェット方式の3Dプリンターは、一般的なレーザーベースのメタル3Dプリンターの10倍の速さでプリントが可能で、より大きなサイズの部品の造形が可能という。 GEトランスポーテーションは、機関車用部品を3Dプリンターで製造することで、部品点数を削減し、さらにはエンジンそのもののサイズを削減することができるとしている。それにより、余ったスペースにより大きなバッテリーを搭載することが可能になるとしている。 鉄道車両用部品を3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっているが、機関車用部品を3Dプリンターで製造するのはGEトランスポーテーションのケースが初と見られる。
掲載日:2018年9月28日:アレフ・オブジェクトがオープンソースのPETGフィラメントをリリース
アレフ・オブジェクトがオープンソースのPETGフィラメントをリリースコロラド州ラブランドに拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のアレフ・オブジェクトが、オープンソースのPETGフィラメントをリリースした。 フィラメントは16ページのホワイトペーパーとともにリリースされ、ホワイトペーパーにはフィラメントの製造プロセス、パラメーター、素材グレードなどの情報が記載されているという。 アレフ・オブジェクツは、これまでにオープンソースのABSフィラメントもリリースしており、PETGフィラメントは同社の二番目のオープンソースフィラメントとなる。 PETGフィラメントは1キロのスプールで提供され、価格は45ドル(約4,950円)。アレフ・オブジェクツのウェブサイトで購入できる。 アレフ・オブジェクトは2011年設立。設立以来オープンソースの3DプリンターLulzBotシリーズを製造販売し、近年業績を伸ばしている。アレフ・オブジェクツはLulzBot3Dプリンターなどのハードウェアに加え、3Dプリンター用ソフトウェアなどもオープンソースで提供するユニークな経営方針で知られている。同社はまた、アメリカの経済雑誌「Inc.」が選ぶ「最も成長している未上場コンピューターハードウェア企業500社」に選出されている。
掲載日:2018年9月27日:ニンジャボット、クッキー型製造3D プリンター「ニンジャボット・クッキー」の販売開始
ニンジャボット、クッキー型製造3D プリンター「ニンジャボット・クッキー」の販売開始静岡市に拠点を置く3Dプリンターメーカーの合同会社ニンジャボットが、クッキー型製造3D プリンター「ニンジャボット・クッキー」の販売を開始した。 現在、若い女性の間でアイシングクッキー作りがブームになっている。アイシングクッキーとは、粉砂糖や卵白などで作ったアイシングでクッキーの表面をコーティングしたクッキーのことで、キャラクターを作ったり装飾を施したりして楽しむことができる。ニンジャボット・クッキーは、そのアイシングクッキー用の型をつくるための専用3Dプリンターとして開発された。 ニンジャボット・クッキーの開発には、日本のアイシングクッキー界のカリスマ講師のカツマタ・ケイコ氏が監修者として参加している。カツマタ氏は、アイシングクッキーのプロの視点から、ニンジャボット・クッキーのデザインやインターフェースなどについてのアドバイスをしているという。 ニンジャボットでは、ニンジャボット・クッキーの発売開始を記念して、来月末までの期間限定でキャンペーンを行う。キャンペーン期間中は特別価格が適用され、標準モデルが36,000 円(消費税込、通常価格38,800 円)、カバー付きモデルが同38,000 円(消費税込、通常価格40,716 円)で提供される。 3Dプリンターの価格低下に伴い、一般での3Dプリンターの利用が進んでいるが、クッキー型の製造に特化した3Dプリンターがリリースされるのは世界初と見られる。
掲載日:2018年9月26日:シェイプウェイズがストラタシスと共同でフルカラー・マルチマテリアル3Dプリンティングサービスを開始
