3Dプリンター技術研究所

インクジェット液材料開発
3Dプリンター関連の研究開発支援について

3Dプリンターが、今後益々ビジネスの領域を広げていく中で、当研究所においても研究開発テーマの探索から 実際の研究開発まで、調査や開発はタイミングを逃さないように、急を要しているのではないでしょうか。 そのような状況の中で、弊社ではこれまで16年以上にわたってインクジェットのものづくりの研究開発支援を 行ってきたノウハウを活かして、この度3Dプリンター関連の研究開発支援ビジネスを開始しました。

インクジェット式3Dプリンターの液材料開発支援

評価ヘッドはコニカミノルタ社、富士フイルムDimatix 社、RICHO社、SIIプリンテック社、東芝テック社より選択可能です。

現在準備中の支援内容

インクジェット式3Dプリンター開発

インクジェット法による3Dプリンターは粉末積層法とUV硬化積層法があります。
それぞれのプリンター方式には関連した特許があります。まずはこれらの特許調査から始めた上で、3Dプリンターの開発を行うかどうか決定する必要があります。
開発を行う場合、最も重要なポイントは、液材の開発、ヘッドの選定、液とヘッドの合わせ込み、造形プロセスの確立、信頼性の確立等になります。造形プロセス開発以外は、通常のインクジェットの工業応用分野への応用開発と何ら変わりません。当研究所はこれらの工業応用分野での16年以上の経験を元に、3Dプリンター分野に展開していますので、多くの技術資産が活用できます。
また、プリンターを自社開発するのではなく、既存のメーカーからOEM調達するという方法もあります。しかしどのメーカーのプリンターが最も自社用途に適しているかを判断しないで、OEM調達の話もありません。既存プリンターについての技術的な深い理解が、判断には必要になります。

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低価格FDM3Dプリンター開発

雨後の竹の子のごとく、世界中で低価格FDM3Dプリンターメーカーが生まれています。その背景にはイギリスが発祥の地である、オープンソースのRepRap の存在があります。ここから生まれたクローンが世界中で増殖中です。
基本特許も切れているため、これからこのFDM3Dプリンター参入することも可能ですが、特徴を出しにくい点があります。
使いやすさや造形品質の向上、低価格化等通常の発想の中で考えられる事では、差別化は難しいでしょう。ヒントはこのプリンターが普及していったときに、どのような人がどのような目的でこのプリンターを使うかにあります。普通のインクジェットプリンターも最初は文字の印刷用、そして年賀状への印刷、CD-Rへの印刷、大判用紙への対応、顔料インクによる耐光性の向上、FAXやcopy機能の追加、デジカメやスマホからの直接印刷等20年間に、次々と進化してきました。その意味ではFDMの3Dプリンターはまだ生まれたてのホヤホヤといえます。

ビジネスのチャンスはまだまだあります。当研究所の研究員にはこのRepRapに詳しい者がおりますので、開発の計画や、開発のポイントについてもアドバイスが可能です。

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