シェイプウェイズがストラタシスと共同でフルカラー・マルチマテリアル3Dプリンティングサービスを開始アメリカのサービスビューロー・マーケットプレイス大手のシェイプウェイズが、大手3Dプリンターメーカーのストラタシスと共同でフルカラー・マルチマテリアル3Dプリンティングサービスを開始する。現在イギリスのバーミンガムで開催中のTCT展示会で発表されたもので、ストラタシスのJ7503Dプリンターを使い、シェイプウェイズが3Dプリンティングサービスを提供する。 J7503Dプリンターはストラタシスの最新モデルで、最大50万色のカラーコンビネーションの利用が可能。J7503Dプリンターの初期ユーザーにはたんぱく質のバイオモデル製造のバイオロジカル・モデル社も含まれているという。 シェイプウェイズとの協業について、ストラタシスのグレッグ・ケスCEOは、「ストラタシスのJ7503Dプリンターは、シェイプウェイズを利用するデザイナー、企業家、学生、アーチストに、彼らが産み出す最高のアイデアと熱意を実際のモノにする新たな機会を提供するでしょう」とコメントしている。 現時点では、年内にベータユーザーへのサービス提供が開始され、来年度中にすべてのユーザーへのサービス提供が開始されるとしている。 シェイプウェイズは2007年にオランダの大手家電メーカー・フィリップスの社内ベンチャーとして設立された。今日までにニューヨークを拠点にユーザーを世界規模で増やしてきている。
掲載日:2018年9月25日:エアバス・ヘリコプターがエアバスA350用部品を3Dプリンターで製造
エアバス・ヘリコプターがエアバスA350用部品を3Dプリンターで製造エアバス・ヘリコプターがエアバスA350用部品を3Dプリンターで製造し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 エアバス・ヘリコプターが製造しているのはラッチシャフトと呼ばれるドア用部品。EOSのM400-4 3Dプリンターを使い、チタン合金製の部品を一度に28点製造しているという。エアバス・ヘリコプターによると、3Dプリンターを使うことで従来の製造方法よりも25%低コストで、より迅速に製造することが可能になったという。 エアバスA350一機には16点のラッチシャフトが使われているが、3Dプリンターによる製造で45%軽量化できたため、全体で4㎏の重量が軽減できたという。 エアバス・ヘリコプターでは、3Dプリンターによる製造をフル稼働させた場合、年間で2,200点のラッチシャフトが製造できるとしている。 エアバス・ヘリコプターのルイス・マーティン・ディアス工業サービスセンター長は、「部品などの製造の初期の段階から3Dプリンターを活用することで、モノづくりがより簡単に、より高いコスト効率が見込めるようになります。航空機の場合、重量を減らすことが重要になります。エアバスでは、ヘリコプターのパーツも3Dプリンターで製造することを計画しています」とコメントしている。
掲載日:2018年9月24日:ジョセフ・プルーサ氏がSLA3Dプリンター「プルーサ・SL1」をリリース
ジョセフ・プルーサ氏がSLA3Dプリンター「プルーサ・SL1」をリリースチェコ出身の世界的な3Dプリンターデザイナーのジョセフ・プルーサ氏が、SLA3Dプリンター「プルーサ・SL1」をリリースした。 プルーサ氏はオープンソースの3Dプリンター開発プロジェクト「レップラップ・プロジェクト」の中核メンバーの一人で、これまでに「プルーサMk3/i3」などをデザインし、世界中の3Dプリンターユーザーに提供してきている。また、同氏がデザインした3Dプリンターは、メーカーボット・インダストリーズなどの主要メーカーの製品デザインに大きな影響を与えている。 プルーサ氏は、これまでに自身の名前を冠した企業「プルーサ・リサーチ」設立し、現在は同社のブランドで製品を提供している。 「SL1」はオープンソースのSLA3Dプリンターで、造形サイズは最大で120 × 68 × 150 mm、造形レゾルーションは2560×1440pとなっている。セパレート式のデュアルフレームを採用し、一般的なSLA3Dプリンターよりも安定したプリント品質を確保できるとしている。 「SL1」の価格は1,599ドル(約175,000円)。先行するフォームラブズやXYZプリンティングのSLA3Dプリンターよりも安価な価格となっている。「SL1」はプルーサ・リサーチのウェブサイトから注文できる。
掲載日:2018年9月23日:イタリアの3DプリンターメーカーのWASPが「究極の3Dプリンター」をリリース
イタリアの3DプリンターメーカーのWASPが「究極の3Dプリンター」をリリースイタリアの3DプリンターメーカーのWASPが、同社が「究極の3Dプリンター」と呼ぶ3Dプリンターをリリースする。来月6日と7日の二日間開催される「世界を救うための緊急コール」イベントで展示される。 「究極の3Dプリンター」はWASPが二年前に開発に着手した建設3Dプリンター。建設物が建設されるそれぞれのロケーションで入手可能な素材を利用し、建設する。それゆえ、一般的な建設3Dプリンターのように素材を輸送する必要がなくなり、運送コストと建設コストを大幅に削減することが可能になるとしている。 WASPのマウリツィオ・アンドレオリ氏は、「過去に開発したデルタ方式の3Dプリンターで得られたノウハウを活用し、『究極の3Dプリンター』の開発に成功しました。また、(ロスされた食材、土、藁などを使って作られた)ガイアプロジェクトで建設物の空気循環などに関する新たなノウハウが得られました。そうしたノウハウも『究極の3Dプリンター』に活用されています」とコメントしている。 WASPは2012年設立。これまでに世界最大クラスの建設用デルタ3Dプリンターなどを開発し、世界中の3Dプリンターコミュニティに話題を提供してきている。
掲載日:2018年9月22日:プルーサ・リサーチがインハウス・フィラメントの出荷を開始
プルーサ・リサーチがインハウス・フィラメントの出荷を開始チェコ共和国の3Dプリンターメーカーのプルーサ・リサーチが、インハウス・フィラメントの出荷を開始する。同社の新工場で製造されたもので、3Dプリンターメーカーが製造するインハウス・フィラメントとしては世界初になると見られる。 プルーサ・リサーチのジョセフ・プルーサCEOは、「多くの3Dプリンターメーカーは径誤差などのフィラメントの品質にあまり注意を払いません。我々はその状態から一歩先を行きたいと考えました。その結果、我々が製造するフィラメントの径誤差を±20μmにまで抑えることが可能になりました」とコメントしている。 多くの3Dプリンターメーカーが「純正」フィラメントを供給しているが、メーカー自身が内製するケースはこれまでなかった。一般的には外部のフィラメントメーカーに製造委託し、製造している。 プルーサ・リサーチのフィラメントは、現時点ではPLAフィラメントのみ供給される。色はシルバー、ギャラクシーブラック、リップスティックレッド、アジュールブルーから選択できる。価格は1スプール24.99ドル(約2,750円)。アメリカのAmazonなどで来月から販売される。プルーサ・リサーチではPLAフィラメントに加え、PETGフィラメントとASAフィラメントの供給も計画している。
掲載日:2018年9月21日:クウェート政府が3Dプリントフィギュアショップを閉鎖
クウェート政府が3Dプリントフィギュアショップを閉鎖クウェート政府が3Dプリントフィギュアショップを閉鎖したとして、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 クウェートの地元紙アル・クァバスが報じたところによると、市内で営業していた3Dプリントフィギュアショップが、現地時間の今月16日に突然営業停止を命じられ、閉店させられたという。ショップでは、3Dプリンターで作られたアイドルのフィギュアなどが売られていたという。なお、ショップは地元のテクノロジー企業のDOOB3Dが運営していた。 3Dプリントフィギュアショップは今年営業を始めたが、直後から地元の宗教指導者などから強い非難が浴びせられていた。イスラム教の戒律では、人形や銅像などの偶像崇拝が厳しく禁じられている。 3Dプリントフィギュアショップ閉鎖の情報は世界中に広がり、これまでにツイッターで「クウェートの偶像崇拝」というハッシュタグが21,000回も使われているという。また、クウェートのジャーナリストの中には、ツイッターなどで政府の行動を批判するコメントを発する人も出ている。 イスラム社会における3Dプリンターの活用においては、宗教的な側面から制限がかかる可能性があることを今回のケースは伝えている。
掲載日:2018年9月20日:シーメンスの系列企業が3Dプリンターで鉄道車両用交換部品を製造
シーメンスの系列企業が3Dプリンターで鉄道車両用交換部品を製造シーメンスの系列企業が3Dプリンターで鉄道車両用交換部品を製造しているとして話題になっている。 シーメンス・モビリティはドイツのドルトムント・エフィングの鉄道車両整備工場にストラタシスのフォルタス450mc3Dプリンターを設置し、各種の鉄道車両用交換部品を製造している。同社によると、現在までに部品の多くを3Dプリンターで製造するようになり、部品在庫を備蓄する必要がなくなったという。 3Dプリンターを導入する前は、同社は各種の部品を鋳造などの製法で製造していた。そのため、一度の鋳造で多数の部品が製造され、大量の在庫を持つこととなった。また、部品一点の製造につき、およそ6週間の時間がかかっていた。 「これまで製造に6週間かかっていた部品が、3Dプリンターで製造することでわずか13時間で作れるようになりました。3Dプリンターの導入により、製造にかかる時間を最大で95%削減することが可能になりました」とシーメンス・モビリティのティナ・ユウフィンガー氏はコメントしている。 また、外部の業者へ部品製造を依頼する必要がなくなり、外注コストも大きく削減できたとしている。3Dプリンターの導入により、部品のサプライチェーンそのものが一変したとしている。 鉄道車両用交換部品を3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっている。オランダ鉄道も3Dプリンターを導入し、各種の交換部品の製造を行っている。
掲載日:2018年9月19日:レゴとスタンレー・ブラック&デッカーがストラタシスのスピンオフ企業に1900万ドルを投資
レゴとスタンレー・ブラック&デッカーがストラタシスのスピンオフ企業に1900万ドルを投資レゴと大手ベンチャーキャピタルのスタンレー・ブラック&デッカーがストラタシスのスピンオフ企業のエボルブ・アディティブ・ソルーションズに1900万ドル(約21億円)を投資し、3Dプリンターコミュニティの大きな話題になっている。 エボルブ・アディティブ・ソルーションズは今年初めにストラタシスから分離し、スピンオフ企業として新たなスタートを切った。同社は独自開発したプロプリエタリー・セレクティブ・サーモプラスチック・エレクトロフォトグラフィック・プロセス(STEP)と名付けられた技術を用い、通常のアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションの50倍のスピードでモノづくりができるとしている。 エボルブ・アディティブ・ソルーションズのSTEPテクノロジーは、射出成型法のような大量生産のモノづくりに活用できるとして、アディティブ・マニュファクチャリングの関係者から大いに注目されている。 今回の投資には、レゴとスタンレー・ブラック&デッカーに加え、大手国際金融機関のBNPパリバと、エボルブ・アディティブ・ソルーションズの母体のストラタシスも含まれているという。なお、今回の投資のバリエーションなどの情報については明らかにされていない。
掲載日:2018年9月18日:DSMとフォームフューチュラが業務提携
DSMとフォームフューチュラが業務提携オランダの大手化学企業のDSMと、同じくオランダの3Dプリンター用フィラメントメーカーのフォームフューチュラが業務提携する。現地時間の14日に発表されたところによると、フォームフューチュラはDSMの高機能フィラメントを自社の販売チャネルで販売する。 フォームフューチュラは、カーボンファイバーフィラメントなどの高機能フィラメントを世界100か国以上で販売している。今回の業務提携により、DSMの製品がフォームフューチュラのチャネルを通じて一般の3Dプリンターユーザーへ供給されることになる。 DSMは、これまでにステレオリソグラフィーの領域で光硬化樹脂などの製品を供給してきた。同社の顧客は、大手企業をはじめとする法人ユーザーがメインだった。 今回の業務提携について、DSMのグローバルマーケティングディレクターのジル・コーエン氏は、「フォームフューチュラとのコラボレーションにより、我々のグローバルリーチがさらに広がります。ユーザーにとっても受発注やサポートが受けられやすくなるので、メリットが大きいと思います」とコメントしている。 DSMは100年以上の歴史を持つオランダの化学企業。全世界で23,000人の従業員を抱えるグローバル企業でもある。同社はユーロネクスト・アムステルダム証券取引所に上場している。
掲載日:2018年9月17日:マターハッカーが高機能フィラメント「ナイロンG」をリリース
マターハッカーが高機能フィラメント「ナイロンG」をリリースカリフォルニア州コスタメサに拠点を置く3Dプリンター販売店のマターハッカーが、高機能フィラメント「ナイロンG」をリリースした。 ナイロンGはグラスファイバーを含んだナイロンベースのフィラメントで、耐久性と耐衝撃性に優れた特徴を持つ。1.75mm径500グラムのスプールで供給され、価格は64ドル(約7,040円)。ナイロンGは、一般的なFDM方式の3Dプリンターであれば利用可能。 ナイロンGのリリースについてマターハッカーの製品開発シニアディレクターのデーブ・ゲイロード氏は、「モノづくりの現場での3Dプリンターの利用が広がる中、耐久性に優れたフィラメントのラインアップを広げてゆくことがますます求められてきています。ナイロンGのような高い耐衝撃性を持つシリーズを新たにリリースできることに大変興奮しています」とコメントしている。 マターハッカーはこれまでにナイロンX、ポリカーボネートフィラメントなどの高機能フィラメントを自社ブランドでリリースし、法人ユーザーを中心に供給してきている。マターハッカーはまた、自社ブランド以外の各種のフィラメントも実店舗とネットで販売し、アメリカを中心にビジネスを拡げてきている。
掲載日:2018年9月16日:オートデスクがフュージョン360のライセンスモデルを変更へ
オートデスクがフュージョン360のライセンスモデルを変更へCADソフトメーカー大手のオートデスクが、フュージョン360のライセンスモデルを変更する。これまでスタンダードライセンスとウルチメートライセンスの二つのライセンスが提供されていたが、スタンダードライセンスを廃止してウルチメートライセンスに集約する。 ライセンスモデルの変更は10月7日に行われる。これまでスタンダードライセンスを使っていたサブスクライバーのライセンスはウルチメートライセンスに自動的に切り替わる。 ウルチメートライセンスでは、5軸マシニングなどを含むアドバンスCAMの機能などが利用できるようになる。また、ウルチメートライセンスのサブスクリプションフィーは年額1,535ドルだったが、年額495ドルへと大幅に値下げされる。 これまで提供されていた学生・アカデミックライセンスについては、これまでと同様の条件が適用される。また、スタートアップ企業などに提供されていた無料利用プログラムについての同様の条件が適用される。 サブスクリプションフィーの月払いを選択していたサブスクライバーについては、一括年払いへの移行が求め得られる模様。 オートデスクがフュージョン360のライセンスモデルを変更する背景には、フュージョン360のユーザーを増やし、CADコミュニティのエコシステムを拡大する思惑があるものと思われる。
掲載日:2018年9月15日:ゾートラックスがSLA3Dプリンター「ゾートラックス・インクスパイア」をリリース
ゾートラックスがSLA3Dプリンター「ゾートラックス・インクスパイア」をリリースポーランドの3Dプリンターメーカーのゾートラックスが、SLA3Dプリンター「ゾートラックス・インクスパイア」をリリースする。ゾートラックスがリリースする初のSLA3Dプリンターとなる。 ゾートラックス・インクスパイアはフォトポリマー樹脂を素材にLCDスクリーンとUVLEDライトを使って造形するDLP方式の3Dプリンター。XY軸で最小50ミクロン、Z軸で最小25ミクロンのピッチで造形することができる。造形サイズは最大で74 x 132 x 175 mm となっている。また、管理ソフトとしてゾートラックスの「ゾートラックス・スイート」がバンドルされる。 素材はゾートラックス純正のゾートラックス・フォトポリマーレジン・ベーシックが供給されるが、波長405nmで硬化する樹脂であれば利用できるとしている。 ゾートラックスはゾートラックス・インクスパイアの出荷を今年秋から始めるとしている。なお、価格は2,699ドル(約296,890円)。 ゾートラックスは2013年設立。独自開発したLPD(layer plastic deposition) ベースのFDM3Dプリンターを開発し、主にアメリカとヨーロッパを中心にユーザーを増やしている。ゾートラックスの製品は、日本を含む各国で販売代理店を通じて販売されている。
掲載日:2018年9月14日:3Dハブズのビジネスモデル再構築に3Dプリンターコミュニティが反発
3Dハブズのビジネスモデル再構築に3Dプリンターコミュニティが反発10月1日から実施するとした3Dハブズのビジネスモデル再構築に、3Dプリンターコミュニティが反発している。 3Dハブズは世界中の3Dプリンターをネットワークし、ユーザーが3Dプリンターを利用すると3Dプリンターオーナーに一定の手数料が支払われるプラットフォームを構築していた。ところが、3Dハブズはその仕組みを改め、3Dハブズが認定したパートナーとのみ契約し、個人オーナーなどをネットワークから除外するとしていた。 3Dハブズの決定を受け、Twitterには多くの個人オーナーから不満のツイートが多数投稿されている。 あるユーザーは、「地元の3Dプリンターでプリントを」から「クローズドなマニュファクチャリングのプログラム」へ転換するのは容認できない。3Dハブズに参加するために3Dプリンターを購入したのに。という不満を綴ったツイートを投稿している。 別のユーザーも、「(個人オーナーという)多くの人の犠牲をもって、3Dハブズは現在の地位を獲得した。(個人オーナーをないがしろにするのは)許されないことだ」とコメントしている。 3Dハブズは、特にアメリカとヨーロッパで普及し、ユーザー、オーナーともに多くが利用している。3Dハブズのビジネスモデル再構築をめぐっては、当分の間混乱が続くものと予想される。
掲載日:2018年9月13日:3Dハブズがビジネスモデルを一新、一般の3Dプリンターをネットワークから除外へ
3Dハブズがビジネスモデルを一新、一般の3Dプリンターをネットワークから除外へ世界中の3Dプリンターをネットワークしてきたオランダのスタートアップ企業の3Dハブズがビジネスモデルを一新する。同社の発表によると、同社は10月1日から同社がマニュファクチャリング・パートナーと認定していない3Dプリンターオーナーとの提携を中止するとしている。 同社のマニュファクチャリング・パートナーは一定の事業規模を持つサービスビューローが中心で、3Dハブズがこれまでにネットワークしてきた多くの個人3Dプリンターオーナーがネットワークから除外されることになる。 今回の決定について3Dハブズは、「モノづくりをより簡単に、よりアクセスしやすくするというのが3Dハブズのミッションです。3Dハブズはこれまでに170万点ものモノを作ってきましたが、それらのほとんどは(サービスビューローなどの)プロの業者によって作られてきました。より高品質で信頼できるモノづくりを強化するために今回の決定に至りました」と説明している。 3Dハブズの決定について、3Dハブズに3Dプリンターを提供してきていた個人の3Dプリンターオーナーから怒りの声が噴出している。 3Dハブズはオランダの起業家ブラム・デ・ツウォート、ブライアン・ギャレットの二人が2013年4月に設立した。同社に接続している3Dプリンターをインターネット経由でユーザーが利用した場合、オーナーが一定の手数料を受け取る仕組みを提供していた。
掲載日:2018年9月12日:NASCARのレーシングチームが3Dプリンターでレースカーのパーツを製造
NASCARのレーシングチームが3Dプリンターでレースカーのパーツを製造NASCARのレーシングチームが3Dプリンターでレースカーのパーツを製造し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 パーツを製造したのはアメリカのチーム・ペンスキー(Penske)。ストラタシスの3Dプリンターで、カーボンファイバーを配合したナイロン12を素材に製造したという。 「シーズン中ドライバーがレースに集中する中、レースカーのデザインと開発という別の競争が始まっています。3Dプリンターを使ってパーツを製造することでチームに多くのメリットがもたらされます。より良く、より強いエアロダイナミックのデザインのパーツを作ることが可能になります。早くパーツを作ることで、チームの競争力も高まります」とチーム・ペンスキーのマット・ギンベル・プロダクションマネージャーはコメントしている。 チーム・ペンスキーが使ったのはストラタシスのフォルタス380mcカーボンファイバー・エディションシリーズ。これまでに航空宇宙、自動車などの業界で導入が進んでいる。 フォルタス380mcカーボンファイバー・エディションシリーズは、現在シカゴで開催中のシカゴ国際工作機械見本市(IMTS)のストラタシスのブースで展示されている。
掲載日:2018年9月11日:HPがシカゴ国際工作機械見本市でメタルジェット3Dプリンターを展示
HPがシカゴ国際工作機械見本市でメタルジェット3Dプリンターを展示HPが、現在シカゴで開催されているシカゴ国際工作機械見本市(IMTS)で、新たに開発したメタルジェット3Dプリンターを展示している。HPによると、同社のメタルジェット3Dプリンターは、従来型の3Dプリンターの「50倍の速さでプリントできる」としている。 メタルジェット3Dプリンターの造形サイズは430 x 320 x 200mmと大きめで、四つのノズルと二つのプリントバーを搭載している。 HPによると、同社のメタルジェット3Dプリンターは、これまでにイギリスのGKNや、フォルクスワーゲンに試験的に導入され、ギアシャフトノブやミラーマウントなどの部品製造に使われているという。 メタルジェット3Dプリンターの価格は39万9千ドル(約4,389万円)で、本格的な出荷は2020年から始まるとしている。 HPは2016年に独自開発したポリマーベースのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターをリリース、インダストリアル3Dプリンター市場に本格参入した。同社のマルチジェット・フュージョン3Dプリンターはこれまでに相当のシェアを確保したとみられ、メタルジェット3Dプリンターのリリースによりメタル3Dプリンター市場でも一定のシェアを確保すると業界関係者は予想している。
掲載日:2018年9月10日:イギリスのユーチューバーが3Dプリンターで空き缶ポータブルスピーカーを製造
イギリスのユーチューバーが3Dプリンターで空き缶ポータブルスピーカーを製造イギリスのユーチューバーが3Dプリンターで空き缶ポータブルスピーカーを製造し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 製造したのはイギリスのシェフィールドに住むロビン・ハートリー氏。キャドベリーのホットチョコレートドリンクの空き缶をベースに、電子基板などを埋めるスケルトンを3Dプリンターで製造した。ハートリー氏は、普段は捨てられてしまうものを使って何かクールで便利なものを作りたかったという。 同氏、はポータブルスピーカーの作り方を収めた動画をYouTubeに公開している。それによると、ポータブルスピーカーの製造にはホットチョコレートドリンクの空き缶のほか、オーディオアンプ、8オームのスピーカー、ポテンショメーター、DC電源ジャック、スイッチ、10Mのボルトとナットが必要としている。 空き缶の内部に収めるスケルトンの3Dモデルはハーリー氏がFusion360で製造し、ハーリー氏のウェブサイトからダウンロードできる。また、コントロールパネルとカバーの3Dモデルも同様にダウンロードできる。 ユーチューバーが自作したモノを動画とウェブサイトで公開する機運は世界的に高まっている。こうしたトレンドは今後も拡大しそうだ。